- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
7 件中 1 件~ 7 件を表示 |
電子書籍
銭→米への遷移
2023/11/21 05:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:WAST - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の年貢(税金)は米、これは時代劇などでもおなじみ。しかし、室町末期の税金は銭や銀で払っていたのも私のように少しかじった人間でも知っている。
現代の眼からみると銭→米というのは一見、退行しているようにみえる。この現象が決して非合理的なものではないということを東アジアの地理的広がりから解き明かし、さらにその先まで教示してくれる良書。
電子書籍
15、16世紀の東アジア経済
2022/11/01 13:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
撰銭行為が日中朝で同時に起きていたり(朝鮮は布)、中朝貿易で朝鮮銀が使われていたのが日本の石見銀山からの銀大量輸出の呼水になったりと一国史的な見方でなく経済が繋がっていることが面白かった。南米銀の流入でインフレが起こり社会が不安定になる中、明は滅んだが江戸幕府は鎖国することによりグローバル経済から切り離すことで安定化したなど興味深い論が述べられている。
紙の本
近世東アジアの経済発展
2021/09/21 17:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
15世紀後半からの中国の経済成長に端を発する東アジア全体の経済的な変動を紹介したい一冊。戦国時代、明清交代、壬辰倭乱と日中朝にとっては動乱の時代でもあったが、同時にそれは社会の流動性を促し、新たな経済需要の高まりを見せた瞬間でもあった。石高制という日本ローカルに思える体制が、東アジア全体の経済発展に繋がっており、さらにその裏にはスペイン銀の流入など世界全体を見据えたグローバルな連環が存在する。戦国時代の経済に興味がある人にとっては、その視点を一気に広げられる良書だと思う。
紙の本
鎖国は経済対策でもあった。
2024/05/01 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
東アジア 日本朝鮮中国 とその周辺部の経済史である。大部で詳細に記述されているが、原典の登場が比較的少なめでこれが逆に読みやすさのもとになっている。日本 及び 朝鮮において銅貨不足に悩んだ時期が長かったのに、なぜ自国で銅貨鋳造を行わなかったのか?銅地金がなかった?鋳造能力がなかった?政権が経済に無関心だった?本書を読み終わっても今ひとつ釈然としない。
鎖国は経済対策でもあった との終章の記述には、感銘を受けた。
7 件中 1 件~ 7 件を表示 |