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流転の海シリーズを既に読み終えた身としては人物紹介を読みながらおさらいをする感じで楽しめた。
シリーズを読みながら座右の書とするなら、人物相関図もそうだが舞台の地図が土地感のない読者の理解に役立つと思う。自分は長年関西に住んでいるので大阪や尼崎はイメージしやすかったが、南宇和や富山の地図は読んでいた当時にそばにあれば理解が深まったと思う。
流転の海の後日譚やスピンオフ読みたい!
くまざわ書店阿倍野店にて購入。
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よい、よいぞ…膨大な数の登場人物の紹介、さくいん、家系図(!!)、各巻ごとの人物相関図もある。各地の地図も載っていて各巻の生活の様子がよりくっきり目に浮かぶ、垂涎。あらすじも人物紹介も、とても丁寧に触れつつネタバレには配慮している様子が伺える。
一番好きなのは、あえて「何度も登場しないが、印象に残る人たち」項を設けているところ。
好きな人物を索引で探すも良し、地図や人物相関図を改めて眺めながらストーリーをおさらいするも良し。最新刊が出るたびに毎回一巻から読んでいてそれも骨太さが再確認されて良かったのだが、途中からでも人物について索引で探せるようになったのはさらに素敵。
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【1回目】人物名鑑部分は手を付けず、あらすじ部分を読んで「読了」扱いとした。宮本氏本人を模している伸仁とは、ちょうど入れ替わるようにぼくが生まれてきているので親近感が湧いている。伸仁が20歳になるまでの昭和史を描いた長編のよきガイドブックであると思う。