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会社の先輩が、「この人の文章が好きなの」と言っていたので読んでみた。
エッセイは、苦手意識があった。
でも、日常の出来事に対する心の動きに「わかるー!」ってなったり、「そんな視点があるんだ!」と発見したりできて、なんか楽しかった。
同じ出来事でも自分はどう感じるんだろうとかを想像しながら読んだ。
日々、自分が見逃してたことにも楽しい要素があるんじゃないかなとワクワクした。
あとなぜか今まで興味なかった枕草子を読んでみたいと思った。(実際に枕草子出てきてたし)
拡大鏡の話が印象的で、お風呂に入るときに自分の肌をまじまじと確認してしまった。なぜか念入りに歯も磨いたw
3章の下着の捨てどきの章が1番好きで、「着心地の良さに簡単に手なずけられている」っていうのは、本当にその通りだわ。。と気づいた。
あと、逆境に強い人の話が印象に残ってる。さっさと諦めて次どうするか考えるのが大事なんだな。。(めっちゃうじうじ嘆くタイプ)
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★ここで出てくる平松さん行きつけの喫茶店時計だらけで囲炉裏席がある「M」ってあそこだよね、、と分かって嬉しくなった。わたしもまた行きたいなあ「M」。
★「再会タクシー」心がぽっかぽかでなんか泣きそうになるくらい幸せな気持ちになった。
★ギンレイホールと早稲田松竹は行くけど「神保町シアター」行ったことない。「ランチョン」でメンチカツ→「神保町シアター」で映画→「さぼうる」でひとやすみプラン真似させていただこう(((o(*゚▽゚*)o)))
★夜中の腕まくり
牛すじ煮込みの描写美味しそうすぎた
寒い冬の夜ことこと煮ている横で本読むのいいなあ
★都電一日乗車券
あらかわ遊園にも行ける
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子育て中は目の前のことで必死で、このイバラを抜けたら自分の前に立ちはだかっているのは、自分自身だった。
っていう。著者の言葉。
こわっ。自分の前に立ちはだかる自分自身。
ただ、薄々感じてはいる。20代の頃のようにはいかない体と、写真に写れば写るほど老いる自分。笑
わかってはいるけどここまでか!!!!って思うのは毎年更新記録達成。笑笑
そんなふうに思いつつ読むと、あーなんかわかる時がきそうだし、すでにわかる気もするものも。
そして、この方の描き方がなんだかスッキリとしいて、困ったことや、立ち止まったこと、ちょっぴりだけ寂しくなったり、悲しかったことが、ラムネの瓶越しに見てるような、薄いブルーのスッキリとした景色で。
読んでて、くぁーってなる。飲んだ後のくぁー、ってきもちになる。笑
すごく上手く日常の些細なこと、こんなスッキリ語れるなんて、悪魔に魂売り渡した人だな。と。おもってしまいます。
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気取らず肩肘はらず。好きなものを好きと語り、愛しいものを愛しいと語る平松さんのエッセイは、雑事におわれてささくれだった心に沁みる。年を取ることを恐れず、変化を恐れず、日々を楽しむ。そんなポジティブな気持ちを気づかせてくれる。喫茶店が「町の止まり木」だって言ってみたり「八月の午睡は、そのものが夢のなかのできごとみたいだから」っていうその心持ちが好きだ。
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じっくり味わうように読んだ。
チンチン電車の話や、本と映画とうまいもんの話が大好き。手元に置いてまた読みたい。
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難しいのに一大事な眉毛、鏡につけた拡大鏡。平松さんは、いつも見て見ぬふりしているところにちゃんと向き合っている。時折登場するレシピもいい。電車に乗って旅するお囃子や、本や映画のお話もよかった。こんなふうに日常をなんとかやりすごしている人はすごいと思う。