投稿元:
レビューを見る
小野寺さんの本は、あいかわらずほっこりするなぁ
主役が若い女性なのは、珍しいよね?
タクシー運転手、確かに若い女性だといろいろ大変なんやろなぁ
お見合い相手が仕事辞めてって言うてきたのは、ガッカリ
かといってイケメン姫野さんと、恋愛するわけでもなくて、スッキリ
お父さんや、お母さんとの関係も、穏やかでヨシ
なんとなく読んでたら、あっという間に読み終わるのも、あいかわらずでヨシ
投稿元:
レビューを見る
女性タクシードライバーお仕事小説。
各エピソード、それぞれは面白かった。
でも、主人公がとてもできた子で、なんだかつるつるつるつると読めて、今ひとつ記憶に残らない感じだった。
投稿元:
レビューを見る
23歳女性タクシードライバーが主人公の所謂お仕事小説。もう少し、キャピキャピかハードボイルドに仕上がるのかと思って読んだが、結構王道のお仕事小説に仕上がっていた。
タクシードライバーの日常、両親が離婚している母子家庭の日常、失恋、お見合いからの恋愛、乗り逃げ、強盗っぽいとこ…いろいろありながらこざっぱりまとめて読みやすいのは小説の上手さだろうなぁ。
ものすごく大きな事件もないが、小説に引き付ける力があるのも良い。小野寺さんさすがである。
森口さんとの恋愛の結末が切ない。お互い何も悪いことはないのになぁ…。続編があるなら復縁もあるんだろう、でもこのまま自分の空想の中で復縁を考えたり、人間の縁の切なさに思いをはせる余韻を楽しむのも味わいかもなぁ。
投稿元:
レビューを見る
安心して読めるお話。
新卒の女性タクシードライバーというのは私の中では異色なんだけど実は今の時代、珍しくはないのかな?
タクシー業界は私の思っているのとは相当違っているようだ。ちょっと認識を改めなくては。
主人公の夏子の仕事に対する真剣な姿には爽やかな読後感だが、登場人物が良い人ばかり。
うるさい上司も意地悪な同僚もいない。
プライベートな人間関係でも良い人ばかり。
お客さんの中にはちょっと問題ありの人がいたけどね。
ほとんどタクシーには乗らないけど、夏子のようなドライバーだったら乗ってもいいかな。
投稿元:
レビューを見る
姫野さんとくっつくかと思ったなー、というかこの物語がおわったあと結婚したりしてそう。
イケメンってそれだけでアイデンティティになるから良いな。
高間さん、多分顔は標準的だろうけど聞き上手かつ芯がしっかりしてて、でもたまにでる人間的なところがモテるんだろうな。
小野寺さんの本だと「ひと」も読んだことあるけど、その時の主人公も真面目な好青年だった。小野寺さん自身がそういう人なんだろうか。
みんな同じ日本語を使ってて、小野寺さんが何か特別な言い回しを多用してるわけでもないのに、文章全体が温かくてやわらかいと感じる。今回は主人公の性格によるものがあるのはもちろんだが、なんとなく、たとえこれがハードボイルド小説だったとしても文体は温かくなる気がする。副交感神経優位になる気がする。疲れてる時、ぜひ読みたい。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りたもの。
東京都江東区内の営業所に配属された新卒のタクシードライバー・高間夏子、23歳。個性あふれる先輩や同期、そして家族に励まされながら、仕事に、恋に、全力で走り回る!
小野寺さんの作品は「生活」が描かれてるところが好き。
モーニングルーティンを見てるような感じ?(この例えあってるか?)
夏子が働く営業所の皆がいい人ばかりなんだよなぁ。
こんな職場憧れます。
タクシー業界のあれこれも知れて面白かった。
「食っちゃ寝て書いて」の横尾さんが書いた小説「キノカ」が出てきた!
投稿元:
レビューを見る
① この本を選んだ理由
筆者が好きなため
②あらすじ
女性タクシードライバー夏子が主人公のお話。
新卒でタクシードライバーになった1年目の奮闘が描かれている。
③感想
面白かった。
サクッと読める。
月に一回はタクシー乗るけど、若い女性ドライバーに、会ったことはない。ただ、たしかに女性ドライバーの方が運転が丁寧な気はする。是非、活躍する場を企業は提供していくべきだと思う。
④心に残ったこと
⑤登場人物
高間夏子 23歳
・大学卒業後、新卒でタクシー会社に入社
姫野民哉 26歳
・大手の飛行機会社を2年で辞めて中途入社
室山董平 父
高間想子 母
福井響吾
・夏子の元彼
森口鈴央
投稿元:
レビューを見る
男社会、女社会という場面は結構あるのかも。
男社会の女性、女社会の男性って窮屈かもしれないけれど、自分が決めた道ならそれもアリかも。
頑張ってる人、素敵。
投稿元:
レビューを見る
タクシーに乗らなくなって約10年です。女性ドライバーといえば、約40年前、独仏一人旅の時、ドイツで女性ドライバーのタクシーに乗って、その時助手席をオープン、煙草吸っていいかと聞くと、車のライターに火をつけて渡してくれたことを覚えています。フレンドリーだなと嬉しかったです。小野寺史宜「タクジョ」、2020.8発行。新卒23歳、女性タクシードライバー、高間夏子の物語。今約3%がタクジョとか。ナンパ、駕籠抜け、強盗もどきに遇いながらも頑張っています。タクシー業界のこともよくわかり、楽しく読了しました。
投稿元:
レビューを見る
タクシードライバーが主人公。ただし
大学新卒 女性 第一希望 夜勤有りの隔日勤務
という、一風変わった設定。
同僚や乗客、カレシとのふれあいを通して、自分を見つめ直して成長していく物語。
面白いのだが、主人公の夏子が『ひと』『まち』などの主人公ほどナイーヴな設定でないためか、かなり軽い内容だった点で☆4つになった。
投稿元:
レビューを見る
新卒女子でタクシードライバーやってればありそうな出来事、籠抜け(料金払わず身をくらます)、強盗未遂にあい怖い思いをする、珍しがってあれこれ客から聞かれる、等などのエピソードを絡ませながら、主人公夏子の家族(離婚した親)、見合いして結婚も考える彼氏とのやり取りが、作者ならではの短く軽い筆致で紡がれる。
この作者の作品の登場人物は、概ね相手を思いやる心に満ちた良心の人々ばかりで読後感が良い。
投稿元:
レビューを見る
大学新卒でタクシードライバーになった高間夏子23歳が主人公のお仕事小説
「若い女性が安心して家の前で降車できる」事を志してドライバーになった夏子だが、早速に同世代の女性に篭脱け(無賃乗車)されて落ち込んだり、本気か嘘か「金を出せ」と強盗めいた発言をする客を乗せたりと大変。でも、上司・同僚たちに恵まれてドライバーとして成長して行きます。
他にも恋バナあり、「業界あるある」あり、如何にもお仕事小説らしいお話です。最後は前向きなエピソードで終わり、読後感も良い。もしこの話を山本幸久さんが描いたら青空!という雰囲気だったでしょうね。でもそこは小野寺さん、この物語は高曇りの明るさ位の感じです。もっともこの作風の違いは、良し悪しでは無くて好みの問題ですね。
文体が少し気になりました。いつもより歯切れが良い?感じで、女性主人公とちょっと似合わない気がしました。
全体として、読んでいて楽しいけど、あまり後は引かない感じです。陰影の襞が薄い感じ。『ひと』以来すっかり売れっ子になった小野寺さん、多作ゆえの薄味化で無ければいいのですが。
投稿元:
レビューを見る
タクシーのお話おもしろかったです。危険と隣合わせなお仕事だけど、嬉しいこともあるし、すごいなと思いました。主人公も周りの人もみんないい人で、温かい気持ちになりました。
投稿元:
レビューを見る
女性のタクシードライバーのお話です。登場人物の人間関係が温かくて読み終わって穏やかな気持ちになりました。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに一気読みの本。新卒の女性タクシードライバーの設定が新鮮。仕事と家族、恋愛と揺れ動く様が優しい文で綴られている。読み終えて、ドライバーのみなさん頑張ってと思った。