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諸星節まったりと
2020/11/30 21:04
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「美少女を食べる」は表紙ほどには気味悪くない話で安心です。諸星先生、紳士です。というか読者の紳士度を試されるのかも知れない。イギリス文学ならこれ位のブラックは許されそうでもあり。
「星童」「月童」は続き物で、清時代の中国を舞台にアヤシイ雰囲気が漂います。美少女人形ではなくて美少年人形というのが…。作者得意の中国奇譚。
「鳥の家」もですが青年誌なのでちょっとアダルト。
「俺が増える」は、藤子Fファンとしてはなんだか藤子Fテイストを感じて懐かしいような気持ちになった一冊でした。
前にも登場した映画館のちいちゃんと僕はお馴染みさんのような気持ちがして安らぐ一本。
「諸星大二郎劇場」と銘打たれたシリーズで、第1集「オリオンラジオの夜」ではオールディーズをからませて、というような意図もあったようですが、今回は一冊の中に時代の違いや国の違い、ジャンルや後味の違いなどそれぞれ全く違う意趣を凝らした万華鏡のような一冊になっているようです。それでいて安定した諸星ワールド。
個人的に好きなのは「アームレス」。
十分楽しめる諸星短編集、性と生の交錯がテーマになっている作品が多かった
2021/06/07 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
十分楽しめるいつもの諸星作品。意図的ではないのだろうが、この短編集は性と生の交錯がテーマになっている作品が多かった。
表題作は、まさに「美少女を食べる」ことに意味があるのかどうか、題名通り内容なのだが、ぎりっぎりセンス悪くならない線で寸止めしている。これ以上行くと悪趣味に陥るスレスレ、ちょい手前。
番外の小品になるのだろうが、「アームレス」という掌編、手が上手く使えないロボットの話で、ドキッとする感動を味わってしまった。人を活かすも殺すも、人の手(腕)しだい…。
世の中はどこへ行くんでしょうね。
微妙
2020/12/06 16:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと気持ちの悪い話を期待していたんだけど、そうでもなかったです。タイトルの不気味さを期待して読むと、残念。
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