男どもをコテンパンに
2022/05/13 20:26
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文藝春秋の編集者、メチャメチャこき下ろされてますが、大丈夫ですか?ww
新人賞をとったけど次作が書けない新人作家、時代に取り残された昭和ロマンの大御所作家の悲哀、ナイスミドルのつもりで空回りする男などなど、いろんな人間模様をおかしく描きながら、男女の社会的地位の歪みを浮き彫りにしていきます。
そして、コテンパンにされた男たちが取り残されるのだ。
最初の話は良かった
2022/08/01 13:44
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、エッセイかと思ったら違ってた。
菊池寛が出てきた最初の話はおもしろかったけど、
それ以降は読むに連れて、澱が溜まっていくような感じだった。
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読後、菊池寛についてめっちゃ調べちゃった人は私だけではないはず…笑。
寿司の話どこかのアンソロジーとかで読んだ気がするのだけど思い出せない…なんだったっけなぁー。柚木さんお寿司好きなのかな。
どの話も読みやすく、娯楽としての読書としておすすめ
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お久しぶりの柚木さん。
私の中で “女の世界” を描く作家さんと言えば柚木さん。
登場するのは編集者にダメ出しされる新人作家、女性車両に乗り込んだ45歳男性、男の意地悪を回避するため美容整形をしようとする女性など。
特に良かったのが、
*「ComeComeKan」
*「エルゴと不倫鮨」
ままならない現実や理不尽を描いても、柚木さんの綴る文章は重くなりすぎずクスッとしたりニヤリとしたり。
小気味よく明るい気持ちで読めるのがいい!
ちょっと鋭くて、良いこと言うなぁって場面もあり癖になる面白さがある。
長編(中編)作品を読んでもっと柚木ワールドに浸りたくなりました。
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【なぜ、私たちは社会と噛み合わないの?】なぜか微妙に社会と歯車の噛み合わない人々のもどかしさを、しなやかな筆致とユーモアで軽やかに飛び越えていく短編集。
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お気に入りは「Come Come〜」「立っている者は〜」。
「Come Come〜」は、新人賞を取ったものの、鳴かず飛ばずの作家・原嶋覚子。担当者にはいつもダメ出しされて途方に暮れていた所へ文藝春秋の創始者である菊池寛の銅像の声がいきなり聞こえてきて…
銅像の菊池寛がとにかくお茶目で、振り回される覚子とのコンビがコミカルでお気に入りです。
担当者も何か凄い固定概念で、かなり言いがかりな所もありましたが、菊池寛のお陰で一皮剥けた覚子の今後の活躍に期待です。
「立っている者は〜」は、クズ夫と離婚すべく逃げてきた私の元へやってきたのは、何と義父。奇妙な同居生活が始まって…
私と舅の関係が奇妙だけどお互い理に適ってて、最初はどうなるかヒヤヒヤでしたが、案外ウマが合ってるみたいでこのまま何となく一緒に暮らしてそうな気がしました。
全体的に読了感爽快でテンポも良く、それぞれの話を掘り下げてもっと読んでみたいと思いました。
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短編集。
ファンタジー要素の入った、帯にある通り世の中の見方が少し変わる話。
私はファンタジー要素が苦手なのかもしれないと思った。
一通り読めたが世界観に浸ることはなかった。
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菊池寛が他の男たちとちがうのは○○なところ…。
なぜか微妙に社会と歯車の噛み合わない人々の
もどかしさを、しなやかな筆致とユーモアで
軽やかに飛び越えていく短篇集。全7編を収録。
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お寿司の話が一番好きかも。よく食べよく喋るお母さん、見てるだけで元気貰えそう。あと磯部餅(安倍川だっけ)を生ハムで巻くのと永谷園のお茶漬けにチーズあわせるのめっちゃおいしそう
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短編集の2つ目の話はすごく重要で、短編同士が関連するのかしないのか?の見極めのための位置づけとなる作品で、独立した短編集であることがわかると、ちょっと残念に思う、可哀そうな立場でもある。
そんな中で「渚ホテルで会いましょう」などと、すっごく良いタイトルを付けられた短編で、普通の話だとショックも大きく・・・
すみません、嫌な読者で。
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装丁がとても可愛い!!ページを開くと現れる眼鏡を掛けた狸は…菊池寛さんですかね。
へんてこなおじ様が出てくる1話完結の短編集。どの話も良かったのでもうちょっと話を読んでみたいものがありました。特に、立ってるものは鼠でも使えとあしみじおじさんはもっと続きが読みたい位でした。
なんとなくこの小説に出てくる女性達は不思議と助けてあげたい。と思わせる魅力というかなにかを持ってる気がして、生きていく為にはそういう何かが必要なのかもしれない。もちろん男性も。
ペットのオチャッピーってなんて可愛い名前なんだろう!オチャッピーがかわいそうなことにならないといいなぁ。
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どの話もほっこりする面白い話だった。全部好きだったけど、特に、立っている者は舅でも使え・あしみじおじさんの話が好きだった。
・「若い頃の苦労は買ってでもしろ、とか言うじゃない?作家は幸せになっちゃおしまいとかさ。女の物書きはたくさん変わった恋愛をしろとかさ。でも、そんなの意味ないよ。貧乏して、不幸せな恋愛したら、名作書けるの?保証あるの?そういう精神論、1番意味ないと思ってんの。僕、義理人情とか根性論とか大っ嫌い!僕、貧乏だったから、よくわかるんだよ。苦労しても性格が歪むだけ。苦労人でいい人なのは、苦労したから性格が磨かれたんじゃなくて、もとっから性格が素晴らしい稀有なタイプなんだよ。それに苦労もしろ、いい性格にもなれって、辛い目にあってる人に対して要求きつすぎ。」
自分の今の悩みに対しての、一意見としてすごく心に刺さった。こういう考え方もあることに安心した。
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信頼と実績の柚木麻子。悔しくて泣きそうになる現実にちゃんと向き合いながらも、爽快に活力を与えてくれる。ありがとうございます。いつもツイート楽しく拝見しております。(そのせいか、菊池寛を香川照之もしくは金田明夫に当てはめて読んでしまいました。)現代の大塚女子アパートメントはどこ!?あったら即入居したい!
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まあまあ面白かった。
どれも読んでて前向きになれる感じの話。
菊池寛の銅像の話がいちばん好きかなあ。
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ジェントルマンがタイトルにあるので、おじさんがテーマの短編集でいいのかな?一番好きだったのは「エルゴと不倫鮨」なんかスカッとしたわ。