紙の本
安楽椅子探偵
2022/10/24 18:18
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何とも不穏なタイトル、粘着質男に監禁されてしまうロリータ少女・アカネ。ところが男が盗撮していた女性が刺殺され男は窮地に。アカネの名推理発揮と何時しか力関係も逆転。安楽椅子探偵の系譜ですが、監禁された少女が探偵という大胆な設定。探偵役なのに犯人と疑われたり捻りも充分。第2章ではひき逃げ事件の被害者として入院中の病院での出来事なので監禁されているわけでは無いが、ナース転落死事件が解決した後の展開に吃驚させられる。第3章で明かされる彼女の過去も凄絶。監禁は人格形成阻害する最悪な行為だな。漫画・映画も見てみよう。
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どうしても『殺戮にいたる病』と比べてしまいますが、本書も面白かったです。新しいタイプの安楽椅子探偵小説。アカネちゃん、恐ろしい子......。
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むずい。3章になっていきなりむずい。2章までは単純に面白かったが、3章からは終盤も含めた終わり方はすごい。アカネはいったい、、、Another Nightもむずい、、、
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ロリ系、美少女系が好きな男性目線で描かれたミステリー、安楽椅子探偵(美少女バージョン)という感じ。
小説を読んでいるというより漫画を読んでいるような感覚で、情景が浮かびやすく読みやすかった。
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タイトルのわりにサクサク読めた
ホラー感はなかった
現実味はあんまりなかったけどアカネちゃんかわいい
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これは僕が今まで読んだ小説で一番衝撃を受けた「殺戮にいたる病」を執筆した我孫子武丸さんの小説である。
あらすじはコンビニのフリーターとして働く主人公が住むマンションの向かいに住む美女を家のベランダからカメラで盗撮を繰り返し、我慢できなくなりその美女の家に上がったらなんと…という始まりである。
それだけでなく主人公は主人公で自分の家に…という問題を抱えている。
そこから主に二つの事件を扱う物語である。
正直我孫子武丸さんの本には衝撃的な叙述トリック、生々しいまでに描くグロテスクな犯行内容を期待していたため期待には届かなかったが、4日で読み終われたので面白かったとは思う。
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ミステリ小説というよりはライトノベルに感じるほど読みやすい本でした。ストーリーとして以下の内容でした。
ある男性がゴスロリ少女(アカネ)を監禁し、容疑者になりそうなところを解決してもらう話。アカネが自分を轢いた犯人と病院での飛び降り自殺の真相を明らかにする話。アカネの過去と因縁の人物に復讐する話。
全体としてはストーリーとしては悪くないと思いますが、章ごとの殺人事件の犯人がポット出の人だったり、殺人の動機が詳細に語られず納得できず消化不良感があったので星3にしました。
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安楽椅子探偵界におけるニューヒロイン登場!…とは言い過ぎだろうか。探偵のキャラクター性の第一印象は良かったと思う。
『黒牢城』(9784041113936)を読んだ時に皆様のレビューを拝読し、初めて「安楽椅子探偵」と言うジャンルがある事を知ったミステリ初心者の私。そして本作の巻末解説で大山誠一郎先生が「ベッド・ディテクティヴ」(p404)なる、更に下位分類のジャンルがあることを紹介しておられ正に目から鱗でありました。
プロローグ・エピローグを挟んだ全三話構成にボーナストラックを収録した作品。
率直なところ第一話に登場するくそどうしようもない若者〈山根亮太〉と、彼が性交目的で家に連れ込んだ出自不明の美少女ロリータ探偵もどき〈アカネ〉が即興凸凹バディを組んで難事件にとりかかるエンタメ推理小説なのか…と思いきや、あれよとシリアス方向に進んでしまい肩透かしを喰らった印象。
どうせなら性的倫理観にルーズなふたりが爛れた利害関係のもとに協力し合って事件解決をして、その後にお約束の様にめちゃくちゃ’ピー’するくらいの尖りが欲しかった。
山根くんも当初、下着ドロと強姦を働こうとしたとは思えないくらい至って真面目にキャラ変するし、アカネちゃんも深刻すぎる過去と覚悟を背負っており笑うに笑えない。ましてや二話目の相方役〈宮本伸一〉さんはマジで普通の常識人なのである意味で物語を台無しにしている感すらある。
ボーナストラック〈アカネ ーanother nightー〉は作品の盛り上げに「最大限の効果を発揮する」(p408)と解説されているがいまいち腑に落ちず。登場する青木という刑事は初出なので、時系列的には本編終了後のエピローグより後、アカネは元気です。という意味合いの掌編だろうか。
一話目はキャラも比較的安定していたし物珍しさもあり面白かったが、徐々にキャラが迷子になっていき三話目ではアカネがガチ監禁状態となってしまい推理者の立場が逆転。その上で謎解き・犯人推理のカタルシスが失われてしまっているので結果的に欲求不満のまま読了する形となる。
なんというか、全てにおいて色々惜しい作品だと感じた。
1刷
2023.6.21
2023.6.25 全体的に文章を修正
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図書館にて。
インスタで紹介されていたので借りてみた。
うーん…
最初に監禁ありきというか、監禁という強い言葉でまず興味を引こうってことなのかな…
突っ込みどころは満載だったけれど一つ崩してしまうとどれも崩れてしまいそうで、そういう新鮮さは楽しめたと思う。
アカネちゃんがあまり魅力的に感じなかったことと、第1章でほとんど初対面の部屋で下着でうろうろってお互いにありえないよな、っていうところでちょっと物語にあまり入っていけなかった。
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3話構成で話が進んでいき、漫画を読んでるようで面白かった。
アカネが頭が良すぎて絶対敵わない。
監禁されながらも謎を解く
とてもおもしろい設定だった。