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本屋さんでチラッてみてみて目が離せなくてそのまま買ってきた本。
笑える。でも心に染みる。
人生は自分次第だと思わせてくれるエッセイ。
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noteのエッセイを煮込んでしっかり味付けした感じ。いや、違うかも。
読むとなんとなく穏やかな気分になる。
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父親を亡くし、母は半身不随で車椅子、弟はダウン症で知的障害がある。そんな家族との楽しい出来事や、作家になるまでのあれこれを明るく楽しく綴った一冊。
この作者の作品は初めてだけど、もう第一章から笑えてたまらなかった。
側から見たらヤングケアラーで大変だろうと思うのだけど、そして実際大変な事が多かったろうけど、様々な事を周りの人にも助けられて楽しく過ごしている。赤べこ事件なんて本当に面白い。
物事の切取り方が鋭くて読んで気持ちのいい作品。
他の作品も読みたいなと思わされる一冊。
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わたしは今、両親と離れて暮らしています。
コロナもあって当分親と顔を見合わせてないです。
この本を読んで、自分の子供時代に親からのたくさんの愛情を受けて育ってきたことに改めて感謝の気持ちでいっぱいになり、離れて暮らす両親との限りある時間を大切にしたいなと思いました。具体的に何をしていいかわからないこともあるけど、少しでも両親が笑って過ごせる時間が増えるように私なりに何かできたらなと。
家族ってやっぱりいいですね。
次はそんなわたしが家族を作る番なんだな。
そんな家族愛の温かさを再確認できる本です。
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書くことで自分を笑い、人を信じて軽やかに行動する、やわらかくて、強い、若者の生命力がまぶしい。重い扉の前に立っても、ひるまずにすり抜けて、新しい道を切り拓いていってほしい。
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井上ひさしの言葉に「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」という作家としての矜持を示したものがありますが、この本は、その中で「ふかいことをおもしろく」魂と「まじめなことをゆかいに」魂が炸裂しています。さらには「ちいさなことをたいせつなことに」という著者のオリジナル魂にも揺さぶられます。この本は「気づけば、作家になっていた。いや、本当にわたしは作家なのかしら。代表作といえるものはないし、小説や詩を書いたこともない。…」で始まりますが、岸田奈美さん、あなたは凄い作家です。ちょっときっつい状況を、視点と発見と言葉と行動で、ポジティブなものに変えていく、そんなエネルギーに満ち溢れています。noteでの投稿が評判を呼び、出版に至る、という今時な本ですが、たぶん、noteに書く、という日々のアクションが、家族のため、というより著者自身のために必要だったのだと思います。関西ノリの大袈裟な比喩や、ノリ突っ込みや、自虐や、懐かしネタを縦横に駆使し、コテコテに受けをねらっていく、そのパワーに救われるのは、決して読者だけではなく書いている人その人にとってもそうだったのではないか?と感じました。本書でも仄めかされていますが、ネガティブな社会や環境にもそうとう傷んでいるはず。持ち前の突進力で仲間になったバリアフリー社会の実現を目指す会社から身を引き、作家としてスタートする、というのも、もっと気持ちと行為をストレートに繋げたたかったからかな、などと考えました。書くことの力、それも面白く書くことの力みたいなものを再発見した読書でした。
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壮絶な経験をしているのにも関わらず、
強く、そして明るく面白く生きていく様を
エッセイとして綴っている。
困難なことも多いだろうけれども、
決して卑屈にならずに思わずフフッと、
笑ってしまうエピソードが多くて
肩の力を抜いて読める一冊。
"わたしにとって生きるというのは、
がんばることではなかった。
ただ毎日「死なない」という選択を
くり返してきただけの結果だ。"
この一文を見て泣きそうになった。
同世代で全く面識のない筆者に対して
「なみちゃんよく頑張ったね。」と言いたくなった。
日本で生きるすべての人にとって
生きやすい社会でなったらいいな。
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こんなにうまく感情を乗せた文章書くことができる人がいるなんて!
読んでいて、生きていくのに肩の荷がすっと軽くなった。
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ずっと読みたかった岸田さんの本。
・自分が育った家族
・そしてこれから自分が作っていく家族のことを考えた。
どこまでが家族か?家族だから愛さなければいけないのか?どうすれば健やかに、好きな自分のままで生きていけるのか?我が子の誕生を待つタイミングで読めて本当によかった。
血のつながった家族に限らず、大好きな人たちへの愛で溢れていた。
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面白いけど泣ける。けどほんとオモロイ。
家族っていいよね、って思える本。
内容は重いはずなのに、岸田さんの勢いとこれまでのたくさんの経験から出てきた不思議と笑わせてくれる言葉に笑い、泣き、笑い、笑いでサクサク読めました。
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この筆者の凄いところ。やろうと思ったら、後先見ず、周りを見ず、突き進むことが出来るところ。そして、色んなことが起こった人生でも、彼女の人となりに感化され、助けてくれる人が多いこと!
彼女も凄いが、弟も、お母さんも素晴らしい。
せめて今の幸せな時間が続きますように。
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本を読んでこんなに笑ったのは初めてかもしれない。それくらい作者の表現がツボだった。胸にジーンと来る場面も多々あり、感情が忙しい一冊でした。
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著者の存在は以前ほぼ日で拝見してから存じ上げていていたが、お母さんのために文字通り全財産をはたいて Volvo を買ったというエッセイを note で読んで、これはお布施をせねば,と書籍を購入しました。
やばい。緩み切った涙腺持ちがが電車の中でよむものではない。
200ページをすぎたくらいに、ちょっとしたサプライズがあります。あれ、なんだろうこれ。前に読んだ人がはさんで忘れたんかな?と0.05秒間くらい思って、amazon で買ったんやしんなわけないよなと次の0.03秒くらいで思い直し、あー、そうだ。とおもってまた涙腺がゆるんだ。
なんのこっちゃと思ったまだ読んでない未来の読者の方は、ぜひ自分のお金をだして買って、かわりに小さな確実な幸を手にいれてください。
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『2020年 10月 17日 第2刷 発行』版、読了。
一カ所だけ脱字的な箇所が見受けられて、それだけが残念です。
ツイッターで作者のツイートを見かけまして、そこにnoteへとリンクされている「ボルボを買った話」を読みまして、その圧倒的な筆致に魅了されて、作者の本がないかをググって発見し、手に取った一冊です。
いやー、いろいろと染み入る内容でした。そして良かったです。
文体自体、実に読みやすく、そして作者の人柄が印象深く表現された内容でした。ひとことで言えば「おもろかった!」です! 作者様ありがとうございます。
本文終盤には一枚の写真(読んでいけばわかります)も収録されていて、なかなかに素敵な一枚でした。
印象深い一言がいくつかあり、今後の人生で「そうだよなあ、そう思う!」と感じる一冊でした☆
エッセイ本なので、スラスラとアッいう間に読めると思います。
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読み終わって思うこと。
著者は幸福なんだろうか、不幸なんだろうか?
多数の苦境に立たされ、そこだけ拾えば不幸かもしれない。でも「愛したのが家族」である彼女はとても幸福なのかもしれない。
毎日、「死なない」を選ぶと共に、彼女は絶望からは目を逸らし、愛しいという感情は忘れないようにかき集めることを選んだ。そして、家族を愛することを選んだ。
家族は選べない、それが世の常だと思っていたが、この本を通して考え方が少し変わったように思う。
私たちは選べるんだな、絶望することも、希望を持つことも。家族をどのように認知し、どのように付き合うかどうかも。
家族を憎む人も、憎むかどうか、目を逸らすかどうか、選べる。
自分がより良いと感じるものを選べるといいな、みんな。