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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
うんちのでき方、成分内訳、生物ごとの違いなど語られている。コミュニケーションとしてうんちを使う生物などなど興味深い生態が語られていておもしろい。
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
興味は、めちゃくちゃそそられるけど、他人には手にしているのは見られたくない感じの本なのが、好きだ。
また、なぜ手にしているのを見られたくないほど、うんちと聞くと恥ずかしみがわくのかも、この本から学びたい。
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ブクログの抽選に当たっていただいた本。ブクログさんありがとうございます。
「うんち学」と聞くとキワモノに聞こえるがすごく真っ当な生物学だった。特に序盤は中学高校で習った生物の知識(リボソームとかATPとか)の復習。
途中からは目から鱗のうんちに関する真実が多数。いくつか挙げると、
・サンゴやサナダムシやホヤはうんちをしない
・うんちの臭いの正体は腸内細菌の放出物
・鳥のフンの白色の正体は尿酸
・「口と肛門」の誕生から顎の進化並びに頭の進化が始まった
・腸内細菌には善玉菌・悪玉菌・日和見菌が2:1:7の割合でいる
・悪玉菌の増加は下痢や便秘を引き起こす
・ウサギやネズミに見られる食糞は、うんちに残った未消化の栄養素を無駄にしないため
・人間は二足歩行になったから肛門括約筋が弱くなり、お尻を拭く必要が出てきた。他の哺乳類は強力な括約筋でうんちを吹っ飛ばすからお尻を拭かなくても平気
…などなど。
すごく勉強になった。
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1月17日新着図書:【なぜするのか?に始まりなぜ茶色いのか? 臭い理由は?で話は、うんちとは、進化の結晶にして生存戦略の武器だった!と奥が深いうんちを読んで見ましょう。】
タイトル:うんち学入門 : 生き物にとって「排泄物」とは何か
請求記号:ブルー480:Ma
URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28194716
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うんちについて語り合うなんてことは日常ではまずないけど、生命にとってはとても大事なもの。
そんなうんちの話が盛りだくさんです。
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著者の言う「うんちの役割4箇条」とは,以下の通り。
1 生き物と進化の証である「うんち」
2 個体間のコミュニケーションを担う「うんち」
3 種間での情報戦略と種の存続に役立つ「うんち」
4 生態系での物質循環を担う「うんち」
いずれも,あまり説明が要らないのではないだろうか。言われてみれば,その通り。結論的には,あまり新しいものは無い。しかし,具体例を挙げながら説明して貰うと,理解が進むのも確かである。
進化の過程で生まれてきた消化管という仕組。考えてみれば,これは体の中の一部なのか,それとも体の外なのか。極端に言えば,ドーナツが長くなり,中の円形の空間がとても狭くなったと考えれば,私たちの体(ドーナツ)の外の部分とも言えなくもない。著者はこれを「内なる外部環境」という。
「内なる外部環境…。食物は外からやってきて,消化管という『内なる外部環境』を通るうちに『うんち』となり,ついには肛門から,ふたたび外部環境へ出ていくんだね。食物から消化・吸収された栄養素は,『いのち』という内部環境の形成と維持に利用され,内部環境で不要となったものは消化管から『うんち』となって放出される,そういうことなんだよね?」(本書,p.190)
現代ではすっかり忌み嫌われるうんち,なるべく見えないようにしようと近代化された人のうんち処理。でもでも,もう一度,動物がうんちをする意味を考えてみませんか,著者の呼びかけに,自分のうんちの存在の重さを感じるのである。
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うんちについて消化管の進化から社会的意味合いまで、幅広くカバーしている。自分のうんちについても問い直すきっかけになる。
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タイトルからして、買うにはちょっとと思い、図書館で借りたもののリビングに置いたまま食事の時に、家族から微妙な目線を得てしまった本。
表紙がほんわかしており、ミエルダとうんちくんの会話形式で進んでいくので、簡単かというとそうでなく、内容はブルーバックス・レベルでした。高校生物学かそれ以上。一応、中学生から一般読者を対象にされているらしいが、それより難しいのではないでしょうか。
400万年前から「尻を拭き始めた」ことを進化生物学的に考察しているところは、へぇ~と思いました。
縄張りを示すために、カバがうんちを尻尾でまき散らすという箇所をみて、数年前に子供らを上野動物園に連れて行った際、三島牛のコーナーに立ち寄ったところ、わざわざこっちに尻を向けながら、まさにブリブリブリブリとしながら、尻尾でまき散らし、思わず危な!と避けつつ、いや~「うんがついてよかったね」とか、意味不明なことを子供たちにいって、ぽかんとされたことを思い出しました。きっとカバだけではないでしょう。
うんちから見た生物の在り方や、その意義について学べる本です。
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見た目と違い、大人の本。うんち君とミエルダの掛け合いで解説が進むが、これが難しく感じるのは私の脳ミソに問題が?
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うんちが生物においてどのような役割を果たしているのか?を子供でもわかるようにストーリー仕立てで解説した本。興味がないジャンルだったため最後まで読めなかった。
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中学生から読めるようにと、様々な視点からわかりやすく
書かれている「うんち」について科学的に考えるための
入門書。良く書かれているとは思うのだが、語り手をうんち
にしたのが思ったほど効果を示していないのが残念。そこは
素直に子供で良かったのではないかな。
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【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC10560633
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うんち君とミエルダによる「うんち学」のお話
第1章 生物にとって「うんち」とは何か
第2章 個体にとっての「うんち」──なぜ「する」のか
第3章 集団にとっての「うんち」──果たして「役に立つ」のか
第4章 他の生物にとっての「うんち」──「うんち」を使った巧みな「生き残り」&「情報」戦略
第5章 環境にとっての「うんち」──地球規模で活躍する「うんち」
序盤は生物の主に代謝についての知識
高校の生物で習う内容よりちょっと詳しい知識などもあったり
生理学、分子進化学、遺伝子分析等の視点で語られている部分は興味深い
食糞する動物は結構いる
本書でも語られているけど、親の腸内細菌を子に引き継ぐという意味もあるし
消化吸収しやすいという意味もあったりと、理由は様々
うんちの臭いの意義
同種のコミュニケーション手段になっていたり、自身の体調を反映するものだったり
胃腸免疫系の変化はうんちに反映されやすいのはそうでしょうね
ヒトが排便後に拭くようになった理由
直立二足歩行を始めたことにより肛門の位置が後ろから下になったのと
括約筋が衰えて排便の勢いがなくなったから
皇居の溜め糞の観察研究
当時の天皇陛下による論文だっけ?
確か溜め糞を長期間に渡って同一地域での例は希少というのを聞いたことがある
自然環境の調査でも溜め糞場なり、糞などのフィールドサインから種の同定やバイオマスの推測なんかもしますよね
生き物の排泄物が果たす役割と生態系での物質循環の役割
窒素でも何でもいいけど、生物にとって必要な元素の循環を見ると、よくできているなぁと感心する
自然に繰り返されるうちに安定化してった結果なんだろうけど
だからこそ種の保存は大事なんだよなと思える
「うんち」と「おしっこ」
同じ排泄物でも消化器系と循環器系の違いがある
なので、同じレベルで語られるのはちょっと違うんじゃないかとも思ったり