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しばらく積読状態でしたが、今年一冊目の読了。
後半は、これでもかと伏線回収しまくりで、あっと言う間に終了。
今年はよいスタートが出来ました。
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久しぶりに再読。4年程前にも読んでるのに、すっかりだまされてしまった。話の概要を覚えているつもりだったけど、重要なところをすっかり忘れていたみたいで新鮮に読めた。
騙されたと気づくあたりを読んでる時は上手いなぁと感心ばかりしてたけど、終わりの方になるとちょっとさすがに黒澤さんが心配になった。大丈夫そうでホッとしたけど。
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黒澤の淡々とした性格がごちゃごちゃした登場人物の混乱と物語の重石になってうまく物語を転がしていくので、テンポ良く読めるし、黒澤というキャラクターには個人的に魅力を感じる。
荒唐無稽でもあるが、全く無関係なように見える事象が繋がっていく様子はやはり気持ちがよいし、読後感も良い。
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兎田は、嫁を助けるために自ら所属する犯罪集団を出し抜いて、救い出す事は出来るのか?
それに何故だか強力する男。
暗い過去を持つ県警の課長の思いはどこに?
オリオン座大好き、オリオオリオ。
果たして運命は?
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新刊出てる~と購入。
そしてまた犯罪者が主人公かぁとちょっと思ったり。段々年取ってきたのでアウトローの話を読むのがつらくなってきた気がします。とはいえ犯罪ものの方がドラマティックな展開になるとは思うんですが。
とりあえず綿子ちゃんは大変可哀想。この頃思うんですが「自分が痛めつけられるより痛い」って表現はウソだな、と。実際ケガした方が痛いに決まってる。これで一生背負うような障害を負ったらその後一生、不自由を感じながら生きていくわけだし。それが他人の(家族でもいいけど)心痛の方が痛いってのはありえないよなぁ。大体、離婚したり物理的に距離が離れたら傷跡も見えなくなるしさらに良心の呵責も薄れるだろうし。
そして個人的に黒澤さん?は大人だなと思いました。私だったらあの若い方がメモ落としてきた時点でキレる。半殺しだ、と物騒なことを考えましたが泥棒は温厚だなぁ~
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所々に入る合いの手、レ・ミゼラブルのパロディ的語り口が絶妙。時間軸が多少ややこしいが、テンポは悪くない。黒澤のクールさも際立っている。映像化不可能。
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途中でそうだったのか!ってなってからは種明かしが気になって気になって、夢中で読み進めました。
そのトリックは面白かったです。
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昔、単行本で読んだような曖昧な記憶でしたので、改めて読んでみました。
伊坂幸太郎マジックショーを読んだような感覚で、面白かったです。まるで伊坂さんが案内人のように読み手を、時空を超えて誘ってくれます。物語は、舞台「わが町」のような語り手がいて、立てこもり事件を色んな角度で解説していく構成になっています。ただ、時系列がバラバラだったり、次々と登場人物の視点が変わっていったりします。
頭の整理が必要なので、何度も立ち止まったりしましたが、驚きやスリルに溢れていて、続きが気になる感じにさせてくれました。
一つの立てこもり事件が、視点が変化することによって、奥行き感が半端なく、立体的に表現されていました。
小説でしか味わえない仕掛けが多くあり、話の展開が予想外なことだらけでした。
ぜひ予備知識なしで読まれることをお勧めします。
他の作品にも出てくるキャラクターが、脇役のように登場します。その辺も楽しめるかと思います。
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正直、序盤はだらだら進むなと感じましたが、中盤からそれを忘れさせるほどに超加速!!
伏線回収はもちろん、物語のいくつにもわたるテーマや技法にも感心してしまいました!
伊坂マジック全開の、絶対に予測をすることができない白兎事件の全貌を体感してほしいです!
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小説ならではのあれ?これ誰だよ?って感じが連続で続いて面白かった。登場人物も皆特徴的で会話の内容含めて全く飽きなかった。レ・ミゼラブルが未読で確かに未読でも問題なかったけどちゃんと知りたくなったのでいつか読もうと思う。
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仙台が舞台となっております。
泥棒の黒澤が出てきます。
警察VS篭城犯VSドロボー
主人公の兎田は誘拐会社の仕入担当!?仕事も順調家庭生活も良好のかれの下に他人事かと思ってた悲劇が襲う!!
家に突然銃を持った漢が!?手足を縛られ口は塞がれ何ともならない状況!犯人の隙をついてあの手この手を考えるのだが・・・
黒澤と師弟コンビの中村・今村が揃って登場!!!マイペースな彼等に物語の方が振り回される!
レミゼラブルの引用が物語中多々ありました。
読んでみようかなぁと思います。
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仙台市で起きた一軒家での立てこもり事件。立てこもった犯人、人質となった親子、事件解決のために到着した警察、それぞれの背景と思惑が絡みながら事件の背景や成り行きが語られる。
本作は、レ・ミゼラブルにインスパイアされた文体のようだ(私は大多数の未読派)。それが若干の読みづらさにつながっているが、そこはまぁ著者の悪ふざけとして許せる範囲。
犯人の属する誘拐カンパニーの極悪さはいつもの伊坂節だし、ポテチなどに登場した黒澤たちの活躍がまた読めるのも嬉しいところ。
そして、やはりというかただではすまない展開が待っていた。そうなのか!と驚き、なるほど!と納得し、最後はスッキリし、ニヤッとしながら読み終わる、いい作品だった。
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ミステリとして高く評価された本作。文庫化にあたって入手・読了。作者への絶対的信頼ゆえ、大きく失望させられることはまずないけど、本作も良かった。のっけからの文章のお茶ら気ぶりで、なんだか信用ならざる語り手感は出まくってる。それも含め、きっと大きくどんでん返しがあるんだろうと心構えてはいたけど、やっぱり騙されちゃいました。サラッと読めちゃうけど、読後満足感は抜群。やっぱ良いっすね~。
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初、伊坂幸太郎さんの作品を読んだ。
内容が前後し、登場シーンも
よく変わっていくため、
よく読み込まないと何が何だかわからなく
なってしまう笑
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読了、時間軸がややこしいので一気読みをお勧めします。シリアスなのにユーモラス。語り手目線に絶妙な合いの手のナレーション。細かな伏線で最後に全部持ってかれるいつもの感じ。
読者の好奇心の煽り具合、本当うまいです。笑