紙の本
笑い声が疑問
2023/09/12 19:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうなるのかな~と、長い本だが一気に読んでしまった。
気になったのは、登場人物たちの笑いとして「あっは」が連発されること。。。
ラストにも驚かされました(「教皇」が何故ずっとこんなことしてるのか、茶碗をひっくり返されたら終わりじゃないかなど疑問はのこったが)。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。キャリアの生態や組織内政治とかも興味深い。。
時折冗長だったり、発言者が違うのに事象表現が同じだったりが若干残念だったが、ラストも良かったし、大長編だけど、飽きさせない面白さだった。
投稿元:
レビューを見る
最初からひたすら説明説明で本当にウンザリしながらもしかしたらこの後面白くなるかもと読み進めました
何度も挫折しそうになりながら読み進めると終盤今までのダラダラしたところをキレイに回収して結果とても良い読後感で終わりました
でもこの2/3くらいの量でサクサク進めてくれたらなあとは思いました
投稿元:
レビューを見る
舞台となる愛予県愛予市は普通に考えれば愛媛県松山市だが。
キャリア警察官僚出身の作者だが、けれん味が効きすぎてリアリティがあるのかどうかよくわからない。
肉を切らせて骨を断つ作戦などは、お話だろう。
投稿元:
レビューを見る
愛予県警に公安課長として赴任するキャリアの新任警視の任務は新興カルト宗教集団への討ち入りそして毒殺された前任者の弔い合戦!着任するまでに200ページ余、終章まで640頁の大作だ。お約束のどんでん返しを期待し騙されまいと伏線を見落とさないよう、登場人物を疑いまくりながら読み進めたが、最後はやられました。まいった。夜中にクライマックスを読み始めたら朝までやめられなくなって困った。めったにない☆5つ。
投稿元:
レビューを見る
25歳で愛予県の警察本部公安課長に任命された警察キャリアの司馬。赴任直前に警察内部で起こった毒殺事件はカルト教団による犯行なのか。読み応え重量級の公安警察ミステリ。
普通にミステリ、という頭で読むと、いかにもお役所な警察内部のあれこれを描いた部分がかなり多くて、事件はまだか、ってなってしまいます。メインは公安警察小説といった印象でした。いろいろと大変なんだなキャリアも……。
一方ミステリ部分はといえば。毒殺事件はいたってシンプルな状況に思えるものの、「キューピッド」とか「中華鍋」とか謎の言葉の意味が分からん……いったい何なのこれ、って思ってたら。6章からの展開にひっくり返りました。なんじゃそれ、凄まじすぎ! そしてミステリのロジックとして犯人を指摘する手掛かりが、実はそこここに緻密に仕込まれていたことにも愕然。
投稿元:
レビューを見る
★5つ
警察組織のアレコレもふんだんに盛り込み、魅力的なキャラ増産し、対立構造を箱根細工のように組み立て、エンタメに徹したストーリーに、緻密な構成でラストまで描く
読むしかないよね(´・ω・`)
(オニキスの時から警察組織に詳しいと思っていた)
投稿元:
レビューを見る
p637のボリュームだったが非常に楽しめた.前半はキャリア警察官僚の司馬達の地方への凱旋の話だが、赴任時点で前任者の謎の死去があり、読者の気をそそるスタートだ.カルト集団MNの総本部がある県での司馬の活動は、信頼のおける地元の連中以外に当該組織に被れた警察官僚も存在も無視できない状況であり、司馬の推理もやや鈍った感じもあった.公安に纏わる隠語が多発することでストーリー自体の面白味が倍増したが、P548からの澤野警備部長との一升瓶での探り合い、更に彦里嬢の振る舞いなど非常に楽しめた.全体としてはやはり本栖充香の存在がハイライトだと感じた.
投稿元:
レビューを見る
この著者の“新任”シリーズに共通しているのは、①新任の警察官であること、②愛予県警察と言う架空の県警本部が舞台であること、の二つだけで、最初の“巡査”は地域、次の“刑事”は文字通り刑事、そして、この“警視”は警備(公安)と、警察組織の中での組織も異なっています。
あ、よく考えたら、最初の“巡査”とこの“警視”は階級だけど、二つ目の“刑事”だけ階級じゃないな。『新任〇〇』と4文字に収めるため?
面白いです。上で「共通項は二つ」とか書きましたが、もう一つ共通項がありました。最後の最後で、どんでん返しが起きるという。この作品も、残りページ数が気になり始めた頃、事件は解決に向けて大きく動きます。ほんとう、大どんでん返し。
この著者の、この“新任”シリーズでは、最後に大どんでん返しが起きるという事は既に知っていたので、「あ、これは伏線だな」と思いながら読み進めたんですが、いつくかのカラクリは予想通りでしたが、一つ大きな事には気づきませんでしたね。言われてみれば、と言うやつですが。
“刑事”では、主人公は巡査長で、階級としては巡査だったのですが、巡査・巡査長ときて、いきなり警視。階級は上に向かうように書いているようですから、次は警視正いじょうしかないんですが、そんなに上になると、事件では指揮官としてくらいしかからんできませんからねぇ。続きはあるんでしょうかね?
投稿元:
レビューを見る
103まほろ氏の中で一番面白かった。長いけど仕事サボって続きを読みたい作品は久しぶり。伏線も仲間の描写も納得だし、やっぱり悪い奴が勝つより思いのある方が勝つのがいいね。楽しいお話でした♪
投稿元:
レビューを見る
圧巻のリアリティ。人間として偉いかどうかなんて関係ない。みんな役割を演じているだけ。仕事中は自分の性格上どんなに難しいことでも、役割を全うしなければならない。
投稿元:
レビューを見る
登場人物一人ずつに好感を持ちまくる。
つくづく私はぞなぞなおじさんたちが好きなんだなぁと実感。
古野まほろは陰惨な展開になるパターンも多いから若干警戒しつつ読むんだけど、今作は、事件はともかくずっとただよう牧歌的な空気に癒されて、ずっとぞなぞなおじさんたちの仕事人っぷりを観察していたかったぐらい。
解決編の驚きも納得感も心地よく。
久しぶりに読み出したら止められない楽しい時間を本の分厚さを堪能しながらすごした感じ。
愛予県にふるさと納税させてくれ!
投稿元:
レビューを見る
警察小説初心者からすれば、事件概要や警察の仕組みなどをくどいほど繰り返し解説してくれており、話に入りやすかった。
この分厚さに加えて二段構えの書式に一度は挫折するだろうとも思ったが、思いの外淡々と物語が進んで行き久しぶりに時間を忘れて読み込める本だった。
主人公司馬達…最後の最後までへっぽこだとばかり思ってたのにあのどんでん返しはずるい!!
見事な終幕(>人<;)
投稿元:
レビューを見る
お仕事小説なので、助長なほど仕事内容が書いてあり、遅々として話が進まない感が我慢できれば、最後の大どんでん返しは本当に爽快。