投稿元:
レビューを見る
今回から歩美が成人しましたね。
お気にいりの作品は母親の心得、想い人の心得です。
娘を失くした母親と長い間一人の女性を思い続けた人の物語。
あったかいな、せつないな、いいなぁと思いながら読んでました。
まだ描き続けるということなので、続きが楽しいです。
投稿元:
レビューを見る
前作が依頼人を中心に描かれていたのに対し、どっちかというとツナグ側に焦点を当てて書いた感じかな?
割とミステリアスだったツナグの存在が、かなり人間味溢れる感じになっております(というか普通のサラリーマン)。
死者に会えるという設定慣れしてしまったからか、前作ほど感動する場面はなかったですかね。子供の章はちょっとキタ。
投稿元:
レビューを見る
最後の「想い人の心得」が特にお気に入り.ホテルの窓からライトアップされた夜桜をみてはしゃぐ絢子さま,もう一度見せたかった蜂谷さん.すっごくいい.
投稿元:
レビューを見る
満月の夜から翌日の朝まで死者に会えるように繋いでくれる使者(ツナグ)になった歩実は、社会人になり成長していた。この物語の世界観が好きで続編もとてもよかった。
自分が大切に思っている人に会えなくなったとき、もう一度会えるという機会があるならば、誰に会いたいのか。そして自分に会いに来てくれる人はいるのかと今回もまた考えてしまった。
「母の心得」では何があっても生きていく人の強さを感じることもできた。
「想い人の心得」では年月の流れは思うよりも早いということ、自分を思ってくれる人を大切にしなければと思った。
歩実のこれから歩んでいく未来がまだまだみたい。
「プロポーズの心得」「歴史研究の心得」「母の心得」「一人娘の心得」「想い人の心得」
投稿元:
レビューを見る
さすがの一冊。一つ一つの物語が心に染みるが、連作長編のためつながっているのが読んでいて楽しい。
作家さんの中にはあるシリーズをライフワークとして捉えている方もいるが、おそらく辻村さんの現在のライフワーク作品としてはこの『ツナグ』になるんだと思う。
死者と一度だけ会うことができる設定のもと、人々の物語が展開され、わかってはいるのだが、じーんとしてしまう。
主人公の歩美も成長し、社会人となった本作。これから歩美にもどんなことが起きるか楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
「ツナグ」の続編。
死者と合わないという短編もあったり、複数回の交渉の上、ようやくという短編もあったりで、前回同様、面白い。
他の短編と登場人物がクロスすることで、また違う角度から話を進展させ、深みがでてくる。
また続編が読みたい。
投稿元:
レビューを見る
ツナグの続編ということで読み始めたのに、最初は全然知らない人の話で『あれ?』と思っていたら。思いがけないところで繋がって、最初からやられた気分。
感情移入することはあっても滅多に泣かないのだけれど、「母の心情」の亡くした娘を思う二人の母親の姿には泣いてしまった。特に少し目を離した隙に水難事故で娘を亡くしてしまった親の、現在進行形の痛みを想像すると耐えられなかった。
人生は、何が起こるかわからない。
当たり前のことなんて何一つない。
同じ時間を共有できることは、素晴らしいこと。
だからもっとたくさんの人といろんな話をしたい。
そうすることで、お互いの記憶の中に生き続けることができるのだろうから。
投稿元:
レビューを見る
前作を読んでからだいぶ経つ、続編なので余り期待していなかったが、前作以上に面白かった
特に最後の何回も断られても諦めず、会う交渉を続けた85歳のおじいちゃん、初恋の人に会いたい一心かと思ったら、お嬢様が若く死去し、誰もがお嬢様を忘れなかった事を伝えたい一心、お嬢様の大好きだった桜の花を見せる計らい、とっても感動した
又続編が読みたい‼️
投稿元:
レビューを見る
続編。
死者と生きている人が再会する話。
電車で読むとダメですねー。
歩美くんのこれからを見ていきたいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
ツナグの続編ということでわくわくしながら読み始めたら、
1章から、え…??っていう展開で、続編??って疑ってしまいました。
ともかく読み進めていくとその理由も判明し、前作を読んだ時に感じたもやもやが少し晴れた気がしました。
まさかここで出てくるとは…少しは希望が見えたのかなと思いたいです。
小説を読み終える度に歩美が少しずつ成長していくのを感じて、それがなんだか嬉しく思えます。
もっとこの先も歩美たちを見守っていきたいです。(続編希望)
投稿元:
レビューを見る
1冊目の親友の心得の続きと思われる話が含まれます。親友の心得は最後がつらかったので(故に心を揺さぶられましたが)それが良い形に繋がって安心してしました。娘を亡くした母2人の話は号泣しました。2人のお母さんが前を向けてよかった。前を向く強さを見せてもらいました。よい本でした。
投稿元:
レビューを見る
''ご縁''って素敵だと改めて思った。読み終わった後、こころがほわ〜っと温かくなった。これから生きていく中で繋がるご縁を、今までより大事にしていこうと思う。
投稿元:
レビューを見る
文庫本は初めてですが、読むのは2回目
相変わらず、ミズッキーは良い話を書く…
泣いたのも2回目
ドイツ語で親子が話しをするシーンはもう涙なみだでした
投稿元:
レビューを見る
人の死は突然訪れることも、覚悟して訪れることもある。
前者の場合、後悔することが往々にしてある。
日常が当たり前のように繰り返されると錯覚して生きてないか?
そう問われている気もする。
生きてるからこそ、大切な人との時間を大事にしたい。
生きてるからこそ...
投稿元:
レビューを見る
大好きなツナグの続編!まさか続編があるとは思ってもおらず、発売からすぐに購入。
前作同様短編形式になっていて、一話目を読んでいて、「これは本当に前作と同じツナグ…?」と不安になりましたが、読み進めて納得。ちゃんと歩美の物語でした。
前作に比べ、ツナグである歩美にフォーカスが当たっていて、社会人として働く傍らツナグとしても役目を果たす歩美の成長を感じられました。そういう意味でも、歩美の物語という方が良いかもしれない。
どの章も良かったけれど、個人的には「母の心得」が一番切なくてキツかった。若くして先立ってしまう娘と残された母の物語。自分に重ね合わせて考えてしまい、涙無しには読めませんでした。電車で読んでいて、耐えきれず目が潤んでしまい、これ以上読んだらまずい!と思って一旦本を閉じたくらいです。
ツナグで救われる人がたくさんいる一方、会わずしても前に進んでいく人もいる。後者の方が強いということではなく、どちらもあって良いのだと思います。現実にもツナグがいてくれたら、と感じることがありますが、そうでない以上(いないとも言い切れないですが)どうにか向き合って進んでいくしかないよな、と改めて感じました。
この先も彼らの世界が優しく続いていきますように。また続編お待ちしています!