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ほっこりするし、時々ほろりとさせられる。その道の達人から聞く含蓄の有る言葉。もっと言えば、インタビューされたその当人にしか言えないパーソナルなエピソードに感動した。丹頂鶴の飼育員と塗装工は特に。イラストとそれに添えられる手書きコメントも良い味。センス。"地球の機嫌がいい日の秩序"って気に入りました。
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100人分、いろんな仕事の達人にインタビューして、仕事の極意をまとめた本
仕事に特化してるというよりかは、「こんな生き方もあるんやなぁ、世界は広いなぁ」っていう感じで、自分の生き方をやさしく肯定してもらえるようなふんわりとした雰囲気!
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いろいろな職業が
数行で言い表されていて
本当に面白かった
どこから読んでも
そこだけ読んでも
ほんの1分だけ読んでも
面白い
達人観察図鑑
というサブタイトルが
言い得て妙
この中に私の職業もあって
今までで一度だけ
他人から
「達人なんだね!」と言われたことがあったことを
思い出した
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文字数が多いわけでもなく、インタビューした内容を独り言のように書き記してある。だからこそ、さらさらっと読めるのに印象に残るところがたくさんある本なんだと思う。読みやすく、かたくなく、でも面白い。また読み返したい。
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自分の持ち場を丁寧に照らしている達人に会うと、うっとりする。
素敵な表現。
とかく隣の芝生は青く見えてしまう物だけれど、
私は自分の持ち場を分かっているだろうか。
照らせているだろうか。
誰かの、そして自分の分かりにくい凄さを探して、
誰の事も、自分の事もディスらずに、
機嫌良く過ごしていきたい。
子供に読ませたい。
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達人達にインタビューした話しをまとめた本。
ふんわりした気持ちになりながらも、確かにフムフムと言ってしまいそう。
達人達の話しがまとめられているのに固くなく、自分自身や職業への愛が感じられる。
挿絵もとっても可愛い。
自分も達人になれるよう日々暮らして行こう。
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いろんな仕事をしている人に会って 話しを聞きたい!
なんていう気持ちを 満足させてくれます。
軽いけど深い!
軽やかで楽しい
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金井さんの本を読むたびに、どんな眼を持ってるんだろうと思う。選びぬかれた言葉で語られて、するりと心に入ってくるけれど、こんな話や言葉を引き出せている彼女に気がついて、脱帽せずにはいられない
いつまでも目の前の人を、ひとりの人として見つめられるというのは、簡単なことではないと思う。修行〜〜
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金井真紀さんの初めての著書だそうです。
様々な分野の達人、海女から始まってロッククライマーまでの88人に文庫版での増補 カレー店店主〜料理カメラマンまでの12人が加わって、計 100人のフムフムな言葉が詰まっています。
ちょっと永六輔さんの無名人語録のような感じです。
金野典彦さん(ポルベニールブックストア店主)の文庫版解説に「長時間のインタビューからこぼれ落ちてしまいそうな、捨てるにはあまりにももったいない魅力たっぷりの話しを掬い取って煮詰めた、濃厚なダシのような本がこの「フムフム」なのだ。」と、まさにそういう感じ!うーん、さすがに解説もフムフムです。
みんなフムフムだけれど、個人的に特に好きなフムフムは、板金工、太極拳選手、振付師、メーカーのクレーム対応係、盲導犬訓練士など。
単行本しか持っていない方はぜひ文庫本も買いましょう。
気軽によめて、なんだかほっこりにっこりできるので、おすすめです。
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色々な道の達人たちとおしゃべりして聞き取った面白いフムフムが見開き1ページ(正味2ページ)に描かれている。その短さが本当に丁度良い読み物。
でも興味深い言葉があちこちにあっていつもはしないのに付箋を貼りながら読んでしまった。ハッとする言葉、ジーンとする言葉、人生の重みを感じる言葉、すごくたくさんの心に染み入る言葉があった。
例えば
塗装工の「失敗したらひとつ戻ってやり直す」
釣り番組ディレクターの
「イライラしないという才能」
木こりの
「自分しか気づかないほんのちょっぴりの進化」
料理人の
「血は踊る、血は騒ぐ、生きるって血だね」
起業家の「人生、死ぬまで暫定だから」
などなど付箋だらけになってしまって選べない。
作者さんが肩肘張らない感じでとてもうまくおしゃべりしているので達人たちもどんどん言葉が出てきちゃっているように思える。多分信頼関係を築いて長く長くおしゃべりした中のこれはという一部分なんだと思うけど、とても良かった。
武田百合子さんの随筆で石屋の外川さんと百合子さんが話している感じに似ていた。相手の人もすごいこと言っているつもりもなくて、百合子さんもすごいこと聞いているつもりもなくて、でも会話はすごく興味あることになってて、こっちは前のめりに読んでしまう感じ。読んで良かったと思える本。いつでもどこからでも読めて、たまに深いことが書いてあってまた何度も読み直したい。
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1974年生まれの金井真紀さん、構成作家から居酒屋のママ見習いを経て文筆家・イラストレーターとして活動されたとか。この本を読んだらもっともっと彼女の事知りたくなってしまいました。
いろんな職業の達人たちのインタビューから100人の人生観を集めて本にするなんて、偏見に満ちた私では到底できないことだし、オープンなハートを持って接しないと根の部分は答えてくれないと思うのですが・・
うん、彼女は天使に違いない。
特にコアな仕事をしている方の話はゾクゾクしました。
緊縛師ってなに、無茶無茶ヤバそうなんですけど、自分が縛られたらもろポンレスハムなんですが拘束を解かれた後の解放感が病みつきになるそうで?の世界観。
絵といってもいろいろあって、絵画修復師とか、犯人の似顔絵捜査官とか、なるほどフムフムが溢れてました。
風の音を集める音声さんにも感動しましたし、優秀な秘書の資質とか、歌人は繊細でナルシストな感じで友達にしたらめんどくさそうってとこも共感しましたww
世界は驚きと感動に満ちているって教えてくれた1冊です。また、あとがきが素晴らしい。書店の店主に書いてもらうとか、気取らない感じがフレンドリーで、コミュ症の私でも受入れてくれそうな包容力がたまらなく、好きになってしまいましたww
確率的には1000分の3でも、その3人は以外と近くにいるとか、2匹目のドジョウを狙うのも案外いけるかもって目から鱗でした。
他にも知りたい職業があるので是非、達人たちにインタビューして続編書いてください。これはライフワークとして続けてくださると嬉しい限りです。
銭湯絵師とか、ひよこ雄雌鑑定士とか、耳かき師とか気になってますww
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靴磨き師。結局、暇な時にどうするか。それで決まる。
幸せはお金や成績ではない。死ぬ時に良かったと思えること。なんもなくても、何も結果出てなくてもこれでいい、楽しい、と思えたら幸せだな。
コツコツやるタイプの人の強み…最初からできなくても焦らない。
人生、死ぬまで暫定。
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『日本に住んでる世界のひと』(金井真紀) で著者を知って、その他の本を読みたくなり、手に取った『世界はフムフムで満ちている』。
様々な職業に就く方々の紹介で見えてくるのは、こだわりと誇り、
そして著者の面白おかしい文章の書き方。
「へぇ〜、なるほど、フムフム」と一緒に「ッップッ!!」ももれなく付いてくる。
こういう本が好きだし、続編出てくんないかなー!って思いますね。
何で著者はここまで深い事聞けるんかなぁー。
この深い部分に触れるとついつい【天職】について考えてしまうけれど……
はて……
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様々な職業の人へ著者がインタビューをした記録。シュールで可愛らしいイラストと一緒に、見開きページでうまーくそれぞれの人の職業、人柄、エピソードをまとめている。寝っ転がりながら気楽に読めるのに、内容は深くて濃い。その道を極めてる人にしか分からない感覚や習慣、努力の仕方など勉強になることも多い。自分の人生では関わることのなさそうな人々が大半なので、こういう人がいるんだ、こんな仕事もあるのかと驚く内容もある。この著者の別の本も読んでみたいと思った。
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金井真紀著者は、このタイトル通り達人観察図鑑で、色々な仕事をしている人達に、インタビューするのだが最後2、昆虫学者は、動物は、寿命がみぢかぃのは、生きる力が強い事だと、心に響きました。最後の解説では、神奈川の鎌倉の本屋では、この本が売れていること、どこから読んでも、良い事読みやすいしこの本は、一瞬でふわっと明るくなるそうだ。金井真紀著者は、人の話を、聞く達人とあり、だからこの本が生まれたのであろうこのタイトル通りフムフムといいたくなる本だ。人間に関して悪いニュースがあると人間の悪い所ばかり目にいくがこの本は、人間は、良いもとだよと、言っているみたいだ、是非読んでいない人は、読んでほしいと思う。