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もうね、スカーレットの強さに脱帽。
どんなにタラに帰りたくても、アトランタに戦禍が迫ってきていてもうすぐ北軍も押し寄せてくるという噂の中、メラニーが産気づく。
ミード医師も重症の兵士たちの手当で来れず、他の助けてくれそうな人は皆、疎開していていず、いるのは頼りなならないプリシーだけ。
こんな状況下でまだ二十歳そこそこのスカーレットがよくぞ体の弱いメラニー赤子を引っ張り出せたこと。
メラニーも本能的にわかったたんだね。
スカーレットは強い。そして自分を見捨てないって。
そして這這の体で(レットの助けを借りて、でもまさかあそこで放り出すなんて!)タラに辿り着く。
最愛の母は腸チフスで亡くなっていて、父ジェラルドもそのショックで呆けたようになっていて、病に伏せてる(腸チフス)妹ふたりと産後ぐったりしているメラニーとその赤子。
奴隷のマミーとポークは健在でよかったけど、さぁ、これからどうなる4巻が待ち遠しい。(原作は既読済みだけどね)
この林真理子氏の訳が読みやすくてポイントもバッチシ押さえていていい!
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第3話で、完結かと・・・と、思っていたのだが、・・・
南北戦争で、南軍が、北軍に攻められて、今まで、戦争を、ただのゲームのようにしか考えていなかったスカーレット。
死傷者に向き合っても、薬も、医師も、そして次第に食糧でさえなくなって来る事態に。
そして、自分に、思いを持っていたボーイフレンドも、戦死してしまう。
大好きなダンスパーティや身を着飾っていたのが、嘘のような世界になってしまっていた。
想い焦がれるアシュレから、約束したメラニーとお腹の子を守る事に、スカーレットは、嫌々でも、従う所は、偏屈者のレット・バトラーと同じで、自分の意思を貫く。
メラニーは、出産するのだが、弱々しく、動かす事も出来ない状態なのに、バトラーから、おんぼろ荷馬車を貰い受け、そして、途中から、バトラーと別れて、実家のタラに 戻ろうとするスカーレット。
四苦八苦で、我が家にたどり着いたのだが、最愛の母は、一日前に腸チフスで、亡くなっていた。
食糧、酒、牛豚の家畜などから馬小屋も納屋も 皆北軍に取られてしまったのだが、・・・・
それでも、スカーレットは、残った僅かな黒人の召使に、指示を与える。
さてさて、勇ましい女性に成長したスカーレット。
第4話を読まなくては。・・・・
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林真理子×『風と共に去りぬ』の第3巻。
戦争が日に日に泥沼化し、戦火が間近に迫る事を実感するスカーレットだが、その状況下にあっても頭の中はパーティと愛しのアシュレの事で一杯。
食料も物資も底をつき、自分の身近な人達が次々と戦争で死んで行く中、スカーレットの逞しさと能天気さに呆れつつも笑ってしまう。
なんだかんだ文句を言いながら、恋敵メラニーの出産に力を貸したり、生まれた赤ん坊や我が子を引き連れてアトランタから故郷のタラへと必死こいて脱出する姿に憎めなくなる。
レット・バトラーとのシーンはドキドキ。展開が気になる。
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風と共に去りぬはかなり依然に読んだがあまり印象がなかったが、この本は面白い!スカーレットの視線で物語が進みリアルに人間模様や社会の出来事が手に取るようにわかった。もう一度映画で見たいと思った。
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北軍が攻めてくる中メラニーの出産のためアトランタに残るスカーレット。命がけの出産と焼け落ちるアトランタをレッドの探してきた馬車で逃れる。南軍の兵士になるというレッドと別れやっとたどり着いたタラ。生きることに貪欲なスカーレットの姿が眩しい。
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シリーズ3
楽観的な南部人の見方に反して、南部戦線の中央部も、激戦の末、北軍の手に落ちた。
アシュレも行方不明となり、アシュレの子供を孕ったメラニーを介護することになった、スカーレット。
戦争は、日に日に泥沼化、食料も底をつき始め、戦火が、間近に迫ることを実感したスカーレットは、故郷、タラの母の元に帰ろうとしたが、メラニーに出産が迫り、身動きが取れずにいた。
この巻で、敗戦色濃い南軍が、敵軍に爆弾を取られないために、工場や倉庫を爆発させている最中に、スカーレットとレットバトラーが、タラに帰るため、おいぼれ馬車に乗り、そこを突破する場面が出てくる。
有名な映画の一場面が、目に浮かぶ。
今は、映画館で上映不可能になったと言うが、
上映反対したところで、
黒人奴隷の過去は、消せないし、過去は消せない。
二度と映画館では観られないのか。
仕方ないから、家で、DVDでも引っ張り出して、
ゆっくり観るとしよう。
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敵が間近にせまり、
死の危険を感じながらも
義理の妹の赤ちゃんをとりあげるスカーレット。
恋い焦がれる男性、アシュレの子どもでもある赤ちゃん。
どんな気持ちなのか想像するだけで胸いっぱい···
そして戦火の炎の中、
スカーレットを街から連れ出したのは
大嫌いな男、バトラー。
ムカつくけどかっこいい♡
そして
生まれ育った家になんとか帰ったスカーレットを待ち受けていたのは、
悲しい現実だった···
怒涛の展開にもぅ〜くぎ付け。
だんだんスカーレットがたくましくなっていく様も見もの。
深夜の読書が止まりませぬ(*_*)