はじめの一歩 １３１ ＴＨＥ ＦＩＧＨＴＩＮＧ！ （講談社コミックス週刊少年マガジン） みんなのレビュー

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キース・ドラゴンの豪運ばかりがクローズアップされる中、鴨川会長の言葉が重い。
「己の拳を信じ、信じた拳を裏切らない己を作る」
「幸運や奇跡はその先に訪れる」
とまあ、このセリフに至るまでの鴨川ジムの面々の一連のやり取りが含蓄に富んでると思います。

幸運や奇跡を否定はしないけども、それに頼るだけになってしまうことを戒めている。

とはいうものの、キース・ドラゴンと鷹村の「運」を比べたときに不安になってしまうような出来事ばかり。この状況で、高村は何を見せるのか。
いよいよ開戦です。

鷹村が日本開催にこだわる理由。世界戦を急ぐ理由。
それは、己のコンディションを一番よく知っているからでないでしょうか。
網膜剥離の疑惑に、バイソン戦で痛めた足の状態。
いつも思うのだけど、鷹村には悲劇的な結末は迎えてほしくない。

でも、一歩が現役復帰決断するきっかけは、もう鷹村ぐらいしかないと思うのです。
あとは、会長か。
どちらにせよ、悲劇なんだよなぁ。

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大学生になって、アルバイトでお金が使えるようになって、一気に買い揃えてから20年の付き合いです。すでに期待を超えたもの、良いことも悪いことも楽しめるような、日記のような漫画になりました。早く一歩くんを再起させて欲しいです。

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鷹村戦の前日譚だけで一冊丸々。個人的には、本作を通じてずっと、鷹村戦が一番興奮するから、こんな感じで盛り上がるのもアリだと思うけど、それにしても一歩って…という感じも。ここでの鷹村の一言すら響かんようなら、もうずっと復帰の道はないんじゃないの？みたいな。