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朝日新聞記者の200字文章術 極小コラム「素粒子」の技法 みんなのレビュー
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紙の本
おもしろい
2022/03/15 19:02
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もり - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名英語講師の関正生大先生がおすすめされており、評判通りの良書でした。関正生先生がユーチューブで解説されているので、それを見て決めるといいと思いますが、これは買いだと思います。
紙の本
『朝日新聞記者の200字文章術』
2023/02/08 21:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝日新聞夕刊一面の極小コラム「素粒子」を7年半にわたり担当した著者による文章読本
じっさいの「素粒子」を素材にして、五七調にならないように、オノマトペの使い方、「的」は避けるなど、短くてわかりやすい文章を書くノウハウを解説する
《実例を挙げながら、短くても伝わる文章、キレのある文章、コクのある文章のポイントを示します。》──出版社による紹介文
ただし、「200字文章」とは謳っているものの、紹介されているのは文章を200字にまとめる技法に特化した内容ではない(「200字文章」は「素粒子」の文字数182文字から)
2021年月11刊の本書に続き、同著者による続編『朝日新聞記者の書く力 —始め方、終わり方』2022年8月もある
紙の本
新聞の読み方がかわる
2022/05/22 16:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は朝日新聞夕刊一面のコラム「素粒子」(182字)を毎朝4時半に起きて、7年半書き続けてきた。限られた文字数で読者に伝えるため、著者は<無駄な言葉を削りに削り、言いたいことの芯だけを残して文章を醸す。そのことだけを考え続けてきました。>と記している。その「考え続けてきた」ことを取りまとめたのが本書である。一般人が多くの人に読んでもらうことを意識して文章を書く機会はほとんどないだろうが、新聞を読む際、記者はこうしたことに配慮して書いているのかという舞台裏を知るだけでも本書を読む価値はある。その内容のごく一部を紹介する。◆新聞一面のコラム、段落の数は4~6と各社によって決まっている。改行は▼などの記号で表示、新聞によっては▼の位置が水平に揃っている。独特の定型の美学を追求しているとも。(この美学は日経新聞)◆1年に1万種類以上のワインを試飲するソムリエの田崎真也は、五感を働かせて100の単語で表現し記憶、20~30の単語を使い分けて説明するらしい。日常から、ワインに限らず例えば目にした風景を五感を使って表現する訓練をしている。◆常套句は使わない。常套句を使った瞬間に自分の観察眼と表現力を放棄したことになる。◆著者が気になる言葉を列挙している。会議の場で意見を言う前に、「個人的には」を枕詞のように使う場合にしばしば遭遇するが、「あらかじめ逃げを打っている」ように聞こえる。本書の記述にはないが、語尾に「かな」をつける話し方も同様であろう。TVのコメントで「かな」の連発で聞き苦しいことこの上ない学識経験者(?)が生息している。最近は、「させていただきます」の嵐。「させていただく」は、誰かの許可を得て行動するときだけに使う。
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