紙の本
のんびりゆったり。
2021/07/09 16:53
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
誉田先生の本でこんなにゆったりまったりな本を読んだことがなかったのでどぎまぎしながら読んでしまいました。読むのに少し時間かかった〜。つまんなくないですよ。ちゃんと楽しい。少女と大人になった女性の心情がすっごく丁寧に描かれてるし、ギターリペアの店の店長男性もすっごくすてき。少し傷ついたりまったりしたくなったらまた読みたい本です。
紙の本
ジャンルはアオハル?
2022/09/29 16:12
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子高生の楽しく切ない学生時代。
それぞれの想いが交差し、それぞれの目線でのストーリー展開。
友情という安っぽいものではない。
誉田さん特有のえげつなさは一切なく、ほろ苦い作品。
電子書籍
過去と今と
2023/07/19 03:48
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去と今が並列の形で進行していく物語。はじめの方では、無関係かと思われていた事が次第に関連が……みたいな。読んでいて思ったのは、作者は、音楽が好きなんだな、ということです。
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青春だなあ。。
大人になって音楽をやり始めたのだけど、高校生の若い時にもやってみたかった。ちょっと彼女たちが羨ましい。
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32歳のこじれた女と高校生のガールズバンドの話が並行的に語られる。
ページが進むにつれて、どうやらこれは現在進行形のパートと昔語りを織り交ぜているらしいと見えてくる。
けどイマイチ全容が掴め切れないのは、二つのパートの語り部である「私」が別人であり、主人公の内面と外面が微妙に異なる表情を見せるためだろうか。
二つを繋ぐピースはある。冒頭、殊更意味ありげに示される「ルーカス」とタイトルにある「二人のルカ」。
ぶつりと途切れた少女たちの不完全燃焼の夏と、その後も熾火の様に燻ぶり続ける焦燥感が、ふぅっと色を取り戻して穏やかに動き始めるまでの物語。
まぁ何れにせよ。
瑠香、今からでも絶対お祓いした方がいいと思うぞ。
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甘く切なくあの頃だけの特別なかけがえのない時期を思い出して味わう懐かしさといったものを感じる作品が、けっこう多いですね、氏の作品には。
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青春ものの小説を読んでる感じがしてノスタルジックな気持ちになった。
彼らの14年は色んな物を変えたように思う。ヨウが14年前の間の音楽との繋がりは全く無かったんだろうか?姫川玲子のハ―ドボイルドな世界と違った作風、あまり読み応えを感じなかった。
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誉田哲也の青春小説
離婚して地元に戻った女性、その街でギター修理を営む男性、バンドを結成し活動に励む女子高生の3つの視点から、あるバンドにまつわる顛末を描いています。
誉田哲也の青春モノ、音楽モノに間違いはありません。一気読みにて・・・大満足でした!
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途中まで話がどう繋がっていくのか、読めなかったが、終盤以降、こう繋げてくるのか!と唸ってしまいました。
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離婚して東京の谷中に戻った沢口、その近くにお店を構えている乾、女子バンドを作ろうとする高校生・佐藤。3人の視点によって繋がれる、あるグループによる絆。嫉妬や情熱の詰まった青春群像劇。
誉田さんの作品というと、「ストロベリーナイト」や「ジウ」など警察小説が印象に残っているのですが、「武士道シックスティーン」や「世界でいちばん長い写真」といった青春小説も手がけていて、その幅広さに驚きがありました。
今回は青春小説で、それもテーマは「音楽」。最後の解説に書いてあったのですが、作家の前はミュージシャンを目指していたそうです。
なので、ギターの知識や演奏、音楽に対する情熱などが丁寧に書かれていて、青春ならではの爽やかさも相まって、清々しい気持ちになりました。
物語の構成は、3人の視点が変わるがわる変わっていきます。沢口と乾の物語は、一緒の世界観でわかるのですが、高校生のパートは、異なっています。読み進めていくうちに、いつしか一つの物語として合体していきます。
こうなっていくんだと段々と3人の物語が繋がっていくことに驚きとともにちょっとした満足感も味わえました。
高校生の作るバンドが、爽やかに描かれていながらも、そのメンバー一人一人の考えや嫉妬などビターな部分も丁寧に書いていて、共感する部分もありました。
一緒に活動していると、どうしても他人と比較してしまいます。自分よりも優れていて、その人に追いつこうと練習しても、なかなか上達しない。そういった苛立ちやバンドの目指す方向がバラバラになる時のメンバー間の溝が、日常生活と似ている部分もあり、辛いわとも思ってしまいました。
そういった経験を経てのバンドに起きた悲劇。さらに辛さや痛みも加わり、ため息が出るばかりでした。
しかし、その後のストーリーが感動を誘い、同じ経験をしたからこそグッとくるものがあって、よかったねと思ってしまいました。
進んできた道は違えども、再会すると今までのことが昨日のように感じます。昔の友達と久しぶりに会ってみようかなと思わせてくれた作品でした。
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あの夏に想いを馳せる
かけがえのない日々を振り返る
過ぎた時間を語るのに
そろそろいい頃合のようだ
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青春と恋愛と癒しが詰まった物語です。女子の複雑な心理描写が秀逸でした。そして、バンドなギターにちょっと詳しくなった気がします。なんか、高校生に戻りたい…なんて思ってしまいました。
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つくづく、巧みな作家さんだと思う。誉田氏の「武士道シリーズ」が好きで、同じ「青春もの」と思い、手に取った。時間軸が交差している上に、「私」が入れ替わるので、中盤以降まで、かなり複雑な構成で、先が知りたくて止められず、一気に読んでしまった。高校生たちの(当人たちには苦々しくも)甘やかな、複雑な気分が甦るような、懐かしいような雰囲気…。最後は一気に爽やかな読後感で、いい気分を味わえました。
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青春ガールズバンド小説!ちょいミステリ、ほんのり恋愛模様、といった作品。
誉田さんの青春小説が好きです。特に女性ものの。誉田さんの描く女性はとても魅力的なので。「容姿か整っていて、ある面に突出した才能があるけど、どこか抜けてる(変人)」キャラが誉田さん作品には、よく登場する気がする。今回は「ヨウ」が該当してるかな。天才肌というか、爆発的な感じ、が気になり、そこから怒涛の展開からの、終盤は胸にグッときました。天才もやっぱ生身の人間なんやな。
余談ですが、誉田さんはアイドル(坂道系)のファンなのですが、たまたまかもしれませんが、登場人物の名前がそのアイドルに引っ張られているような気がしました(笑)
その視点から読んでみても楽しめます。。
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読んでみて、確かにあの夏の出来事はとても濃厚で忘れられない出来事だったでしょう。
高校時代の話は、クミが主人公のように進むため、私はヨウの事がよく理解出来なかったです。
大人になった遥は別人のようで、私的にはもう少し二人のルカ主体で進んだら分かりやすかったと思います。