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挿絵でよみとくグリム童話 みんなのレビュー
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紙の本
著者のグリム愛が伝わってくるような好著
2023/03/19 02:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名通り、まさに収録された
大量の挿絵をつぶさに眺めながら、
「グリム童話の挿絵」と
「日本でのグリム童話の受容」
についての著者の説明に耳を傾ける、
といった趣向の本です。
大学の出版部から出されたれっきとした
研究書なのにもかかわらず、読んでいて
余り肩がこらないのヮ、例えば、
第65頁の「少々○○な、はさみの渡し方」
などの、クスりとさせるくだりのおかげかも。
浮世絵師、小林永濯の手掛けた
グリム童話の挿絵ヮ、幕末明治期に画業を
なりわいとしていた一日本人が、欧米の文物を
如何に自分なりに咀嚼して、自身の作品として
「吐き出したのか」、の一例として、興味深く、
また尊ぶべきものだとも、感じました。
最後に、本書ヮ写真集や図録の類でヮ
ありませんので、それでなくてさえ相当に分厚い
上質紙が使われている頁の数が増え過ぎない
ようにするにヮ、各図の大きさヮこの程度で
充分でヮないかと思った次第。
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