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【ダンディーな若隠居が庶民を助ける人気シリーズ!】散歩の途中、質の悪い男ら相手に土下座する町人を見かけた清兵衛。町人は賭場で借金をつくり、女房と息子を巻き込んでの騒動に……。
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引退した風烈廻与力の桜木清兵衛。
拝領した八丁堀邸を息子らに明け渡し、妻と二人での隠居生活。
現役と違い、することが激減し、役目はなくとも毎日の散歩が日課。困っている現場に出くわすとついついお節介を。
罪をすぐさま罰するでなく、できることなら再出発を促そうとする。
夫と二人暮らしになって、肩の力も抜けた妻、安江も清兵衛のお節介がうつる。
二人の空気感が素敵な世界。
今回はヤクザとも渡り合う清兵衛。
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4話からなる。
活字も大きく、話も面白いので、さくさく読める。
登場人物も、限られていて、よく理解出来る点が、読みやすいのだろう。
主人公の桜木清兵衛星が、元与力なのに、威張った感じも無く、痔を煩ったり、剣豪なのに 腰痛だったりと、弱い一面も書いてあり、厳めしさだけでない所が良い。
それに、妻の安江さんと何事も隠し事が無く、仲が良いところも良い。
最後の「組糸屋の女」で、おしん殺しが、安江さんの知り合いで、子供好きの筆学所の師匠 お恵さんが犯人だったのは、ちょっと意外だった。
でも、自訴しても、殺人なのだから、遠島で、済むのだろうか?
盲目的になって、愛に走った女だけど、一度は、安江さんと付き合いのあった者。
潔く忘れる事が良いのだろうか?と……
最後は、少し余分ではないだろうか?なんて、思いながら、本を閉じた。