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あらすじだけ見ると、明るい気分になれるお話ではないはずなのですが、読んでいてなぜかあたたかい気持ちになれる本でした。
生きることと向き合う主人公の姿勢が、小川さんの柔らかい文章で描かれています。
死とは誰にでもいつか必ず訪れるもの。その時に、私は「この人生も悪くなかった」と思えるのかな。
そんなことを考えさせられました。
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人生の最期、病に伏せったらこのホスピスに行きたいですね。患者さんたちが一人ひとりいなくなってしまうのは悲しいですが、それまで穏やかに日々を過ごせることは安心ですね。瀬戸内の暖かい陽を浴びて美味しいおやつを食べたらどんな病気も治りそうな気がするんですが……うまくいかないものです。
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ぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。
自分に死期がせまったら、どうなるのか。他人事ではない。考えさせられる。
こんなに、大切な人達に囲まれて見送ってもらえるかな。疑問。一食一食を味わいながら日々くらしたい。
人は変わろうとすれば、変わる事ができる。印象的な言葉
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舞台は、穏やかな瀬戸内海を望む、別名レモン島と呼ばれる島のホスピス ライオンの家。
そこには、最期の日々を共に過ごす病をかかえた人々や、雪という意味を持つ犬の「六花」、島でワインを育む青年「タヒチくん」が居る。
物語りを通して、死ぬということが、何か特別なことではなく、日常の延長であり、生きていることの続きなんだなあと感じた。
人生はままならない、ということすらも受け止めて、それでも自分が生きた意味を感じながら、死んでいけたら、幸せだろうなと思う。
色々と考えさせられる本でした。
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感想
最期にもう一度日々の輝きに目を向ける。どんなおやつを食べたいか、自分は何を好きなのか。自分なら何を選ぶだろうか。そもそも選択できるのか。
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主人公が亡くなる悲しい話なのですが、なにか暖かさが残りました。読み終わって、ワインを買って空を見上げてしまいました。
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ドラマを先に観たのですが、原作はまた違った世界が広がっていて惹き込まれてしまいました。
もし自分が主人公の立場になったらどうしたか、何が出来るか。
何度も考えてしまいます。
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雫さんの周りの人、関わる人達がただただ優しくあたたかいなあと感じました。
若くして病気になり、余生をホスピス ライオンの家で過ごす。育てのお父さんには会って欲しいなと思いながら読み進みてました。
何となく理想的な人生最期の迎え方だと思います。自分もそうでありたいと。
さて、おやつの時間にリクエストするなら 私なら何にしようか?答えはまだ出てきません。未だに作品に出てきたようなエピソードのあるおやつに出会っていないように感じます。鈍感で気づいていないだけかもしれませんが。
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とてもいいお話でした。読後感もじんわり温かい感じ。
まさに大往生ってこういうことなんだなと思いました。病気で寿命が見えている人も、考え方次第で大往生できるんだなと感じました。余命が宣告させるにせよ、寿命で死を迎えるにせよ、悔いのないように生きたいと思わせてくれる作品でした。ただ、不慮の事故などで死を迎えてしまった人にとっては、本当にやるせないなぁ…と思います。だから、私は明日何が起きてもいいように、精一杯生きたいと思います。
途中に出てくる、おやつも美味しそうです。そして、そこにある思いにも感動します。
人にも薦めたいなと、思いました。
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ライオンの家というホスピス、マドンナやタヒチさん、シマさんとマイさんなど、魅力的なんだけど余りに現実感がないように感じられて、話に入り込めず消化不良で終わりました。
ホスピスで暮らす最後の時間。こんな風に過ごせたら、こんな人たちと会って爽やかな気持ちで生きられたら。じんわり感動できたりしながら、ふと我にかえったりして。
自分の読む時のコンディションにもよるのかもしれません。もっと入り込みたかったな...
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癌に犯された主人公が最後の場所として
ホスピスを訪れる所から始まる
死に向かってゆく物語だが悲壮感はなく
優しい描写で死が怖くないものだと
思わせてくれる。おやつの描写も実際に
そこにあるかのようにリアルだった。
ただただ優しく生きている事に感謝
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しーちゃん、と自分のことを呼べる環境。
各各の思いの詰まったおやつ。
死を受け入れるまでの雫の感情の変化をせつないくらいにリアルに感じる。
ライオンはもう、敵に襲われる心配がないのです。安心して、食べたり、寝たり、すればいいってことです。
私も最期を迎える時は、ライオンの家のような場所で穏やかに過ごせたらいいのになぁと思う。
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文庫版が出るのを心待ちにしていました。
若くして末期がんに罹ってしまった主人公の最後の日々を描いた悲しいお話、のはずですが、読んだ後は心が温かくなり、自分の生きる何気ない日々を愛おしく感じる名作だと思います。
主題にもなっている「おやつ」や、お粥などの食べ物、物語に出てくる人々、島の空気や風景等々、一つひとつの描写がとてもあたたかく、何度でも読み返したくなる一冊です。
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涙必至!!!
※ご自宅で読まれることをおすすめします。
単行本の時からずっと気になっていて、文庫になったタイミングで購入。
小川糸さんの登場人物たちが本当に温かい人ばかりで、読んでいて気持ちが良い。
物語は瀬戸内海のレモンの島にあるホスピス
ホスピスという施設の概要は知ってたけど、こういう風に物語になると 生きることのありがたさや、ちょっとした事が素晴らしい瞬間だったりと考えさせられます。
みんなの最後のおやつ、食べてみたいなぁ〜
雫やマドンナ、タヒチ君たちのセリフに何度も涙腺を壊されて、電車の中で必死に堪えてました…
自宅でゆっくり、そして思いっきり涙を流しながら読むのがおすすめです!
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とてもやさしく、強く、美しい物語。シンプルで、彩り豊か。水彩画のようなすばらしい作品。本当に力のある作家さんだなあ、と心から思った。