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紙の本
あってもなくてもいいような
2022/06/23 05:31
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投稿者:flowerofzabon - この投稿者のレビュー一覧を見る
この10年くらい、鎌倉を舞台にする良質な映像作品が次々と輩出されたこともあってか日本国内の鎌倉訪問熱は高まる一方。国外からの観光客にとってもマストの訪問先。とはいえガイドブック片手の観光客は他所に比べて少ない印象。東京圏からの客にしたら遠足や遠出、初めてのデートで訪れる場所であってわざわざガイドブックを買ってやってくる場所ではないのかも。また江ノ電目当ての鉄ちゃん、歴史好き、寺社仏閣やそれに伴う日本美術館好き、花を愛でる風流人、とみにもてはやされる鎌倉野菜目当てのグルマン、かつての文士や大船撮影所の面影を追う文化オタクなどディープなゲストの欲求に応えるとこは、総花的なこの種のガイドでは難しい。また宿泊も、この種のガイドが掲載する範疇の無難なそれは少なく、近年増えている個性的な小規模の宿はこの種のガイドで魅力を把握するのは難しい。ことほど左様に一般的なガイドブックにとって鎌倉は難物と思える。本書も鎌倉の魅力を伝える視座を提供することに成功しているとはいいがたい。飲食店や雑貨などは「おとなの」「プレミアム」感を出して差別化を図れる項目だろうに、残念ながら掲載されているラインナップはそれほど吟味された選択とは思えず、若者向きのそれと変わらない。交通など実用情報の必要度が低い都会なので、裏切られたと感じる失敗も感じないだろうが、持ってきてよかったとも思えない凡百の一冊である。他社も似たり寄ったりなので好みがあえば購入候補にはあがろう。
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