- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
一篇の詩に出会った話 みんなのレビュー
- Pippo (編), 西 加奈子 (ほか述)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:かもがわ出版
- 発売日:2020/10/14
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
紙の本
誰もが出会う大切な一篇の詩
2020/11/21 08:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名無名さまざまだし、一口に「詩に出会った」といってもここで話された11名の人たちのそれも同じではない。
テーマは「詩に出会った話」だが、バラバラの人から話を訊くのは難しかったに違いない。
編集に携わった「Pippo」という人の略歴を読むと、「近代詩伝道師」とあったり「朗読家」とあったりする。あるいは、詩の読書会を開催したりしている。この本にはその読書会のメンバーも「詩に出会った話」を語っていたりする。
11名の中でも有名なのが直木賞作家のふたり、西加奈子さんと辻村深月さんだろう。
西加奈子さんは山崎方代の短歌をあげているし、辻村深月さんは大槻ケンヂのある曲の歌詞をあげている。
金子光晴や立原道造、あるいはボードレールの詩をあげている人がいる中で、さすが直木賞のふたりはユニークだ。
もっとユニークなのが、歌人の穂村弘さん。
昔のアニメ「サスケ」のナレーションを、初めて好きになった詩にあげている。
実はこの本を読もうと思ったのは、穂村さんのこの選択に魅かれてからだ。
詩といえば確かに中原中也や高村光太郎、あるいは下って谷川俊太郎や茨木のり子、吉野弘といった教科書に出てくる詩人の作品を思い浮かぶが、辻村さんのように楽興の歌詞に勇気づけらた人も多いだろう。
詩が時代遅れになったのではなく、詩の多様性が広がったととる方がいい。
さて、私ならどんな詩を「出会った話」としてするだろう。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |