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投稿者:くれーぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルベールは色々事情はあるものの、やはり王子、パワフルな隣国の姫が婚約者だと乗り込んできて大暴れ。警備などお構いなしであちこちから登場し、宮殿を壊しまくっているけど、まあマンガなので…。ラウルの異様なまでの愛情が姫に伝わる日はくるんだろうか。アルベール王子も、まだまだ辛い片想いかな。
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、お話も素敵なんだけど、とにかく男性陣が美形で様々なタイプを楽しめるから読んでいて惚れ惚れする。
カガリ先生に、ギヨームさんに、新キャラのラウル、どのキャラもかっこよすぎる。
アルベールの婚約者であるマチルダは、身近にいる存在の大切さ尊さに早く気づけるといいのに。
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レネの故郷で繰り広げられる呪いに纏わる因縁の数々
呪いの仕業に見せかけようとするオーダも、立ち上る火や煙を見て絶望を覚えるフーも、自分を助けることは出来てもカガリを助けられないレネも…
誰も彼もが呪いによって苦しめられているし、呪いを利用して誰かを苦しめている。それはとても悲しい状態
かと言って、呪いがあればその人の全てが不幸と決まってしまう訳ではないと言及する台詞の数々は良いね。極限の痛みに襲われる状況でもレネを「祝福の子」と評したカガリも、不死のレネなら誰よりも希望を掴めると告げてくれたアルベールも
『呪い』はその人の在り方を強く定義付けてしまうけど、何もかもを決めつけてしまうわけではない。想いや行動によって変えられる
それを受け取ったフーが『呪い』の火を用いて、逆に村を救う描写は良かったね。フーは村人を救うのみならず自分自身を救ってみせたと言える。だから自由になれる
そして11話から始まるのはこれまでとほんの少し趣向の異なるエピソード。まあ、王族なのだからこの手の話がこれまで無かった方が驚きだったのかもしれないけど
アルベールもロザリーを始めとする周囲も、アルベールの縁談をレネが知ってしまえばショックを受けるだろうとあの手この手で隠しているのに、それを気にせず普通にアルベールを祝福してしまうレネは鈍感系入っていて面白い
また、全然気にされてないことに拗ねて「むっすーっ」とか「もやもや」ってなってるアルベールは可愛らしい(笑)
ああ、でも一応レネも心の奥底では気にしてるのかな?
その後、それぞれが脳内で自己完結せず、きちんと会話を行って意思疎通を行おうとするのはこの二人の良い点だね
レネはアルベールに約束した一番近くにいる未来を手にしたい、アルベールは一番辛い時に傍に居てくれたレネを手放したくない
二人の答えは一致しているのだけど、身分の差がそれを許してはくれないわけで。これから二人がそれぞれの一番を守っていくためには何をする必要があるのだろうね
そして許嫁として登場したマチルダは見た目も性格も癖が強い……
彼女がアルベールを愛しているのは確かなのだろうけど、それ以上にアルベールから愛されることに執着してる?
また、彼女の傍に侍るラウルも癖の強い人物だね
二人の関係はアルベール・レネと似通った部分がある。マチルダは王族としての立場から追い詰められ救いを求めていた。ラウルは『呪い子』と忌み嫌われることで自分を受け入れてくれる居場所を求めていた
アルベール・レネと決定的に違うのはマチルダが求めたのはラウルで無かった事と、ラウルが本物の『呪い子』では無かった事か
呪いを持たない二人はだからこそ、幸せになれるはずだし幸せにならなければならない。それが逆に二人を追い詰めてしまったわけか
急展開を迎える事態。『呪い』を持たないが『想い』を持つラウルは果たしてマチルダを救えるのだろうか?