紙の本
優しさが伝わってくる本です
2022/02/07 17:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かやぶき - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるちゃんの可愛い写真がたくさんあって、生前の姿を思い出して寂しくなりました。養老先生とまるちゃんの関係に憧れます。猫さんを外に出してあげられないことは、やむを得ないとは理解していますが、人間が管理できないものを拒否しているようにも思われ、どうにか、良い方法は考えてしまいました。
猫さんの幸せと、人の都合と、生き物の別れについて。良い本でした。
紙の本
素晴らしい飼い主には、素晴らしい猫。
2022/11/30 19:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で本書を手にとり、養老先生の猫、まるが、逝ってしまってたことをいまさら知る。
NHKの「まいにち、養老先生、ときどき まる」で眺めて和んでいた懐かしい記憶。それが、本書を読み進めて、立ち上がり、なぜだか時々泣きたくなる。まると18年も暮らした養老先生の寂しさも勝手に想像してみたりする。
そんな風に読み進めながらも、養老先生が、まるを日々眺めながら気づいた哲学...みたいなものが、もう素晴らしく。
最後は、そこはかとなくありがたくなった。
ただの遅れてきた一読者ではありますが、やはり、私も「まる ありがとう!」。
紙の本
本にしてくれて有難うございます
2022/11/30 14:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの「養老先生、ときどきまる」で、リアルタイムで見てたので…。番組、円盤化してくれないかなぁ…って調べてみたら、DVD化してたのね。あと「猫も杓子も」のDVDにもまると養老先生の回が収録されてるのね…。
投稿元:
レビューを見る
自分も まる のように自足出来る者になりたいと思いました。
聞き書きだからか、いつもの養老先生の本ほど理屈っぽく無く読みやすかったです。まるの写真がたくさんで嬉しかったです♪
投稿元:
レビューを見る
養老孟司さんの、今で飼われていた猫 まる。
まるとの暮らしで感じた喜び、得た洞察、失った悲しみ。
著者の、愛猫への想いが詰まった優しく温かいエッセイ。
養老孟司さんらしい智慧もしっかり。
投稿元:
レビューを見る
養老先生のまるへの思いがあふれている。レビューを書こうと「まえがき」を読み返すと、涙があふれそうになる。かけがえのないもの、まさに一期一会。先生は物事を理屈にすることに長年取り組んできた。しかし、それは「生きること」に対する虐待だという。まるは、理屈など言わず、素直に生きて、素直に死んでいった。「ヒトの壁」を読んで、まるの本があることを知り、書店で見つけて購入した。最近は、養老先生のYouTubeをたびたび見ているので、まるの姿もよく見ていた。雰囲気のあるネコだなあと思っていた。それが、DVDになったり、本になったりしているということはまったく知らなかった。営業部長だったのだ。養老先生の著書に販促が必要なのかとも思うが、大変活躍していたようだ。まるのおかげで、読者層が増えたということなのだろう。そして、ここで養老先生に秘書がいることもはじめて知った。まあ、これだけ幅広く活躍されているから、スケジュール管理など、いろいろと仕事はあるのだろうなあ。いやあ、でもこのまるの「どすこい座り」何とも言えない愛くるしさ。他のネコが皆同じような座り方をするのかどうか知らないが、まあ愛嬌のあること。そして、まるといっしょの養老先生の笑顔がまた素敵だ。YouTubeでまるの思い出話をされているときの養老先生の何とも言えない笑顔、きっと孫以上のかわいがりようだったのだろうなあと想像する。養老先生はまるといっしょにお墓に入られるそうだが、もう少しお元気でお過ごしいただきたいです。
投稿元:
レビューを見る
人間も猫のようにあるがままに生きていくのがいいんじゃないか?と語られているような本。猫を飼っている身としてはとても共感できる。人間はたくさんのことを気にして求めて生きている。もっと楽に生きていきたいな。
投稿元:
レビューを見る
まるちゃん 本当にありがとう
癒されました。
猫を飼いたいけど、先を考えると決断できず。
人の猫やグッズでも癒されますし、しばし我慢(笑)
投稿元:
レビューを見る
優しい笑顔の養老先生と、マイペースでお茶目なまるちゃんの数々の写真が載っていて、心の奥が優しさで満ち溢れてきます。
養老先生は、まるちゃんを心から愛していたと同時に、まるちゃんが心のものさしであったと書いています。
○私たち人間は大きな部屋に人を100人集めたとして、それを見て「人」という概念で一括りにできる。でも、チンパンジーやまるは、おそらく別の個体が100人並んでいると感じるだろう。人は、そのように意識が優先するから、認識を共有して、言葉のやりとりが可能になるのである。だがそれが良いことずくめであるとは限らない。
人間社会で暮らしていると、自然に人間社会の垢が溜まってくるので、感覚の世界を時々、確認したくなる。まるをものさし、つまりある種の基準として観察することで、私は自分の生き物としての自然な感覚を忘れないように、生身の自分を調整していたのである。…
まるちゃんを愛玩猫として可愛がるのではなく、同じ生き物として、その生き方に尊敬の念を持ち、対等なものとして大切にされてたことが伝わってきます。
とても素敵な一冊でした。他の本も読んでいきたいです。
投稿元:
レビューを見る
自由気ままな 自然体のマルを ベタベタ接するのではなく ちょっと離れた所から 愛情を持って見守り続けていたんですね。人も猫も同じ動物で 必ず訪れる 死 も又自然な事。
先生がマルに尊厳すら持って接していた様にも思えました。マルは幸せでしたね。
とにかく マルの写真が本当に可愛い。
投稿元:
レビューを見る
かわいいなどでは言い表せない、なんなんだろうな。猫は奇跡みたいな時がある。
まさしく
「何か大いなる力に祝福されているような貴重な時間」
by南木佳士さん トラや
投稿元:
レビューを見る
養老さんは、自分のすぐそばにいて完全に自足している生き物はまるしかいないという。だからまるは、養老さんにとって「ものさし」なんだと。まるはまるらしく生きてまるらしく死んだ。
どの写真の養老さんも、まるを見ているまなざしが優しくてあたたかい。
投稿元:
レビューを見る
“どスコい座り猫”まるへの愛情あふれる墓碑銘。写真見ているだけで、心が和み、ほっこり。先日、和歌山のタマにも会ってきたが、他所様の猫にここまで魅入られたのは、まるだけ。猫らしく「ほっといてくれ。俺は俺でいいんだ」の態度。理屈なんか言わず素直に生きて、素直に死んだまる。確かに、みんなが“まる状態”になれば、まさに世界は平和であろう。
薬師寺 高田サンの言葉
「かたよらない心 こだわらない心 とらわれない心」ウチのネコちゃん眺め、日々自戒しょう。
投稿元:
レビューを見る
著作で見知っていた程度でしたが、シュンと寂しい気持ちになりました。
まるのように自然のままでいられたらなあ…と思います。
投稿元:
レビューを見る
猫について書かれたものではあるが、社会や人の心のあり方、また宗教観についても新たな感覚を得られてよかった。