紙の本
大変だけど面白い
2023/08/23 22:11
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投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通りなのでもちろん大混乱で、ちゃんと読むのが結構大変でした。
想像通り叙述トリックの宝庫。思い込みを使って操作されたミスリードにしてやられた感が凄い。最後まで気が抜けず。
主題材をただ啓発する話ではなく、アイデアも内容も面白く読める。
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投稿者:SSST - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれが誰だかこんがらがって分からなかったです。
でも最後は面白かった。
ぜひぜひ一度読んで頂きたいとおもいます
電子書籍
大山正紀という名前
2022/11/29 00:19
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子殺人事件の犯人16歳が逮捕されます。その名前は、大山正紀。確かに、大山という名字も多そうだし、正紀という名前もありそう……。そこで不利益を被った大山正紀たちは大山正紀同姓同名被害者の会を立ち上げます。自分もありふれた名前だから気持ちわかるなぁ
紙の本
同姓同名
2023/04/09 16:41
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNSでの無責任な発言、拡散、個人の特定など、問題になることも多い。同姓同名で、理不尽な迷惑を被った人もいる。
そんな視点からで、興味深かったが…。
同姓同名で被害を受けた自分達も、無責任に情報を広めている。それに、なんだか長い。もっとすっきりしていたら、読みやすかったかな。
電子書籍
ダラダラと無駄に長い
2023/01/03 14:29
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投稿者:からあげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだろうか、、、特に意味もない内容をタラタラツラツラと小学生の読書感想文のように、ただただ400字詰の原稿用紙を埋めるためだけに書いているように感じた。
つらくなったので35%ぐらいのところで損切りした作品です。
結論、「無駄に長い」です。
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タイトルからして、
すでに叙述トリックの香りが…w
想像以上に盛りだくさんだったけど。
もっとややこしくなるかと思ったけど
そんなでもなかったな。
たまには、こういうのもいいね。
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4.5くらい
前から気になってた作品。
総じて面白かった。
様々な大山正紀が出てきて整理がちょっと大変でした。 様々なミスリードをさせる部分があり、やられた!っと何回も読み返す部分があった。
解説にもあったが、少年法、実名報道、死刑、私刑、遺族感情、誹謗中傷等の問題を考えさせられる本でした。
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読んでいて頭が混乱し、
雰囲気でわかったつもりに
なってるだけかも知れないけど
それでも面白かった
作者も書いていて
混乱しないのかな?
少し厚いし、混乱するので、
誰にでもお薦めできる本ではないかも
でも、好物の人には
たまらない本です
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大山正紀は犯人で、被害者で、加害者で…。登場人物全員大山正紀だから、誰が誰だか分からない。映像化は難しいけど、活字で読むとこんなに面白いミステリに変わるんだと感心。
寛容ではない社会、ネットに蔓延るエセ正義。現代の問題もクローズアップしつつ、登場人物のわちゃわちゃに惹き込まれて素直に面白い。
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このサイトで紹介されていた。
凶悪事件の犯人の名前が大山正紀で、その同姓同名であるということでいろいろ被害を受け、人生を狂わされたと思っている複数の大山正紀が集まって、犯人でないことを証明しようとするが…という話。
初めて知った著者で、結構分厚かったので面白くなかったら読み切れないなと思っていたが、先が気になって最後まで読めた。多くの大山正紀が出てくるが、混乱せずに読むことができた。
凶悪犯と同姓同名というだけで、そんなに差別されたりひどい扱いを受けるとは思えない。凶悪犯家族ならそういう目に遭ってしまう想像はつくが。
学校や職場でのいじめや、SNSでの炎上はストーリーを作るために誇張し過ぎている感じがした。多くの同姓同名を登場させて、同一人物に見せかけての別人や、時系列をぼかしているなどの引っかけがあるが、ストーリー自体はそんなに大したことなかった。
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この本のように犯罪者や何か犯した人の名前を出すことで、困ったりしている人がどこかにいると思うとすごく現実味のある作品だった。いつか自分がその立場になる時が来るかもしれないと思うと怖い
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注意深く読まないと誰が誰だかわからなくなりそうだが、注意深く読めば同じ名前でもきちんと読み分けらえる書き方がなされている。
気を付けて読んだつもりだったけど、思い込みに騙されたところがいくつもあった。今までに読んだことのないタイプでなかなか面白い趣向だなと思った。
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登場人物が全員「大山正紀」同姓同名に潜む、社会問題を提起した、画期的な作品でした。
もしも、自分と同じ名前の人が、重大な罪を犯してしまったら、自分が置かれている環境が180度変わってしまうのじゃないかなと錯覚してしまいました。フィクションなんだけど、少し現実的に起こりえる問題なんだと、怖くなりました。SNSの怖さをもっと考えるべきだと感じたし、拡散の速さ、誹謗中傷の問題など、闇に隠れている部分を改めて、実感しました。
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本当によく作りこまれている作品
真相を見破ってやるぞと張り切っている読者のほうが
より騙されそうな秀逸な物語
SNSの恐怖
自分が正義だと豪語する、匿名の人たち
誰かを糾弾したがる、匿名の人たち
話題が途絶えるとすぐ別のターゲットを探す、匿名の、、、、、
めっちゃ社会派の物語か!!!
と前半では思って読んでたんだけど
後半から展開が二転三転して、
(社会派ミステリも好きだけど)
物語のトリック自体が気になってもう一気読み
あまりの大山正紀の発生に誰が誰やら…の状態を迎えますが
頑張って読んでいるとすべてが明らかになった時の爽快感は半端ないです
「なんとか上手に改名できないものなのか」
「だいたいこんな数の同姓同名が偶然でも存在するわけない」
とかなんとか思って読んでたんだけど
時間を忘れて夢中で読んでしまいました
初読だったんだけど再読…いや再々再読?くらいまで
同じように楽しめそう
(読めば読むほど細かい伏線回収がちゃんと理解できて)
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下村敦史の社会派ミステリーは名人芸の域
【闇に香る嘘】で心を惹かれ【サハラの薔薇】や【黙過】で虜になってしまいました。
本作品は大山正紀という青年が女児を惨殺してしまい、同姓同名の大山正紀達が人生を狂わされる物語!?
題名のとおり沢山の大山正紀が登場しますが作者は全ての大山正紀を別人格に描ききっています。
そして、読み手は次から次へと作者の仕掛けに翻弄されてしまうでしょう!!!
本作を読み、人を責める事は自分にとって何の得にもならないのに、他人を責める事で悦に入る時がある。
責難は成事にあらずという言葉を心の中心に置き、自分を磨き常に前を向き、他者を思いやれる時に振り返ることができる人間に成りたいと思った。
取り敢えず、偽りの正義感とは距離を置きたいと思った。