堂場瞬一氏の人気「刑事・鳴沢了シリーズ」の傑作の一つです!
2020/07/18 09:05
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数々の警察小説シリーズや『犬の報酬』、『白いジオラマ』、『奔る男 小説 金栗四三』といった話題作を提供してくださっている堂場瞬一氏の作品です。同書は、同氏の「刑事・鳴沢了シリーズ」の一冊です。内容は、新潟県警捜査一課長だった父が死にました。葬儀の翌日、一人の男が了を訪ねてきます。殺人事件の被害者遺族である彼の目的は、父が遺した唯一の未解決事件の再捜査だったのです。遺品の備忘録に綴られた捜査への執念、犯人と名指しされた男の存在、そして謎の記号。「捜一の鬼」と呼ばれた父を超えるために、了は必死で捜査を続けていきます。一体、この後、どう展開していくのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初からいきなり、捜査一課長の父親の死亡…そして、その父親の未解決事件へと進むので、一気読みしました。実は、読み始めたときは、数日に分けて、読み進もうと思っていましたが……。
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鳴沢了シリーズの5作目。
父が亡くなり、その身辺整理のために新潟に戻った了。
そこで、生前に父が解決出来なかった事件をプライベートで解決することになる。
事件以外にも生前の父が了名義で残してくれた車の件は、もしかしたらその事件を解決してもらいたいという思いからなのかなと穿った見方をしてみたり。恋人である優美との間にも変化の兆しがあるのかな。
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題名の通り、鳴沢が父の葬儀のため新潟へ帰り、父の唯一ともいえる未解決事件に取り組む第5巻。
警視庁所属の鳴沢には新潟ではもちろん捜査権がなく、私立探偵の如く事件を追う。手助けしてくれるのは、新潟県警時代の相棒大西海。
時効となったこの事件の真犯人は誰か?
ミステリータッチの展開となるが、途中「まさか」という意外の言葉や、鳴沢の父が一歩踏み出せなかったことなどから、犯人の予想はついてくる。
この捜査をきっかけに、反駁の対象だった父の素顔や本質を見出せた鳴沢は、父を認めることができるようになる。
家族のしがらみを超えた鳴沢の次の課題は、優美と勇樹のアメリカ行き。
アメリカでの鳴沢を見られるのは、第7巻?
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殺人事件の被害者遺族に依頼された、父が遺した未解決事件の再調査。「捜一の鬼」と呼ばれた父を超えるため、了は再び故郷に立つ。〈解説〉加藤裕啓
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新潟県警捜査一課長だった父の葬儀の翌日、ある男が鳴沢を訪ねてきます。
殺人事件の被害者遺族を名乗る男の願いは、父の唯一の未解決事件の再捜査でした。
犯人と名指しされた男に再度話を聞き、周辺の聞き込みも始めます。
捜査権もなく、時間も限られた中、邪魔者の存在もあり、聞き込みは難航を極めます。
父を超えることが出来るのか。
しかしそこには意外な真相が待ち受けていました。
とにかくこのシリーズは面白いです。
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警視庁に移ったのでもう新潟はないだろうと思っていたがまさかこんな方法で帰郷するとは!どちらかに軸足を置いた話が多いので東京と新潟を股にかけた作品に期待。
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『捜一の鬼』と言われた、父・鳴沢宗治が亡くなった。
葬儀の翌日、ひとりの男、鷹取正明が鳴沢了を訪ねてくる。『時効になった殺人事件を再捜査して欲しい』と。鷹取は、15年前に父を殺人事件で亡くしており、『犯人は羽鳥だ』と告げる。
その殺人事件は、父・鳴沢宗治が唯一未解決の事件であった。
父への挑戦、父への想いから、新潟の街で、鳴沢は事件を調べ始める。
父の未解決事件への想い。
父の家族への想い。
事件を調べるうちに、明らかになる自分の知らなかった父の姿。
事件の真相は…
未解決事件は解決できるのか…
もっと、父と話すべきだった…
わかりあえたはずなのに…
今ならわかるんじゃないだろうか、父が警察官になることを止めた理由が…