紙の本
犬だって結構純やで
2020/08/16 08:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんともわかりやすいタイトルやな。
そやけど、そのままやんけ、これ犬の話やろ。
この絵本を作ったのは、自称人形いたずら作家のペク・ヒナさん。韓国の絵本作家さん。
この人の絵本は独特やけど、独特というのはほめ言葉で、とっても力強い。
読んでて、力が湧いてくる。
というか、自分も人間やなと納得してしまう、そんな絵本や。
そやけど、これは犬の話やから、自分も犬やなと納得することはない。
グスリという雑種の犬が「ぼく」や。
何しろグスリのオカン(母親)はこのあたりのボスママで、ぎょうさん子供を産んでいるからグスリの異父兄弟はたくさんいる。
その数、なんと、数数えるのがじゃまくさくなるほどたくさん。
それをペク・ヒナさんは人形で作ったんやから、すごいな。
なかなかできへん。
そのページ見てるだけでも、感心してまう。
それにペクさんの人形のオモロイとこは、人間の造形。
グスリの今の飼い主、おとうさんも、その子のドンドンも、それにおばあちゃんも、こんな人たちおらんはずやのに、きっとその辺にいそうに思えるのがけったいや。
だけど、ホンマなんや。
そういう、どこにでもいないはずなのに、いそうというのが、ペクさんの絵本の面白さちゃうやろか。
そんなペクさんの絵本に長谷川義史さんの関西弁がこれまたよう合ってるんや。
関西弁にも生きる強さみたいなもんあるやん。
だから、ペクさんの絵本に合うんとちがうんかな。
紙の本
紙粘土?
2020/10/11 16:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
わんちゃんも登場人物も紙粘土で作られているのかな?
なかなかの迫力で、見ていて面白かったです。
犬の表情もよかったです。
投稿元:
レビューを見る
スターウォーズみたい。あめだま前史。すべての家族のお出かけを見送った座敷犬の後姿と玄関の造型が細かく、シーンと無音が漂っています。
投稿元:
レビューを見る
家族が帰ってくるのをまだ?まだ?と待っているグスリの姿に我が家の愛犬の姿を見たみたいだった。
ドンドンとグスリ、いい相棒だね。
私も愛犬の小さな声にちゃんと気付くよ、夜中でも。
長谷川義史さんの関西弁の訳も柔らかくって
おはなしが一層優しくなっている。
明日、孫たちに読んでやろっと。
投稿元:
レビューを見る
犬のグスリと家族の物語。
ちょっと変わってるし、かわいくもないし、ベッドの上で○○○しちゃうし、でも、最後は意外といい話だった。
投稿元:
レビューを見る
3歳~。
キャラクターの造形が秀逸。登場人物(犬)の表情が、愛らしいのです。本物を見てみたい。
長谷川さんの翻訳もすばらしいですが、他の方が関西弁以外に翻訳したら、どんな雰囲気なるのだろう、とも思う。
投稿元:
レビューを見る
最初、?、と思ったけど、クレイで作った人形で表現された絵本でした。
これなら、絵の苦手な人でも絵本が作れるんだ〜と思い、感心しました。
途中、お母さん犬?が出てきたと思ったけど、それより今の飼い主を見つけてそっちの方に行ってしまったのかな?
そこがちょっとわからなかった。
2回読んだけど、わからなかった。わからなくても、いいな…と思いました。
投稿元:
レビューを見る
すっごくかわいい、というわけではないのに1ページめの表情で心を掴まれた。
たくさんの兄弟犬のページも見飽きない。
最初は文を読まずに表情だけを楽しみ、それから文を読んで犬、グスリの気持ちをより理解してジーン。
大人も含め、犬好きでもそうでなくても、いろんな人におすすめしたい。
投稿元:
レビューを見る
大阪弁だし、犬の名前は韓国語だしで、ちょっと馴染みがないかもと大人は思うかもしれないですが、馴染みがないからこそ新鮮で面白い様子。
投稿元:
レビューを見る
地域のボスママのもとに生まれたぼく、グスリはドンドンの家にもらわれてきた。グスリの一日を人形で描く。
いやいや、楽しい!人形の表情もすごく良いし、訳を関西弁にしたのが大正解。ラストの見開きが抱きしめたくなる。
投稿元:
レビューを見る
前作『あめだま』の主人公ドンドンくんの犬、グスリのお話。
グスリは子犬の頃、ドンドンのうちに来た。
グスリには、パンウリという母犬と、近所にはたくさんの兄弟たちがいる。
ドンドン一家は新しい家族。
ひとりぼっちでお留守番をしたり、粗相をして怒られたり、いろいろあるけれど、
グスリの大好きな家族。
グスリとドンドンが共に過ごした日々が描かれています。
ラストのほっとした表情で眠るグスリが愛おしいです。
投稿元:
レビューを見る
『あめだま』に出てくる家族の、犬が主役の物語。
ペクヒナさんの作る犬が表情豊かで、興奮や寂しさが伝わって愛くるしいです。
ラストの温かいシーンにも癒されました。
投稿元:
レビューを見る
なんといっても犬のグスリの表情、そして色合いも光も構図も全部好き。
愛おしいグスリとドンドン。
天女銭湯が一番有名だと思うけど、『あめだま」に続く、この『ぼくは犬や』と『お月さんのシャーベット』が好きだな〜。
投稿元:
レビューを見る
お祖母ちゃんとお父さんと小さな男の子ドンドンのうちに来たグスリという名前の雑種の犬のお話。
韓国の町並みやお家の中の様子もチャーミングですが、登場人物の表情が犬も含めて最高!
ペク・ヒナさん天才。
投稿元:
レビューを見る
『あめだま』を何度も読んでいたので、その絵本で飼い犬だったグスリの視点で描かれる日常は何とも犬好きには堪らない一冊。最高。
『あめだま』では亡くなっていたおばあちゃん。『あめだま』でドンドンに厳しかった愛情深いお父さん、やっぱり父子家庭やったんや。いろんな発見があり、最高のえほん。