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京都の中世史 2 平氏政権と源平争乱 みんなのレビュー

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紙の本

京都は応仁の乱の前から争乱に包まれていた

2022/09/20 09:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、「京都の中世史」第2巻で、12世紀の白河院政期から源頼朝の死に至る間を取り上げる。「武者の世」到来という。貴族政権の内紛で勃発したといわれる保元・平治の乱。これを鎮めた平清盛は、後白河院を幽閉して平氏政権を樹立する。他の勢力は平氏と軋轢を生み、私たちがよく知る源平争乱を引き起こす。古代律令制の崩壊、荘園制の成立という政治的経済的な側面、仏教の展開にも及ぶ。中世、武士の政権が誕生していく時代に、京都は空前の混乱期に見舞われる。
 目次を見ると、プロローグ、1 鳥羽院政と院近臣、2 権門の分裂と保元の乱、3 平治の乱と清盛の勝利、4 平清盛と後白河院、5 平氏政権の成立、6 福原遷都と内乱、7 戦乱と荒廃、8 鎌倉殿の入京、9 中世荘園制の成立、10 院政と顕密仏教の展開、エピローグとなる。
 平安時代も兵乱が相次いでいたが、京都ではそれほどでもなかった。武力を行使する前にこれを未然に防いでいたと思われる。摂関政治がこの面で機能していたと思われる。しかし、院政期では必ずしも安定をもたらしていない。ここだけ批判するものでなく、自社強訴あり、時代が移り変わる時期であったことは間違いない。「武者の世」と言っても平氏政権は貴族的という評価がある。鎌倉殿は武骨な東国武士というイメージがあるものの、現実は違う。日本史での中世を、京都を中心に照射していくと新たな見方が出てくるのではと期待する。

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