紙の本
あこがれる生き方
2023/09/07 15:59
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投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸能界で活躍するのは並大抵なことではないだろうと思いますが、松尾さんの生き方は痛快です。この様な生き方ができるなんてうらやましい半面、自分にないものばかりなのが、羨ましいと思いました。
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人の半生というのはかくも面白いものなのか。筆致も軽妙でとても読みやすかった。次回作というのがあるのであれば期待したいが、これ以上の文章が引き出せるかが見物という気もしています。
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とにかく、ドラマチック。ちょっと、ホロッときたり、大笑いしそうになったり、今の松尾さんがあるのも、この本に書かれた日々があったからなんだろうと思える。
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とんでもないろくでなしだな。
酒で身を滅ぼしそうになるし、借金は作るし、惚れっぽいし。
よく泣くし。
でもとてつもなく情に厚く、失敗しても起き上がる強さがあって、強運を掴む力がある。
やっぱり、この人好きだわ。
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松尾諭=「水ドン」=「まずは君が落ち着け」となる。
他にもいろんなドラマや映画で顔を見てきたが、いまはとにかくあの場面が一枚の絵のように目に浮かぶ。
少し舌ったらずなのかあまり滑舌はよくないし、みかけもなんとなくもっさりとしていてぱっとしない。たけど、嫌みがなく友だちになりたいようなタイプ。
そんな松尾諭の自伝的エッセイ。
いや、この方、なかなか波乱万丈な人生を歩んでおられるね。俳優になるまでのあれこれや、俳優としてそれなりに順調に仕事をこなすまでのあれこれもとても面白いのだけど、14回振られた話やプロポーズ秘話、そして家族との物語に思わず涙腺が…いや、涙腺緩いのはご本人。とにかくよく飲んでよく泣く。
芸能界で生きていくのに必要なのはまず才能だと思うのだけど、松尾さんは「人を呼び込む」何かをもっているんだな。まぁ、それも一つの才能なのかもしれないけど。
芸能人のエッセイって、あまり読んだことがないのだけど意外と面白いんだな、と思ったりして。
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とても面白かったです^ ^
松尾愉さんという「シンゴジラ」でお馴染み、まだ現役で活躍されている俳優さんの自伝エッセイで、ドラマや映画の出演も記憶に新しかったりして、本作の中に取り上げられている作品も、「そういえば出てたっけ」と見直しながら楽しんでいました。
淡々と語っているけどとてもユーモアがあって、ところどころ笑ってしまいました。
松尾さんが書いた挿絵も味があって好きです。
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【拾った航空券の持ち主は、芸能事務所の社長で――】自販機の足元で航空券を拾ったらモデル事務所に所属することに。名脇役松尾諭が書く波乱万丈の恋、そしてアメリカでの悲喜劇。
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各話の結びで新たなエピソードに触れつつ「また別の話で」と御決まりの締めでテンポ良く次の話に繋いでいくところはなかなかの巧者だけど、話の中身に色々あれど、どこか本人の厚かましさを感じてしまうのが読後感を損なう。
アメリカでの顛末ではそりゃ大変だったろうな、電話通訳のことを知ってたらなと同情しつつ、外国人の無保険治療で一千万円⁈はかかるはずのところが諸制度や関係機関のおかげで無料になりましたという顛末に米国の懐の広さを痛感。
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自販機の下で航空券を拾い、落とし主がモデル事務所の社長だった、ご縁があり事務所に入る。恋愛のこと、借金のこと、役者業、お兄さんに会いに行くこと、ある俳優の半生。
面白く描かれ、章の終わりに「〜というのは次のお話で」で終わり、調子良く読み終えました。松尾諭さんご自身のことをベースに書かれたものなのでしょう。主人公に起こった事柄に興味を引くだけでなく人当たりがいい人なんじゃないかなあと感じました。どのような道を進んでゆくのか読み進めていきましたが、後半はお兄さんのことで山場を迎えました。アメリカにいるお兄さんを日本に返そうと奮闘、重苦しくはなく、ホロリとくる絶妙な流れでした。最初から最後まで通して、作者者の人間味が出てて、軽快な感じで、よかったなあ〜面白かった。
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最後に、史実に基づくフィクションと書かれていたので、どこまで本当なのかしらと思いつつ、後半のお兄さんにまつわる話、興味深くドラマのようでした。
著者のいい加減な人半生(笑)、でも結構こんなもんですよね、なにか個性や癖がないと俳優業で大成しませんね。
俳優として応援していますー
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作者の生い立ちから食えるまでの自叙伝風エッセイ。
1 拾った男
2 あぶないおとこ
3 マイ・ファニー・バレンタイン
4 スウィートホーム
5 地獄の黙示録
6 ゴッドファーザー
7 な、な、なんと
8 失格人間
9 ザ・シークレット・サービス
10 ジュ・テーム・モワ・ノン・ブリュ
11 間違えられた男
12 雪が降った日
13 強く雨が降った次の日
14 おーはまぼー
15 ホームスイートホーム
16 川の流れのように
17 美少女戦隊セラセラムンムン
18 プロポーズ大作戦
19 お憑かれどすえ
20 同・三〇四号室
21 世界ウルウル滞在記
22 はじめてのちゅう
23 青き英語
24 オー・ブラザー
25 夫婦善哉
26 お家へ帰ろう
27 拾われた男
フリーターだった作者が、航空券を拾い、その持ち主のㇷプロダクション社長に拾われ、役者の道を歩み始める。
それまでには多くの女性にフラれ、酒に溺れ、借金にまみれ、クズになりながらも泣き虫でピュアな人柄が、徐々に世間に受けていく。
兄の不幸や、役者としての苦労を乗り越えてきた作者の飾らない半生がなかなか面白い。
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個性的な俳優松尾諭さんが文春オンラインに2017年4月から連載していたものに加筆された作品です。
今の様に出演できるようになるには大変だったんですね。
お兄さんとの事が印象に残ります。
家族って知っている様で知らない事が多いですよね。
ドラマで観る時にちょっと近くに感じそうです。
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バイプレイヤーとして活躍する俳優・松尾諭の自伝的エッセイ。タイトル通り、ひょんな事から芸能事務所に拾われた半生は、自虐的だけれど朗らかで、純粋に楽しそう。殆ど趣味だった演技が仕事となり、彼女が妻となり、借金が貯金となり、慎ましくも着実にサクセスストーリーを歩んでいく姿は眩しくもあった。
特に終盤は、簡単に割り切れない兄への感情を丁寧に書き切ってる印象で、アメリカでの出会い、兄との確執は、思わず泣きそうになった。
ぐいぐいと読ませる文章も素晴らしい。かなりの文才だと思う。
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ネットエッセイだけあって、一本が短く文体がリズミカルで読みやすかった。ただ内容がかなり無頼なのに辟易した。
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何をするのにも「誰よりも努力しなきゃ」「ガツガツやらなきゃ」というベンチャー精神が必要と感じがちですが、この松尾さんの話は「好きなことをダラダラ続けていたら、色んなラッキーが舞いこんできた」という感覚だった。明るく、自分らしく、好きなことを続けることの大事さを学んだ気がします。