紙の本
もうすぐかも
2021/01/14 23:44
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙エレベーターを初め、核融合エネルギー、拡張現実(AR)等、様々な科学の話題を取りまとめた一冊。最近こういう「夢のある未来」を語ることが少ない感じがします。
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1488.html
Netgalleyで紹介されていたのでDLして読みます。
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【内容紹介】
「近いうちに実現するかも」と言われている新しい科学技術が、本当のところはどうなっているのかを解説!
新しい科学技術が誕生し、近いうちに実用化されるのではいうニュースをよく見聞きするだろう。しかし、その後どうなったかを知らされることはほとんどないのでは?実際、予想とおりになるものは少なく、多くの予測は誤りとなる。つまり、言いっぱなしの状況だ。それでよいのか?この本では、「宇宙エレベーター」「核融合エネルギー」「臓器プリンター」「ロボットによる建設」といった最新科学技術をとりあげ、それらが「現状どうなっているか」「なぜ実現できていないか」「今後どうなるか」を解説する。皮肉っぽい語り口とシュールなマンガで、思わずニヤリとしながら、手軽に楽しみがなら、科学技術の本当のところを知ることができる。
とっても夢のある内容なのですが、いかんせん読みにくい!和訳本にありがちな、悠長で長ったらしく、こそあど言葉だらけで何を言っているのかよくわからない文章で、内容が全然頭に入ってきませんでした。翻訳することによりアメリカンジョークが意味不明になるのと、少々科学的で難解な内容だからというのもありますが、もう少しどうにかならなかったのか…。
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【感想】
アメリカ特有の言い回しに慣れるのに時間がかかりました。
慣れるまでは話があちこち移ったり、遠回しな表現にイラっとします。(しかも例えがわかりにくい。)
これから来るであろう10の技術を紹介されています。
まだ先が長いだろうということで(話のネタとして)お蔵入りさせた技術もいくつか触れています。
お蔵入りの中に量子計算が入っていることには疑問を感じました。宇宙エレベータよりもよほど実現しそうな気がするのに。
一字一句読むのではなく、話の種として読み流すくらいの姿勢が良いと思います。
話の内容はとてもよく調べられているなと感じました。
これから読む方の参考になればと概要を以下にまとめます。
【前提】
技術とはゆっくり進化するのではない。
関係のない技術が転じて、応用されて突然進歩する。
だから、何年後に実現できるかという予測は不可能。
1.宇宙へ行く方法
◆現状
現在のロケットはチーズバーガー1個運ぶのに2500ドルかかる。
体積的には推進剤が多く、価格的にはロケット本体が占める(使い捨て)
◆課題
価格の問題がでかい。
◆解決策
方法1.イーロンマスクが再利用ロケットに取り組んでいる。改修費はまだ大きい。
方法2.飛行機の高度を上げる(スペースプレーン)。空気の濃さによって複数のエンジンを使い分けることが必要。技術は確立されていない
方法3.銃のように一発で加速させて打ち上げる。(スペースガン)空気抵抗が壁となる。ジュラルドブル博士が取り組んでいたが、暗殺された。(この話は面白かった)
方法4.宇宙エレベータ。チーズバーガー4個を250ドルで運べるようになる。ケーブルの引張強度が強い素材が見つかっていない。必要強度は3000~8000万ユーリ※チタンは30万ユーリ、ケブラーは250万ユーリ。カーボンナノチューブが安定かつ大量生産できるようになれば可能性はある。現状、綱まで作れないが。さらに、宇宙エレベータは雷に弱い。修復がむずい。
2.小惑星採掘
◆この技術の意義
地球では得られにくいレアメタルなど手に入るメリットがある。
宇宙ステーションの建造材を小惑星で賄えるとコスト安になる。
◆課題
採掘がむずい。
ハヤブサのように掘るか投げ網をする手段が検討されている。
3.核融合エネルギー
◆技術の概要
核融合は太陽で行われている。
核融合(水素と水素をくっつけてヘリウムにする)を重力以外でやる方法は既にある。=水素爆弾。水素爆弾は一部核分裂含むが。しかし危ない。
安全に行うにはレーザーを用いる。
核融合のリスクはトリチウムが漏れることだが、核分裂と比べれば非常に少ない。
4.トランスフォーム
◆この技術の意義
折り紙ロボットや住宅が自分で最新モデルに改築されたり。
5.ロボット建設
◆この技術の意義
速く安く正確に作れれば労働力削減に貢献する。
◆課題
ロボットに人間のノウハウを伝えることが大変。(たくさんの判断基準を伝える必要がある。いわば経験。)
各作業に最適なロボットの種類を増やすか、汎用ロボットを作るかという課題がある。
◆解決策
巨大3Dプリンタなら可能。プラスチックの家は臭くて嫌なので、枠組みをプラで作ってコンクリを流し込むとか。巨大3Dプリンタなら24時間で1棟作れてしまう。
ロボットが高価で大きいことが将来的な課題。
また、現在の法律では家を建てる際に検査員によるチェック項目が複数回にわたるので数時間で家を建てることが許可されていない。
6.拡張現実
◆課題
バーチャルなポリゴンの位置情報取得が課題。(ポケモンGOよりもリアリティを増すために必要)
7.合成生物学
◆この技術の意義
例えば人にアレルギーを起こさない化学物質に改造するとか
ブタの臓器を人に移植可能にするとか
人の細胞の一部を書き換えて病気を検知できるようにする。
8.プレシジョンメディシン(精密医療)
◆この技術の意義
判断の難しい病状を血液などから得る。
情報(バイオマーカと呼んでいる)からAIなどで判断する。
がんの早期発見。
遺伝性疾患であることを突き止めてゲノムを書き換えるとか。
薬の反応の個人差を正確に評価できる。(コーヒーを飲んで眠れない人もいれば熟睡する人もいる)
代謝情報がわかる。
ストレスの度合いもわかる。
◆課題
分析できる専門家が少ないことが課題。
治療法などがカスタマイズ化するということは高額になるということ。経済的に育ちづらい。
9.バイオプリンティング
◆現状
現状1ミリの細胞の板までなら可能。=血管に応用できそう。
◆課題
長持ちするバイオインクの素材が課題。(製作途中にどんどん腐ってしまっては意味がない。)
10.脳、コンピュータ、インターフェース
◆現状
脳を読み取る方法:電気信号や磁気信号、血流から読み取ることができる。
脳の能力を上げる方法:電極を埋め込んで電流を流して活性化させている間に学習させるとか。そういう研究がある。
脳に記憶を移す方法:海馬が機能しているがこれに対するアプローチはまだない。
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フィクションや未来の技術などで取り沙汰される科学の話を、フランクな文体で紹介している1冊。
小難しく無く、親しみやすい雰囲気なので科学に詳しくない人でも楽しめる本だと思う。
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軽いアメリカンなノリと文体についていけない。
事実だけを科学的に書いてくれたらそれで良いのだが冗長で鬱陶しい。
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地球低軌道へのロケット
重量の80% 推進剤、16% ロケット本体、4%が荷物
推進剤を運ぶために推進剤が必要
荷物1ポンド(450g)に1万ドルかかる
費用の大半はロケット本体
スペースシャトルは改修費用が高く通常のロケットより、高くついた。
宇宙ステーション 秒速8kmで 1日16回地球を回る
宇宙エレベータは地球と同じ一回転
小惑星から宇宙旅行に必要な燃料をつくる
核融合
2個の水素同位体→1個のヘリウム+エネルギー放出
融合には膨大なエネルギー:太陽は重力を利用
核分裂で水素をぶつかり合わせる
各分裂の維持が難しいので安全性は高い
建築ロボット
宇宙に人が住むための住居をロボットが先に作る
鼻
2つの穴、交代で粘液で数時間おきに呼吸
CRISPER-Cas9
DNAを切り、修復される前に新たなコードを打ち込む
DNAは100万年経つと再生が難しくなる
現代のアジアゾウとマンモスの部分的DNAの比較から
マンモス的なゾウを生み出すことはできる
マイクロRNA
血液中のがんの形跡を見つけられる
個人の遺伝子データによる差別(保険金、雇用・・)
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内容はタイトル通り。
くだけた調子の文章もタイトルから推測される通り。
なのでタイトルに興味抱いたら、読んだ方がいい。
ジョークと、時々出てくるマンガについては、日本人ウケはしないと思う。アメリカだなぁ って感じ。