紙の本
驚かない日本語?
2020/02/25 00:55
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
字が大きくて、内容もすっきりの読みやすい本でした
まず、日本語の習得は外国人には難しいのでは?という思い込みを双方からなくしましょう!
というところから、具体的な文例をあげ、ほら、こんなに簡単だから、国際語にも向いている話言葉ですよ
という風に至るまでの文例が豊富で、さすが日本在住40年の経験
しかし、日本語をマスターするまで、数年しか掛からなかったとか、しかも、その間、ロシア語、ポーランド語もマスターしたという、その方法論なども披露されてますが、誰にでも応用出来るかは、疑問
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日本語はそこまで難しいわけではないですよ〜、なぜなら、、、。という内容。言語とはそもそもという本質論はおもしろい。
言語を学ぶときは、母国語の意味に置き換えず、真っ白な状態で学ぶと良いらしい。外国語を学ぶ気がない私にはピンと来るわけもない。
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タイトルは日本人受けを狙ったのだろうが(編集者がつけた?)、内容は言語に対して非常に中立的。
中立に論理的裏付けをしながら、話し言葉としては、国際語に向いた言語であるとの主張がされている。
話し言葉としての柔軟性が非常に重要なポイントとなっており、少ない単語の組み合わせで多彩な語彙を紡ぎ出している、という評価は眼から鱗だった。
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タブラ・ラサの概念が言語習得の極意こと。言語とナショナリティとは。日本語と言われている言語の美しさ、とは。
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「日本語は世界の中でも特に難しく、外国人には理解できないものである。」
これは本当なのか?
日本に住み、日本語、日本文学を研究してきたアメリカ人による日本語論。
確かに、日本語が構造的・機能的に他の言語より特別難しいというものではないらしい。むしろ、つくりとしては簡単な方であるようだ(著者によれば)。
どんな言葉でも、自分の「第一言語(母語)」のイメージを下敷きにして覚えようとするから難しい。
第一言語のイメージを消し去って学べれば、子どもが初めて言葉を覚えるのと同じことで、自然に覚えられそうなものだが。
今となっては完全に第一言語、加えて「第一文化(これは本書の中で出てくる言葉ではない。自分のベースになっている文化というか)から自由になって学ぶことはほとんど不可能か・・・。
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面白いです。日本語の本当の「嗜み」「魅力」「良さ」などは外国人には理解できないという謎の合意が日本人にはあることを指摘しつつ、日本語の魅力はオノマトペにあると力説している。こんなにも真面目に、真っ向勝負でオノマトペを褒めているとなんだか日本人全体が褒められているようで気持ちが良い。ゆくゆくは「日本語が世界を救う」とまで言い出す始末。トンデモ本なのか、超真面目なのか、判断つかぬまま読む楽しさ。結局バカにできない説得力にやられ、本当に日本語が世界を救う気がしてくる。おすすめ。
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「日本語は日本人にしか理解できない」「日本語は曖昧な言語である」「外国人にとって日本語を学ぶのは難しい」いずれもよく耳にする言説だが、著者はこれらについて「誤りだ」と一蹴する。
日本人が外国語を理解できるなら、外国人にも日本語は理解できる。日本語が曖昧な言語に思えるのは背後にある日本文化や習慣、考え方についての知識が欠けているだけであり、実際、日本人同士は「曖昧な言い方」で明確な意思疎通を実現している。私も常々似たような事を感じていて、いずれの見解も腑に落ちる。
興味深いのは、「日本語は、その柔軟性と、日常的に使う語彙の少なさゆえに、多くの外国人にも簡単に使うことができる言語」だという指摘だ。著者は、日本語が世界語になれる可能性までも論じている。
私は日本語の助詞や動詞、形容詞などの「活用」が外国人による日本語学習を困難にしていると思っていたのだが、著者によれば語尾を変えるだけで時制を変えられたり、動詞を形容詞化できたりするのは「なんと簡単で便利な変化なのでしょう!」ということらしい。目から鱗が落ちた。