電子書籍
ワークマンの躍進の秘密がサクッとわかります
2021/12/30 15:19
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投稿者:坂の下の落人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまやユニクロより店舗数の多いワークマン躍進の立役者である、専務・土屋哲雄氏の著作。
氏の三井物産からの経歴から、入社後の改革などが興味深く描かれ、現在のワークマンのユニークな社風やポジショニングに納得させられます。
昔のガテン系御用達のロードサイドのチェーン店といったイメージは今や過去のもの。SPAとしてその戦略の新奇性と徹底ぶりに驚きました。現状の躍進はただ時流に乗っただけのものではなく、本物です。オンリーワンの存在として、確固とした戦略や企業哲学が強みとしてあるのがわかります。
『ワークマンはなぜ2倍売れたのか』(日経BP)と合わせて読むと、よりよく理解できると思います。
紙の本
ワークマンの奥深さを知れる一冊
2021/11/03 07:13
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「しない経営」というキーワードにより社員満足(ステークホルダーの満足も)を担保しながらも、様々な改革を短期間で実現しており、地に足のついた企業革新のお手本事例でした。実例にワクワクしながら読み進み、最終章の入山教授との対談で「両利きの経営」として整理される構成も素晴らしいです。
紙の本
ワークマンが成長し続ける秘訣が分かる理由
2020/11/28 10:18
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年以上増収増益を続けるワークマン成長の旗振り役となった著者によるワークマン式経営の紹介。本書で紹介されているワークマンの強みを列挙していくと、おおむね3つしかない分かりやすい価格設定、滞在時間が極めて短い顧客層、アパレル業界の半分程度しかない粗利益率と値下げせずに翌年度へ繰り越す展開、異常に低い管理職の離職率、従業員全員でエクセル分析を行うデータとの向き合い方、直営店がごくわずか、加盟店の店舗経営年数の長さという風にオンリーワン企業なのもよく分かる。
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「どうせ作業服屋でしょ」とバカにしていました。笑
でも、実際にお店に行って買って、さらにこの本を読んだらワークマン経営の真髄を体感できました。
このままワークマンファンを続けます。笑
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経理部に「決算期も残業しないように頑張れ」というのは経営ではない。
このタイトルの記事がFBで流れてきて、すぐに注文。
経理業務に限らず、経営ではない行いは日本企業に蔓延るウイルスみたいなものだと感じているので、読んでみた。
著者が創業者一族であることを差し引いても、一部署で取り組めるかどうかも不明ながらも、ここ最近の運営方針と近いので、もっと振ってみるか。
以下、備忘。
・お酒飲まないと本音言えない人は、根本的に仕事に向いてない。→社会人になる前からそう思ってましたよ。
・ノルマの設定自体、そもそも付加価値を生まない。→たしかに。これでひと仕事が終わった気になるのか。そして、そのあとは、とにかく追い立てる。創造的な改善や新たな視点での取り組みって難しくなる一方かな、こうなると。
・経営が思いつきであれこれ言わない(そのために極力出社しない。出社するとあれこれ言ってしまう)。→経営層ともなると、人より情報感受性も強いし、何かを触媒にしたアイデアが溢れてくる。僕もそうだ(経営層ではないが)。これがとにかく目標達成を邪魔して、社員のストレスになると。
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タイトルは、しない経営だが、
基本コンセプトは、
目的
ブルーオーシャンを見つけ続け、
勝手に回る仕組みをつくること
手段として、
自社の取り組み
しない経営
社員のすとれすになることをしない
らしくないことをしない
価値を生まないことをしない
エクセル経営
データを得る努力
データを活用する力を全員がもつ
社員の巻き込み
データ活用の武器を与える
得意なことにわりふる
改革開始前に昇給
他者を巻き込む
アンバサダーマーケティング
自社好きで影響力ある人に聴く
善意のサプライチェーン
サプライヤにデータを開示
サプライヤに供給量をまかせ、
すべて買取
チェーン店ともリスクを分配
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ワークマンの専務取締役の土屋哲雄さんが、自らワークマンの経営について語った一冊。今では大人気となった店舗「ワークマンプラス」の企画段階からオープンまでの道程、アナログの会社だったワークマンをデジタルの会社に変貌させた社内データ改革、早い段階でのインフルエンサーの囲い込みなど、土屋さんの実施した改革が詳細に語られていて面白い。混沌としたアパレル業界で、低価格+高品質というブルーオーシャン市場を発見した際に使った手法なども公開されていて非常に勉強になった。
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星4にするか3にするか迷いどころでしたが、最後の章(対談)を読んで3にしました。
「しない経営」ということでもっとドラスティックにやらないことを選んでいるのかと思いましたが、ほどほどな印象でした。
データによるディシジョンメイキングの大事さも異論ありませんが、エクセルを使う話が全体の1/4くらい占めていたように思えるのはあまり好みではありませんでした。
金言も散りばめられている一方、余計なモノで濃度が下がってしまった感じでした。
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急成長したワークマンの成功の秘密。
ワークマンが目をつけた市場センスの良さ、経営陣の思い切りの良い仕事作りにただただ感嘆。こんなにも理想的な仕事内容&働き方ができ、且つ業績もよいとは、読むほどに羨ましく思った。
私自身もデータ分析を行なっている身だが、理想的な働き方に、ついこの会社に転職したいと考えてしまったほど。
この本は非常によいワークマンの宣伝本だと思う。
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なぜデータを活用するかのお手本となる本だった。
データ活用の有無でスーパーバイザーから店長への説得度合いが変わるという事例は非常に参考になった。
目的を明確にしてデータを集め、数字から物事を見るクセをつけていきたい。
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ネットではなくリアル店舗の強さ。
AIではなくExcel経営での社員育成。
ホワイト市場の分析と時間を掛けてのチャレンジ力。
既存のファン+新規顧客の獲得。
まだまだいきそうです!
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新しい経営戦略に驚きの連続であった。
「しない経営」と聞いてよくわからなかったが、読み進めていくと「しない」とは、やりたいことが明確という意味だと思った。やりたいことがはっきりしているのでいらないものは捨てられるということ。より効率化できるということ。この他にも独自のブルーオーシャン戦略の築き方や社内行事を無くし社員が他の事に探究させる時間を作るなどワークマンならではの会社方針でとても参考になった。
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読みながらまず率直に思ったのは、「風通しが良い職場なんだろうなぁ」という羨望も含めた感想。やはりタイトルにもなっている「しない経営」の内容が素晴らしく、「社員のストレスになることはしない」という考え方がカルチャーショック。情報量が同じなのでトップダウンにはならない。そして上場企業の経営者でもある著者が「私が言うことは50%間違っている」なんて思想を持っているとは、今時分が所属するような昭和的な大きな組織では考えられない。「余計なことはしない」ということを徹底するということは大事なこととわかりながらも、組織が大きくなるとどんだけ難しいことか。「幹部は思いつきでアイデアを口にしない」というのにはこれまでの社会人経験を踏まえて、一番同意するところだったかもしれない(笑)
加えて、マーケティング的な視点でも本書は非常に勉強になった。5force分析でワークマンという会社がいかにこれまでブルーオーシャンにいたかがわかり、そしてそこからどういう戦略でブルーオーシャンを拡大できたのかがよく理解できました。「両利きの経営」をより学ぶために、「世界標準の経営理論」も読まなきゃならないなぁ。
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ワークマンは、ここ数年で株価も数倍になっており、店舗に行った時も高機能で安い印象があり、気になっていたので本書を読んでみた。
しない経営として、社員のストレスになること、ワークマンらしくないこと、価値を生まないことの3つをしないことがまとめられていた。ノルマは与えずに、自発的に目標や期限を決めて仕事に打ち込む社員を育てる社風が、しない経営の根幹だと感じた。
エクセル経営では、全社員にデータを分析する力を教育していることに驚いた。自社で分析ツールを作ってしまうほどの専門性がつけば、データを活用した経営に繋がるので、売上向上の理由として、しっくりきた。
私は、まだまだ分析ツールを作るほどの専門性がないので、どんな分析データがあればいいかを考えながら、何かしら作ってみたいと思った。
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総合商社からワークマンに入社した著者が叔父であり、創業者でもある会長から「何もしなくていい」と言われたことを著者なりに解釈し、実行してきたことを紹介した書籍。
①社員のストレスになることはしない
②ワークマンらしくない事はしない
③価値を生まない無駄なことはしない
とりわけ経営においては自らの強みが傷ついてを理解せず手当たり次第何でもかんでも行っていくそういったことが多い。自分たちの強みがどこにありそれを生かすために何をするべきなのか、もしくは何かをしないべきなのかそういったところを考えさせられる書籍である。
経営者が考えるからいいのであり、これを真に受けて社員の立場から動いていくとちょっとだけ痛い動きになるなというのが感想。