- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
蒼穹のアリアドネ 13 (少年サンデーコミックス) みんなのレビュー
コミック
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
朽ちた断頭台
2021/05/25 17:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
空に浮かぶ都市の目撃報告は、大分前から、あったらしい。
だが、その記録は数百年分もあるのではなく、どうやら、アリアドネ皇国の歴史は、然程、長くはなさそうだ。
十に満たない都市国家が、その存在を、地上の人間に、知られる事なく、空中で、覇権争いをしている。
レアナの秘密は、近侍の者にさえ、明かされない、トップシークレットであるばかりか、地上で暮らす人類を含めた十三の種族の生存を脅かす、深刻な事態の発生を予告する、誰もが聞き流せない内容だ。
予期せぬ形で、それを聞かされたラシルは、惰眠を貪れるほど、肝が据わってはいない。
手の内を、少しだけ明かしたレアナも寝付きが悪いようだ。
寝相が悪いルルロラは、その話を全く理解しないので、熟睡する。
先の大戦時に大活躍した英傑は、三人とも、世界の異変を感知した。
マウ族は平原を駆けるケンタウロスのような生き物だ。
現存するマウ族は、大量虐殺の目撃者で、レアナの出生にも関わりのある別の種族の機密を、一族で共有する、排他的な種族である。
ギサウ族のダット博士は、ラシルと同様に、空に浮かぶ都市の目撃者だ。その弟子のポポルは推理能力が高く、レアナの秘密の内容から、思考を深化させて、大胆な仮説を提唱する。
ポポルがレアナの旅に同行したのは、ルーサ族の王の墓所を出た直後である。
ルーサ族は、原初の光を探す者を監視する。
ヴィーヘェ族の集落で、レアナが見た光景は、幻ではなかった。
原初の光の在処を探るレアナの旅は続く。
ラシルには妹がいる。
レアナには姉がいる。
戦災で家族の一員を失った者は多く、彼らの心の傷は未だに癒えない中で、戦争犯罪人のバルバロスは壮健だ。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |