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震災復興10年の総点検 「創造的復興」に向けて みんなのレビュー
- 五十嵐 敬喜 (著), 加藤 裕則 (著), 渡辺 勝道 (著)
- 税込価格:726円(6pt)
- 出版社:岩波書店
- 発売日:2021/02/09
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紙の本
一所懸命だけでは足りない
2021/08/26 10:26
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災から10年が過ぎた。被災地域の人々も行政側も関係者もそれぞれ一所懸命復興を進めているのだろう。一所懸命やっているようだけれど,各者各様の考え方や行動に基づくためか全体的に見ると不調和が見え隠れする。
某最大手ゼネコン支店幹部が下請業者からの贈賄事件で検挙される話を聞くと駄目な人も組織もあることを感じる。
復興事業のソフトとハードの問題、ショック・ドクトリンかビルド・バック・ベターの拡大解釈化、各地域の実情に適切に対応した対応策がとられたか、などが気になる。
某県では被災後、政府の委員会と見紛うほどの著名な学識経験者を中央から集めて復興委員会を設立し、二度と犠牲者を出したくないと住民の意向も気にせず高い防潮堤を延々と造った。この他にもいろいろあるが、誰のための復興計画、事業なのか、わからないことも多々あるようだ。それに比して、岩手県の地域の力で復旧、復興を進める姿、理念に同感の意を得たり。
この本には上記の事を含め、現地取材に基づく10年のまとめが行われている。本書の体裁では限られた文章量ではあるもののポイントがよく整理されていると思う。震災と同時に起きた福島原発の事故もある。このことについても10年の総点検をお願いしたい。
今後の10年を見通す意味でも多くの関係者は10年の総点検を行い、今後に活かすべきだと思う。特に行政側が客観的に事業の成果、課題・問題点を整理し、改めて住民の意見を踏まえた議論が不可避と思う。
紙の本
考えさせられました
2021/03/03 10:36
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本震災を受け、被災地で行われた「復興」が、本当に適切なものだったのかと疑問を呈した1冊です。
良かれと思って国などが行った「復興政策」が、必ずしも地元の方々が求めるものだったのか、それに気付いたのは当書を読み終えての感想です。
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