紙の本
「ぎぼまんじゅう」「上間てんぷら店」「首里そば」が気に入ってます
2022/03/11 23:17
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、ここ10年近く沖縄料理にはまっている。この本に掲載されているものでは、「ぎぼまんじゅう」「上間てんぷら店」「首里そば」が気に入ってます。沖縄に行ったときは必ず立ち寄る店です
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Food&Life Storyというタイトルがピッタリな一冊。
その料理には、お客さんへの想いだったり、家族から受け継いだ技だったり、生きがいとしての食堂だっり、さまざまな色がある。もちろんそんなの沖縄に限った話じゃないけど、僕らはもっと沖縄料理のことを知るべきだ。
食べ歩きたい沖縄。ありがとう。
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沖縄の食と戦後の歴史を辿り、記録と記憶を残し、今を見つめる。
INTRODUCTTION 01~07 INTERVIEW 01~10 COLUMN 01~09
FOOD TOURS 北部エリア 中部エリア 那覇・南部エリア
FOOD MAP、店舗一覧、用語一覧、参考文献有り。
沖縄の食文化には、語り継がれる複雑な歴史と記憶が
内在している。琉球という国。中国や日本、アメリカ、移民先。
様々な変化の中で、食文化はチャンプルーし、または、
独自の料理を守り伝えている。そして現在は・・・。
10軒のインタビューは、琉球料理、伝統菓子、沖縄そば、
豆腐、ジャズ喫茶、食堂、ステーキハウス、タコス、
中国料理、ハンバーガー。他にも、コラムやFOOD TOURSで、
様々な店や料理と人を紹介しています。
店に、人に、料理に、歴史有り。
激動の時代を知る人々の証言は、重い。だが、
多種多様な人々が行き交い、皆に愛され、根付いた料理の数々。
豊富なカラー写真とイラスト、幾つかのレシピが、
味わって欲しいと誘っているようにも感じます。
鶏卵こう、ビンザハンバーグ、汁物が気になりました。
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【食べ物でたどる沖縄】
沖縄料理の歴史、インタビュー、コラムとガイドブック風の「フードツアー」、合計42件のお店を紹介している本。美しい写真やメニューの図解イラストを眺めているだけでもたのしい。
沖縄の料理の歴史は、そのまま沖縄の歴史とリンクする。厳しい気候から工夫してできた庶民の食べ物と、中国からの影響が組み合わさる。各国との行き来が盛んだったことから、もてなしのための宮廷料理が生まれる。そして第二次世界大戦後は米兵向けの食べ物がアメリカから流入。それらが融合して現在の沖縄料理となる。日本本土とはちょっと違う食文化を楽しむと同時にその理由をこの本から学ぶ。
インタビューではそれぞれの店の歴史がそのまま戦後沖縄史とリンクする。極東最大のアメリカ空軍基地、嘉手納基地近くのカフェ・オーシャン。アメリカ人向けの食堂だったが、今はタコス店だそうだ。タコスの皮は店主の母親が米兵の奥さんに教わったものだとか。店主の屋良さんはお店で町の移り変わりを見てきた。(本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会/つちふまず)