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検証の方法が、2つある。その2つが急に出てくる印象で、ちょっと読みにくい。裁判の記録や被告の知人等の証言など、事実をまとめたものを前半にして、後半は「法の外」のことや「陳腐な悪」の考察でまとめた方がいいのではないかな。
筆者の頭の中が整理されないまま、その時思いついた流れのままに本になっている。「分かってもらおう」という風にして書いたのではないだろう。
アーレントに興味を持ったきっかけになった。
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元職員による徹底検証相模原障害者殺傷事件
優生学、全否定はしないが、ネガティブな捉え方だよなとは思う。
種の起源を書いたダーウィン、基本性差別主義者であり、人種差別主義者でもあるが、彼の従兄弟フランシスゴルトンと共に、優生学が発生した訳だが、
ネガティブな差別主義者である、物事の捉え方は常に否定的である。
ヒトラーは、基本ユダヤ人への恨みはなく、ただどんな経済政策をしても景気が良くならない、
ならば金持ちから巻き上げよう、しかし、金持ちにも人権はあるし、多くの人に反感を買う可能性がある。
ならば恨んでいるユダヤ人を狙う、
その程度の感情であのホロコーストや障害者を虐殺したのではないか、と思うが。
しかし、ヒトラーはいやらしい男だ、自殺するなんて。
処刑された戦犯の遺灰は、遺族に渡すことなく房総沖に散布された。
神格化を防ぐためだ。
しかし、読み違いがあった気がする。
ナチスは、ヒトラー個人への崇拝のためユダヤ人虐殺をSSナチス親衛隊や突撃部隊アインザッツグルッペンは行ったが、日本には戦犯個人に対しての崇拝で大東亜戦争を起こしたわけではない。
あくまで世界恐慌を打破し、余剰気味の人工を減らし一国として成り立たせるため、やむを得ない状況だったと思う。
ナチスと日本とでは状況が違うのだ。
一部の人間、選民だけの世界は、とてもつまらない。
どこかで行き詰まる。飽きてくる。
価値観は多様。
障害があっても、必要と思う人が1人でも居れば、社会には必要なのだ。
多様ではあるが、どこかで皆一つにつながっている。
人1人生きていくうち、繋がらないで生を終える人間はいない。
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カフカ、ダーウィン、門番、んーーーむつかしい!!
わけわからん、事件について深く知りたくて読んだのだが、ある程度の予備知識が無いと私のように大半が理解できないと思います。
この本の大部分を占めているのが、筆者なりのカフカやらカントやらの海外著書の解釈、説明であり、その解釈を前提にしてこの殺傷事件の原因を追及していくというもの。
単に事件の詳細を知りたいという人には向かない。