紙の本
読み応えあり!
2021/09/14 18:56
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投稿者:沖田圭介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
城南大学陸上部監督,浦と元マラソン選手山城が日向を再度マラソン選手として再生していく物語である。
箱根駅伝の学連選抜に選抜された仲間を中心にネットワークの凄さは素晴らしく思われる。
ただ残念なのが,クライマックスが中途半端な終わりであることである。作家としては,読者の想像に任せるとの思いは窺えるが,結末はしり他のが読者の心理ではないかと思う。
しかし,読み始めると本に引き込まれることは確かである。
紙の本
あの山城の変化
2020/10/11 21:42
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「俺たちはチームだからな」。
って、そんなセリフが
あの山城の口から出る日が来ようとは!
それにしても、
スポーツでつながる仲間っていいですね!
辛さや喜び、困難と達成感、
特別な時間を共有した絆は、
消えることはないんだなあ。
紙の本
安定のストーリー力
2020/03/29 17:31
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投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり堂場瞬一のスポーツものは面白い。語られる登場人物は皆それなりに面倒くさいのだが、全体を通してみると味が出てきて良い。
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面白かったー。最後どうなるか分からないけど、山城も大人になったものだ(笑)最後一気に駆け抜ける感じが好き。「俺たちはチームだからな」
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シリーズ第3弾、外伝を含めると第5弾。実業団UAC所属長距離界の期待の若手日向誠。初マラソン優勝など派手なデビューをするが、三戦目以降は途中棄権などスランプに陥る。監督の畑山や旧友の浦は山城にコーチの依頼をするが難航。しかし、それを決心させたのは彼らの学連選抜の監督だった重病中の吉池。遺言状に託された一言が山城の気持ちを動かした。日向は過酷な練習メニューに一度は逃げ出すが、山城は日向のスランプの原因を見出だし克服させる。そして、福岡国際マラソン。なんと山城がエントリー。
「走りにきた」と山城。日向の個人的ペースメーカーとして。自分の走り以外を考えない山城だが日向の「勝ちたい」という叫びに打たれたのだと思う。その後のレース展開はヒシヒシとした臨場感を味わえた。チーム山城からチーム日向へ。元学連選抜の仲間たちの熱い思いを感じた。
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前作までを読んでいたので一層思い入れがある。まさかアイツが!?MGC導入やマラソン札幌移転などタイムリーなネタもカバーしているだけに、一年延期を描いた続編に期待したい。
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捜査が遅々として進まぬ警察小説は、読むのも遅くなりがちだが(笑)、スポーツ小説は一気に読み終える。
「チーム」から読んでいる読者には驚きの、「チームⅢ」。
あの傲岸不遜な振舞の山城が、コーチを?
本書のみを読んでも十分楽しめるが、「Ⅰ」から通読すれば、面白さはより深まるだろう。
東京オリンピックのマラソン日本代表を期待されながらも成績が振るわない日向。
彼の不振の原因は何なのか。ミステリーを加味しながら、彼を蘇らせるコーチとして山城に白羽の矢が立てられる。
説得役に起用されたのは、山城と唯一話ができるという学連選抜の仲間の浦。
様々な策を弄した結果、山城はコーチを引き受ける。
そして、紆余曲折を経て、日向はレースに復活する。そのレースには、山城の策も・・・。
「俺たちはチームなんだからな」という、以前の山城にはあり得ない言葉に支えられ、日向は走る。
クライマックスに向けて、心が熱くなり、結果を知りたくて頁を繰る手が嫌が応にも速まる。
やはり、堂場瞬一のスポーツ小説は、最高!
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』かつての天才ランナー、孤高を貫く山城のその後の物語。どう考えてもコーチに向かない山城が、かつての仲間とともに、若き天才日向を育てる。箱根駅伝の学連選抜、7年後の逆境の中でのマラソン挑戦に続くストーリーだ。スポーツを通した極上のヒューマンドラマに仕上がっている。この作者さんはスポーツ小説が警察小説の百倍うまい!
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堂場瞬一さんの,陸上長距離『チーム』シリーズの一冊。
浦大地は,城南大監督として箱根駅伝三連覇を成し遂げ,名伯楽と言ってもいいほどとなった。
その浦に,大学時代ライバルで,今はUACという比較的新しい実業団の広瀬翔から相談があった。それは在籍している日向誠のこと。
日向は,城南大で三年までは箱根駅伝に出場しチームに貢献。四年次,卒業直前には東京マラソンに出場し,初マラソン日本人二位のタイム,日本人トップでゴールし,鮮烈なマラソンデビューをした。
城南大を卒業後に実業団入りしてからも,早々にMGC出場資格を得て,北海道マラソンで優勝。
順風満帆かと思われたその日向が,調子を落としている。
UAC監督の広瀬から浦に持ち込まれたのは,今は現役を引退し,広島の大崎上島の実家のレモン農園を手伝っている山城悟を,日向の専属コーチにすること。
現役の頃から孤高の存在であり,他の選手はおろか,監督やコーチにも,練習方針を口出しさせなかった山城に,コーチなど頼めるのか……。
「チーム」「チームII」で登場したメンバーが再登場。
山城悟,浦大地,門脇亮輔などの,「チーム」での学連選抜メンバーと,その学連選抜当時の美浜大監督,吉池幸三。
シリーズを通じて,歳を重ねどんどん策士になっていく浦大地。いや,主人公でないのに,存在感。
今作では山城悟が主人公(でいいのか?)。孤高の存在でブレることのなかった山城。誰にも染まることのない強さを持ち続けた山城が,日向誠というランナーを通じて感じたものは。
ある意味,他者と境界線を引き,その才能ゆえに孤独な世界にあった山城が,話が進んでいくごとに精神的に解けてきているように見えた。
そして日向が山城に反発しながらも,得たものは。
レースに至るまでの,心理描写もすごいなあと思いますが,とにかく。
とにかく,レースシーンは圧巻です。
選手同士の息遣いとか,駆け引きとかも感じるような。
自分も,ものすごい速さで走っているような。
これは実際に読んで,感じていただきたいです。
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山城コーチと日向選手の最後の熱い走りに感動しました。
できれば走破タイム(結果)まで書いて欲しかったです。
それとも続編のチームⅣがあるのでしょうか?
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3部作(たぶん)の3作目。
山城がスランプに陥った若手天才?ランナーのコーチとなる。
既に陸上界で指導者などで活躍している「チーム」の面々も活躍する。
山城の最後のレースもまさかだが、最後のセリフもまさかだった。
1冊目から通読したくなった。
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自分は堂場瞬一はスポーツ小説もっと書いて欲しい。
スポーツ小説を読みたいです。
面白かったです。
警察小説は他に一杯います。
スポーツ小説は他に居ないと思います。
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4.0
前半はこの話はどこへ向かうんだろうと思いながら読んでました。山城よりは日向の価値観がどちらかというと多数派なんでしょうね、ただ、最初は日向にはあまり良いイメージは湧きませんでしたし、同調出来ませんでした。
限界を超えてこそ限界が広がるっていうのは確かにその通りだと思うし、限界までやり切ってこそ見えるものもあったりするんでしょう。
自分もスポーツやりますが限界まで追い込んでこそ、達成感や充実感を感じられます。それもスポーツの魅力の一つだと思います。やっぱりスポーツっていいな!と思えるような話でした。
でも、オチがちょっと、ゴールとその後を少し書いて欲しかった。
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67前作と随分間が空いてしまったけれど、読んでるうちにこれまでのレースが蘇る。この作家は多作ゆえ最近は外しもあるけど、スポーツ系はいいね。まあゴールまで読みたかったけど笑
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フルマラソンを経験してるから、面白さが倍増する。山城と浦のコンビが素晴らしい。
フルマラソンを走り切った爽快感がある。
TEAMⅣで山城がどんな活躍をするのか楽しみ。