紙の本
あやかしと人間
2023/01/13 11:10
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結編の終わりはハッピーエンド。真紀と馨の前世からの悲願が叶う。幸せに二人で未来を見つめる姿で終わりとなった。とてもホンワカした気持ちで読み終えた。酒呑童子の切り落とされた首を探し続け、暴れ渇望してきた前世の茨木童子の姿をドロドロした女性像ではなく、心地良い行動的な女の子の真紀として書いてくださっていたのが爽やかな気持ちで読み続ける事が出来た要因でした。その中の哀しみや恨みも消化しながら読めました
電子書籍
完結お疲れ様でした。
2023/08/19 11:44
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前世から続いた鬼夫婦とミクズらの因縁に決着がつき、未来に向かって歩き出す最終巻。
決戦後の、普通ならエピローグに当たるだろう後日談的なエピソードが長く丁寧に描かれていて、だからこそ終わりなんて信じられない気持ち。
これから陰陽学院編が始まりますって言われたら信じそう。
楽しかったし、鬼夫婦が今世こそ幸せになるための終わりを見届けられて良かった。
ただ、いわゆる当て馬キャラに別キャラを雑にあてがってお片付けされる展開が苦手なので、ラストの未来くんの話は蛇足だった。
それこそ外伝一冊くらい使ってくれたら良かったな。
水無月家の方も読んでいるので、そちらとの繋がりが細々と読み取れるのは作家読み同一世界観別作品を楽しんでいる勢としては嬉しいし、あちらで今後鬼夫婦らの足跡が見られるかもっていううっすらした期待もある。
でも作家読みしていない読者にはあまり優しくない仕様なので、こういうクロスオーバーって難しいよね。
素直には喜べないなぁ。
でも上巻のとき大江山がラストのが盛り上がったんじゃないかって思った疑問は、浅草からの卒業っていうエピローグを丁寧に描かれていたおかげで、一応納得はできたかな。
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いよいよ最終決戦。
真紀と馨のミクズとの決戦はハラハラしましたが、仲間の助けを経てやっと決着がつきホッとしています。
真紀が京都へ行く事になり、志望校を京大へ変えた馨の本気が凄まじかったです。
由理彦と若葉の関係や、未来もパートナーが出来て、やっと名前の通り未来への希望が出て来てこの先も楽しみです。
浅草編は終わってしまいましたが、京都編まだまだ読みたいです!番外編希望です。
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いよいよ最終回です。
ミクズとの決戦に挑む馨と真紀。
ハラハラドキドキしますが…そこは読んでのお楽しみ!
真紀が京都に行くことになり、馨は志望校を京大に変えて猛勉強をします。合否はもちろん読んでの…。
浅草の続編で『京都鬼嫁日記 鬼嫁は修行中』←勝手に付けました。
続編、書いて欲しいです。
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ついに完結!
本当にお疲れ様でした!
真紀ちゃんと馨くんの強さと優しさと愛が溢れる最終巻。戦いシーンもドキドキだし、叶先生も相変わらずだし。
ミクズとの最終決戦で終わらずに、高校生活をきちんと締めくくるところまで書いてくれて、未来に向かっていく様子がいいですね。タイトル通りです。
是非京都編も読みたいです。さらにパワーアップしていそう。
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シリーズ最終巻!
読むのが名残惜しく、でも彼らの結末を読むことが出来て良かったと本当に思う
叶先生が光となって消えて、窮地の2人の前に未来くんがやって来る
死の覚悟を持って……ミクズ様に立ち向かう
そして喰われた未来くんを追って真紀ちゃんも喰われに
未来くんの絶望や未来への諦め
日々をどん底に過ごしてた彼にとって、諦めること、死ぬ事がもしかしたら救いなのかもしれない
けれど、真紀ちゃんの言葉に生きる希望を見出した瞬間は…凄く素敵なシーンだ
そしてミクズ様の討伐
こちらに関しては思ったよりは呆気なかったなぁと思わなくはない
危機が去った後は、各々の日常へ
そしてそれぞれの進路に向けて
少しのお別れと、新しい旅立ちは今の時期にピッタリな春模様だ
未来くんや、叶先生に対しての真紀ちゃんの想い
確かに憎むことや恨むことがあったけれど、もうそんな気持ちはないと言い切る姿が印象深い
そしてそして! 生きていた叶先生!
最愛である奥様のクズノハさんと寄り添う姿にグッときた〜!
叶先生の人生は凄く大変だったと思うし、恨まれることも多かった
けれども「悪くない人生だったと思っている。今までも……おそらく、これからも」という言葉、素直にそう思える叶先生は強くてカッコイイ
その言葉を聞いた時の真紀ちゃんの素直な言葉にも…目頭が熱くなった
番外編の未来くんの物語
未来くんにとって大切な人になるであろう女の子との出会いの物語
良い…とても良かった
彼にとっての希望で、彼女にとっての未来だなって
絶対この2人も幸せになって欲しい!
過去の憎しみよりも未来への気持ちがとっても眩しい
過去の因縁に沢山の人々や妖達が巻き込まれていた……けれど、許したり受け入れたり、未来へと繋がるような終わり方で本当に本当に良かった
これからの彼らに素敵な未来が待ち受けていますようにと思いを馳せる
どうかどうか、第2部として続きがあることを願います!
この鬼夫婦が大好きです!
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祝 完結
タイトルも回収
叶先生出てきたときはいけ好かないやつと思ってたけど無事で良かった
これからも見守ってくれるときいてちょっと安心
最後に来栖未来の話しとか色々出てきて京都陰陽局のお話も読みたくなった
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三人が揃ったからこそ。
この地で皆と再会することが出来たからこそ、時には無茶もしてきたが安心して一歩を踏み出す事が出来たのは護られていたからなのだろうな。
一方的に遮断してしまえば、何も知ることなく何気ない一言で傷を増やしていたかもしれないよな。
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叶先生ってそう言えばそうだった。
でも本当に良かった。ありがとう。
確かに先生が作った兵器で浅草がピンチになったかもしれないけど、決して先生が悪いんではなくて、巻き込んでしまったとか思ったかもしれないけどそれも先生が悪いんでないと思うんですよ。
叶先生が今まで何をしてきたか聞いても最後は感謝の言葉しか出ない。
叶先生の存在感が強過ぎて叶先生以外の感想が出てこない。
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(上巻より)
こんなにたっぷり書くということは、
わたしの予想通り、京都での話が新しく始まるのかと思いきや、
著者のあとがきによると、そうではないらしい。
おもちちゃんも何かに変化(へんげ)するのかと予想していたのに、
そちらもはずれ。
最後の方に「水無月家」の登場人物が出てきていて、
ちょっと驚いた、
浅草が舞台で楽しかった。