紙の本
シリーズ3作目!
2021/08/01 15:04
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ化された作品は観ていないのですが、この3作目は、富士山登山の場面など、映画化されて、映画館で観たいと思いました。
医師としての場面が中心なので、プライベート部分は、少な目の作品ですが、今回、患者の葵と凛子とのことは、仕事とプライベートが少しミックスされていて、このシリーズで、新しい展開だと感じます。
佐藤医師のプライベートも、現実的な事。
女性は、仕事を続けるには、本当のところで、理解あるパートナーと出会う事ができなければ難しい。
同じ世界の住人で無ければ、難しいのかな?今の相手が、結局は自分の事しか考えていない、自分が相手の立場なら、できる事を提案している?
そこに、性差を介在させて、発言しているとしたら、相手は離れていくだろうと思います。
人生は、欲張って、どちらも手に入れる事はできない、結婚して、子供もいて、週3日医師の仕事をした期間は、医師として取り戻すことは難しい、一生、そこで失う医師としての時間は取り戻すことはできない、できる、できたと思うことは、錯覚に過ぎない、そう、思います。
雨野医師の家族との場面が、今回は、母との事が、さらっと、薄く、描写されているように感じるのは、医師としての事を書くと、作家が決めているからだろうか?
そんな事を思いました。
紙の本
雨野外科医の成長物語
2021/07/31 19:12
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
外科医となり5年目を迎えた雨野。前巻までの未熟ぶりが姿を消し落ち着いた雰囲気が漂っている。そのためか本巻では周囲の同僚や患者の存在感が濃い。まず先輩の佐藤医師が交際相手からプロポーズとともにアメリカ赴任についてきて欲しいとの申し出が。女性に付き纏う諸問題が佐藤を悩ませる。勿論、答えは人それぞれなのだろう。一方、凛子先生が新人外科医として着任。そこで出会ったステージ4の癌患者・葵との交流が心に響き。もう手術も出来ない葵の希望を叶えるべくの富士登山には手に汗を握る。登場する医師らは皆真摯で頭が下がる物語です。
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雨野先生の、目の前の患者を助けたいという強い気持ちが医者として成長させているのだと尊敬します。命と向き合うのは、本当に大変な事だと思いますが、そんな中で、今回は雨野先生だけでなく佐藤先生のプライベートも書かれていて、仕事とプライベートのどちらも上手くいってほしいと思いながら読みました。この次は、凛子先生のプライベートも読んでみたいです。
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ハズレなし。
アメちゃんが立派な先輩になって、彼女ともうまく行ってて、凛子ちゃんという後輩も入ってきて、
患者の葵ちゃんに感情移入してるけど、人間として素晴らしかった。
最後の方は読み止めるのが惜しいくらいの内容。
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あめちゃんが先生になっていた!
葵ちゃんのこれからも、の人生が幸せでありますように。
まだ続きそうですね^ ^
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シリーズ3作目。
泣いてばかりの研修医だった雨野先生も、少しずつ着実に成長し、後輩もできて…。
面白かったけど、でもガン患者と富士登山ってありえる?
終わり方がもう少し丁寧だともっとよかったと思う。
それよりも、佐藤先生のその後、が気になる。
女性は「仕事か家庭・出産・育児か」の選択を迫られる。出産にはタイムリミットがあるから、しかたない部分もあるのかもしれないが、でもやっぱりなんか引っかかる。
渋谷も自分の夢を追いかけてアメリカへ、なら彼女のこと、外科医をやめて一緒についてきてほしい、とか、家庭に入ってほしい、ではなく、佐藤先生のこと、応援してほしかったなぁ。
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今回もおもしろかった。
すごく人間味のあるお医者さんで主人公も好き。
ドラマも見たら面白いし。
佐藤先生がハマり役!
あの役は、あの女優さんにぴったり。
今回のお話の中に、佐藤先生の恋愛話も載ってておもしろかった。
いつも謎に包まれた先生だし。
佐藤先生の恋人に合わせようとしてたお医者さんは、西桜寺凛子先生だよね??
若くして癌になってしまった女の子の話がメイン。
CT見たら、どんな状態だかお医者さんにはすぐバレてしまうが
かかりつけ医でもないので、あえて何も言わない…
でも、それを知って患者さんに接するのはキツイなぁ。
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シリーズ第3弾。5年の月日が経ち、だんだん頼りがいのある医師になってきた隆治。新米医師の凜子、深刻な病に侵されている葵を中心に話は進んで行く。いけないと知りつつも葵の人生に深く関わっていく隆治と凜子。ずっと続いてほしいシリーズ。
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雨ちゃんもベテランの域に入り、日常的に治療にまい進するだけでなく、プライベートでも彼女ができたり、後輩の面倒を見たりと、活動の幅が広がっている。
末期の患者と富士山まで登る。
この辺は少し「神様のカルテ」を彷彿させる。
残念なのはこの本が富士山を5合目まで降りたところで唐突に終わってしまったことである。もう少しそれ以降をにおわせる記述があってもよかった。もう少し丁寧な閉めが欲しかった。
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相変わらずおもしろい一冊。今回もいい具合の抑揚のあるストーリーで一気に読了してしまった。
主人公の雨野隆治もこれまでは医師として動くことに四苦八苦していたが、今作になると医師として大きく成長していることを感じ取れた。
先輩の佐藤玲は毅然とした医師でありながら、ひとりの女性としての葛藤の描写もあり、主人公以外の登場人物の成長をも感じられる。
今後どのような展開になるのかを期待しながら、次作を楽しみに待ちたい。
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安心して読める
富士登山には水分補給と酸素と糖分とアルミシートが必要だとよくわかった 笑
続きを読みたいな
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私が大量に医療小説を読むようになったきっかけの「泣くな研修医」のシリーズ3作目。
2作目の「逃げるな新人外科医」も夢中で読んで、書店にこの3作目が並んでるのを見て、一も二もなく手に取り購入したのだが。。。
これは私が思っている医療小説ではない。
末期癌の患者に無理に請われて富士登山をしてそれで終わりなんて。。。
医師も人間だ、とでも言いたいのだろうか。
何だか路線が変わってガッカリだ。
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医師とはなんぞや,という答えのない問に真摯に向き合い,物語という媒体を使って読者に提示する.答えなどないのだから,物語も決して終焉には至らない.全ては,死から免れ得ない全ての読者に委ねられる.多くの医師が,著者と同じく,決して安易な結論に至らず,真摯に生と死に向かい合った医療者であってほしい.
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泣くな研修医から好きで読んでいます。隆治を取りまく女性たちのキャラが全員好き。3作目にして、みんなキャラが固まってきたなぁ・・・隆治もどんどん成長して立派なお医者さんになって、それでも真面目で謙虚なところは変わらなくて、ずっと応援したくなります。本作では隆治にも後輩(凛子)ができて、指導的な立場にもなり、隆治が佐藤を見ていたような感じで凛子が隆治を見ている。
謎多き女性だった佐藤の私生活や葛藤も描かれているのが、女性としては嬉しいです。女性が専門職を続けていくときに必ずぶち当たる壁、「仕事と家庭、特に出産と育児を両立できるのか」という問題に佐藤も直面する。そして出産には時間制限があるといこと。出産適齢期は、仕事がやっと一人前にできるようになったころに期限がやってくる。パートナーは理解を示してくれるのか。どちらかを選ばなければいけないのか…。
そう考えると、同業者カップルというのが一番いいのかな、と思う。
私が一番好きなのは、看護師の吉川さん。彼女のプライベートはまだ出てこないなぁ。次作ではぜひ吉川さんのプライベートも描いてほしい。
今回隆治は新たな挑戦「学会発表」にも挑む。その姿勢もとても真摯で・・・私も隆治と同じように、決して自分の仕事に「とても向いている」「才能がある」わけでもなく、ただ実直に目の前のことを一つ一つクリアして、周りの人に助けてもらいながら仕事を続けてきた。すごく器用で才能があるけど高慢な人より、うまくいかないことも多いけど真面目な態度で努力している人の方が、上司や先輩から助けてもらえることは多いだろう。夢中で仕事をするうちにベテランと呼ばれる年齢に達してしまったけど、これからも謙虚さや真面目さを忘れずに頑張っていこう、と自分の仕事についても考えさせられ、励まされた。
そして新たに登場した本作の中心キャラ、葵のストーリーはベタだけどちゃんと泣けました。
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全巻から最気になってたことがなかなか出てこず、ヤキモキしてしまいました。
外科医のみなさん、医療関係者のみなさんのご苦労の一端を垣間見ることができて、緊張してしまいます。
どんなエリートに見える人でも色々な苦悩の中で生きているんだなって、思いました。
今日、生きてることにも感謝します。