紙の本
『みんなのためいき図鑑』
2021/08/14 19:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
班でつくる図鑑のテーマを押しつけられた4年生のたのちん(田之上嵐太)
保健室登校の加世堂さんがかいてくれた「ためいきこぞう」の絵をヒントに「ためいき図鑑」を思いつく
班の小雪、コーシロー、七保は賛成してくれたが、思わぬところで問題がおきてしまう
加世堂さんに教室に戻ってほしいけれど、おこった小雪もゆずらない
どうしたら、加世堂さんの気もちと小雪の気もち、おなじだけだいじにすることができるのかな。
考えたすえにたのちんが出した答えは……
幼年童話からYAまで、さまざまなかたちで等身大の子どもの心を描く作品で人気の村上しいこの最新作、2020年7月刊
《ためいきは最後に幸せをはこんでくる!?》──新刊紹介(童心社公式サイト)
「ためいき」を図鑑のテーマにするというアイディア、「ためいきこぞう」というトリックスター、保健室登校の理由など、村上流のユーモアとペーソスとアイロニーがわかり始める小学校中学年からおとなまでたのしめる一冊
※「きうのわたし、いうたよな」⇒「さっきわたし、いうたよな」では
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面白い発想。ためいき図鑑を作る たのちんの班には、保健室登校の加世堂さんがいる。絵の上手な加世堂さんに頼みたいたのちんと、自分が描くという小雪で揉める。加世堂さん、お母さんに気持ちが言えるといいねぇ。こういうお母さんいるよね…子供の気持ちも話も聞かない人
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2022年読書感想文課題図書 中学年
4年生のたのちんは班で調べ学習して、なにかテーマを選び図鑑を作ることになった。孝四郎、小雪、七保、たのちん、そして保健室登校の加世堂の5人班。ほかの班はお仕事、ペット、病気など決まっていく。ひらめいて、ためいき図鑑を作ることにしたたのちんの班。でも、保健室登校の加世堂さんと小雪の仕事をうまくまとめられなくて、たのちんは悩む。
全編関西弁のため、個人的にはちょっと読みにくかった。あと、ためいきこぞうがいない展開にして欲しかったかなぁ。加世堂さんを見守るクラスの態度が良かった。小学校の不登校って、イジメとかより、理由不明で教室行けないことが多い印象ある。加世堂さんは自分で理由分かって良かった。解決はこれからだけどね。
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ためいきって気付いたらついてる気がする…。たしかにためいきっていろんなときに出るし、それを図鑑にしたのはおもしろい。ためいきこぞうもかわいらしい。
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保健室登校してる加世堂さんのお母さんの態度に、自分を振り返る。
テンポよく話が進むだけでなく、ところどころハッとさせられる言葉も。
特に、野球をやってる尾崎くんの言葉
「ぼくがはいってる野球チームでかんがえても、全員がレギュラーになりたいと思っても、むりやんか。えらばれなかったら現実を、うけいれるしかないやん」
「コーチやかんとくは、成績以上に、たとえエラーをしても、三振をしても、どれだけ野球にしんけんにむきあってるかをだいじにする」
これは、去年、野球をやっている息子さんがいて、レギュラーになれなかったら意味ない、と言っていた先生に読ませたいけれど、大人でこういう考えを持っている人の考えを変えるのはなかなか難しい。
子どものうちに読んでほしい。
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ためいきこぞうが、かっこよくて好きだった。たのちんを助けてあげてやさしいし、縄をのぼれるから。
保健室登校だった加世堂さんが、ためいき図鑑の絵をかきたいと言うために、教室に来たところは、すごいなと思った。絵を本当に書きたい、みんなの役に立ちたいって思ったんだろうな。
絵がかわいかった。(小5)
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この本を読んで、わたしたちはためいきといっしょに生きているんだなと思いました。個人的には、
この本には三つの面白さがありました。一つ目は、かせどうさんと小雪の関係です。読者もヒヤヒヤしてしまいます。二つ目は、かせどうさんが教室に帰ってこれるかです。またまたかせどうさんの話になってしまいましたが、保健室登校のかせどうさんは、まずなんで保健室登校になってしまったのでしょうか?三つ目は、やっぱりためいき図鑑!
本の最後にためいき図鑑の一部がのっているので、気になる人はぜひそこも読んでみてください!
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僕らのクラス(4年生)は、学校の図書室で班ごとに「オリジナル図鑑」を作る相談をしている。
おしごと図鑑、ペット図鑑、病気図鑑、と他の班は決まったらしいのに、僕らの班は全然決まらない。
班のメンバーは、たのちんこと僕と、星合小雪と新開七保と、コーシローと、それから、保健室登校の加世堂ゆらの5人。押し付けられる形て、僕が明日までに何にするか考えてくることになった。昼休み僕は保健室に行って、加世堂さんに図鑑のことを話した。加世堂さんが「あーあ」ってためいきをついた。そして「たのちんのためいきこぞう」を描いて僕にくれた。
家に帰って図鑑を何にするか考えていたら、ためいきこぞうが出てきて話をした。それで、僕は「ためいき図鑑」をにしようというアイデアが出た。
ためいき図鑑の絵は、加世堂さんに頼もうと思っていたが、翌日、小雪に私か書きたいと言われて僕は何も言えなかった。でも加世堂さんに頼みたい僕は加世堂さんにも絵を書いてと言ってしまう。
小雪が加世堂さんと何かあったようだし、加世堂さんの教室に来られない理由がだんだん分かってくる。
最後にみんなで作った「ためいき図鑑」が載っている。
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R4年度 課題図書(中学年向き)
ため息って、あまりいいイメージのものではなかったけど…そうでもないことに気付いた。子どもたちは、この作品の登場人物たちのように気付けるのだろうか?
巻末に、たのちんたちが作った“ためいき図鑑”が載っているのが楽しかった。
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2022年度課題図書、中学年の部。
「ためいき」で図鑑をつくる、という最初の設定がかなり面白い。中身は保健室登校の子とかクラスメイトとの人間関係のほうがメインだけど、巻末にきちんとためいき図鑑が載っている。
この「ためいき図鑑」の部分だけでも、
とても面白いのでぜひ読んでもらいたい。
なるほどなあ、面白いな〜〜。
わたしもためいきクイズをして、この本を紹介したい。
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第68回青少年読書感想文中学年課題図書です。
国語科の学習で班ごとに図鑑を作ることになります。たのちんの班では、ためいき図鑑を作ることになり、班での役割はスムーズに決まりますが、保健室登校の加世堂さんの役割を決めるのに、班で言い合いになってしまいます。
保健室登校児童の内面に迫りつつ、人間関係を作っていく上で、相手の気持ちに寄り添うことが大切だと教えてくれる一冊です。
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たのちんのクラスで図鑑を作ることになり、各班それぞれ色々な図鑑を作る話し合いを進めていた。
たのちんの班はためいき図鑑を作ることになり
班の仲間には保健室登校をする加世堂さんがいて
たのちんは加世堂さんが教室にくるきっかけになればと思い、彼女にイラストを描いてもらいたかった。
けれど同じ班のはっきりものを言う小雪が、イラストを担当したいと言い、不穏な空気が漂い始めるなか、たのちんの悩みはつきない。
心配しているのに、保健室ではいつも通りの加世堂さん。
かつて加世堂さんを励ましていた小雪の気持ち。
加世堂さんが描いた、ため息小僧が動き出して、
たのちんの悩みを聞いてくれる。
加世堂さんが保健室登校になってしまった本当の理由。
みんなのためいきの理由、原因、リフレッシュの方法
クラスメイトにインタビューして完成した、ためいき図鑑ができるまで。
2022課題図書。
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娘の読書感想文が全く進まず、アドバイスしても一向に何言ってるのかわからないので、私も読んでみた。
クラスでグループごとにオリジナル図鑑を作ることになった子供たち。ペット図鑑、病気図鑑…他の班は決まるのに、たのちんの班は決まらない。
時間は刻々とすぎ、何の図鑑にするかは宿題になった。悩ましいたのちんは同じ班だけど保健室登校の加世堂さんに口をこぼしにいき、加世堂さんの描いた絵からたのちんの"ためいきこぞう"が生まれる。
このためいきこぞう、絵から飛び出して、たのちんの悩みの聞き役となる。
決まらない悩みからため息が洩れ、ため息にも色々あることに気づいたたのちんは、ためいき図鑑を作ることを提案!
皆に賛成をもらい、一件落着と思いきや、図鑑の絵を巡ってもう一悶着。
子供たちも大変よね。
ため息も出ちゃうよね。
でもため息出すだけじゃなくて、本気でぶつかる時には本気でぶつかること、本心を吐き出すこと、そんなことを教えてもらった気がする。
小四には内容盛り沢山で、読書感想文にするのは難しいのかな。小さな部分を切り取って展開していったら良いと思うが。娘よ、頑張れ。
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この本は読書感想文で書きました。
この本は昔は小雪とゆらは仲が良かったけれどゆらが保健室になってちょっとしてからはしゃべらなくなってしまいそのあと何か月語った後に授業で図鑑を作ってくださいと先生に言われて小雪が絵をかかせてほしいというけれどゆらもかきたいといい
最終的にはゆらがえをかいていいことになるのでよかったです。
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図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。物語の機微までは追えていないけど、ストーリーは追える。この本は面白かった、予想してたストーリーとちょっと違った、というところまではいけました。