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「1日10分のぜいたく」、2020.10発行。NHK国際放送が日本の名作として選んだ8作家の作品が収録されているアンソロジーです。私のベスト3は: 高田郁(かおる)「ムシヤシナイ」、小池真理子「テンと月」、小川糸「バーバのかき氷」です。大阪には虫養いという言葉があるそうです。軽く何かを食べて、腹の虫を宥めとく という意味だそうです。私は朝食の代わりに、よく駅そばを食べましたが、虫養いで食べる方も多いかもしれません(^-^)
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短編が収められた作品集。
収録された作品で好きなのは、重松清の『おまじない』と高田郁『ムシヤシナイ』
以下、収録作品とその感想
『みどり色の記憶』あさのあつこ
元々は中学3年の国語の教科書用に書き下ろされた作品。進路に悩む女子中学生の心の機微をすくいとっている。
『果物屋のたつ子さん』いしいしんじ
果物屋のおばあさん店主と画学生の話。
『神主の白木さん』いしいしんじ
最後にクスッと笑えるショートショートテイストが強い作品。
『バーバのかき氷』小川糸
老いていく祖母と孫娘の話。富士山のかき氷。老いとは腐敗か発酵か。
『テンと月』小池真理子
いまいちピンとこず。
『ピアノのある場所』沢木耕太郎
読了後に薄っすらとした後味の悪さを感じた。些細だけれどどうしようもない救われのなさ。
『おまじない』重松清
東日本大震災後の日本の一部を切り取ったお話。さすが重松清。
『ムシヤシナイ』高田郁
収録された作品では一番好きな作品。「虫養い」という言葉の意味は。
『ああ幻の東京五輪』『団地への招待』『日本インド化計画』『東京の誕生』山内マリコ
東京の各地を擬人化し、一人称視点で語られた話。
同じ東京でも地区ごとに個性があって面白かった。
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短編で色んな作家さんのお話が読めて楽しい。
読んだことなかった作家さんと、自分的に馴染みのある作家さんが混在しているので安定感とチャレンジ両方の欲求を満たせてとてもよい。
いしいしんじ、トリツカレオトコはあんまり好みじゃなかったけどこちらの話は割と好きだった
重松清は相変わらずその地域特有の空気とかを含ませたお話だった!今回は東日本大地震後の東北
バーバのかき氷、どこかで読んだことある気がするんだよなあ。発酵しているのかってとことか。。
あさのあつこ
・みどり色の記憶
いしいしんじ
・果物屋のたつ子さん
・神主の白木さん
小川糸
・バーバのかき氷
小池真理子
・テンと月
沢木耕太郎
・ピアノのある場所
重松清
・おまじない
高田郁
・ムシヤシナイ
山内マリコ
・ああ幻の東京五輪 世田谷区
・団地への正体 板橋区
・日本インド化計画 江戸川区
・東京の誕生
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全世界で聴かれているNHK WORLD-JAPANのラジオ番組で、17の言語に翻訳して朗読された作品のなかから、あさのあつこ「みどり色の記憶」、小川糸「バーバのかき氷」など、人気作家8名の短編を収録。
期待しすぎた感じ。朗読で聞けばもう少し違ったかも。
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キッチンの脇に置いて、立ち読みするのにちょうどいい文量。でも中身はハズレなし。
他のシリーズも買ってまた家で立ち読みしようかな。
センター試験の小説を読んでいる気持ち。
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シリーズ第三作め。
どれもサクサク読め、ちょっとした家族愛や人間味を味わさせてくれる。
あさのあつこさんの「みどり色の記憶」、小川糸さんの「バーバのかき氷」がよかったかな。
母親の愛って、思い返せば、甘く切なく感じる。
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シリーズ第3弾ですが、前の2冊よりも私には合わない話が多かったです。
気に入ったお話は、重松清さんの「おまじない」、髙田郁さんの「ムシヤシナイ」。両作ともほんのり心が温かくなるお話です。
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さらっと1日で読めてしまう短編集。
『ムシヤシナイ』よかった。髙田郁さん読んだことないので、他の作品も読んでみたい。
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このシリーズ読むの2さつめ。
NHKらしいノンエロでノンバイオレンスで、NHKのコンプラをクリアした話だけを集めた短編集。決して物足りなさは、感じません。心温まります。そしてまだ読んだことのない作家さんの作品を読むキッカケになります。
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心が温まる作品をいろいろな作家の視点でつむいでいくぜいたくな本だった。想像力が豊かにはばたく感じが好き。私もムシヤシナイがいいと思った。他のシリーズも読んでみたい。
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あさのあつこ「みどり色の記憶」、小川糸「バーバのかき氷」、小池真理子「テンと月」、沢木耕太郎「ピアノのある場所」、重松清「おまじない」、高田郁「ムシヤシナイ」などの8小説家による短編集。いずれもピリッとひきしまった内容で、印象的。ほっこり癒しを示す。「ピアノ…」は何とも切ない作品だった。「おまじない」は懐かしい!「ムシヤシナイ」は祖父と傷心の孫との交流、「バーバのかき氷」は死の迫る祖母との時事との心の通い合い。どれも心が締め付けられ、幼少期の熱い感傷を思い出させる。
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ホッコリ作品を求めて読んでみたけど、そういうタイプの話ばかりではなかったかな…。髙田郁さんの話が一番好き!
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タイトルにあるように、「ぜいたく」だな、と思えました。
短編より長編が好きな私ですが、底本も全部読みたくなったぐらいいい出会いでした。
これさえあれば、待ち時間もたいくつしません。