投稿元:
レビューを見る
一時資料の古文書で発見した教科書には出てこない歴史的事実を語りかけるような文章で安定のクオリティ。テレビにも出演されながら、縦横無人に古文書を探す著者の研究スタイルには本当に頭が下がる。本作に触れられていた忍者、古文書収集&分析を着々と進められている「磯田版忍者」は是非とも読みたい!
真面目な話、価値が分からないまま個人所有されている日本中の古文書は、無償で著者に寄贈すべきでないかと思ったのは私だけでないはず。
投稿元:
レビューを見る
「歴史には裏がある。歴史は裏でできている。この本に書いてあるのは、歴史の裏ばかりだ」(まえがき p.i)
投稿元:
レビューを見る
磯田先生の本は歴史のことを書いてるが大変書き方や視点が面白い。磯田先生の研究の元ネタになってるのが古文書なのだが、その古文書を京都の古書店にふらっと立ち寄って見つけてしまわれるみたいで、そこの点がほんとに驚きです。それこそ一見価値のないような日記でも内容がわかるから、そのほんとうの価値がわかりまた値段考えて結果的にはお得値に買えるのであろう。むかしの文字もみてもさっぱりわからないことの方が普通だと思う
投稿元:
レビューを見る
大層なカバーの煽り文句で読みたくなった。
日本史の闇というよりこぼれ話的な数ページの読み物が続く。
新聞連載をまとめた物とのことでなるほどと納得。
つまらなくはないが期待したものとは違った。
まあ読まなくても良かったな。
投稿元:
レビューを見る
読売新聞に連載中のコラム「古今をちこち」5年分をまとめたもの。日本史に関するこぼれ話が楽しめる。
筆者が古本屋で発見した古文書から想像を広げていく。
歴史の断章、表の歴史には表れない庶民の生活舞台裏を紹介する。歴史の魅力が伝わってくる。
新聞の連載なのでコロナに関するネタが多い。スペイン風邪や天然痘と同様、コロナも終息するのだろうか。
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
投稿元:
レビューを見る
日本史といえば、歴史上の偉人が「どんなことを成し遂げたのか」を学ぶことが非常に多いように感じる。出てくる人物はどこか自分とは違う人のように感じてしまう。しかし、本書では「なぜそのような出来事が起きたのか」を古文書をもとにして述べられている。そのため、他人事ではなくリアルな歴史の一端を知ることができる。
投稿元:
レビューを見る
新聞のコラム欄のようだなあと思って読んでいたら、本当にそうでした。
より深掘りされていると、なおよかったかな?
投稿元:
レビューを見る
すごくさらっと読めるので、各項目が短いので、日本史が苦手な人でも、そういうこともあるんだって思いながら読めるかな。
専門知識のある方からすると物足りないのかなあ。
そんなに詳しくないので、私には分かりやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
タイトルだけ見ると既存研究にケチをつけて今までの日本史はここが間違ってるーーーーと怪気炎を上げている本に思えますがそんなことはなく、新たな文献史料を見つけてはこんなことが書いてあったーーーーというのを繰り返している、磯田先生らしい本でありました(中公新書は読売の子会社になってからタイトルのつけ方が煽情的でよろしくない)。
とにかく磯田先生の史料を発掘する嗅覚の鋭さに圧倒されますが、その史料購入費の一部でもいいから家庭に入れたほうが……と、よその家のことながら心配にもなります(って大きなお世話ですが)。
投稿元:
レビューを見る
教科書に載らないような日本史の裏話が面白かった。古文書を探して新たな記述を見つけ発表するには、膨大な労力が必要で、その中から読み解ける当時の人々の生活は大変興味深く示唆に富んでいる。
投稿元:
レビューを見る
史料に基づき実証主義的に歴史の裏話的なものを語る新聞連載をまとめたもので、それなりの説得力があり、読み物としても面白い。中公新書のワリには良くも悪くも軽めなので、息抜き程度に読む分にはちょうどいい。
投稿元:
レビューを見る
連載もののまとめなので、ひとつひとつは短い。頭からでなくても、気になるところから開いて読む楽しみ方もできる。
資料に基づいた歴史蘊蓄を楽しんだ。一番好きなのは、江戸時代の旅行記を書いた人。女好きで健啖家?食べたものの感想チマチマ書いてて、親近感湧く。歴史を動かすような資料ではないけど、まだまだこういう生活感のある資料は眠ってるんだろうな。古文書が読めたら世界が広がりそうで、ちょっと勉強したくもなった。とはいえ、なかなか簡単には読めないので、さくさく読んでこちらにわかりやすく解説してくれる先生の存在は大きい。
投稿元:
レビューを見る
歴史事象について筆者自らの足で探し、入手した古文書等から改めて見直していく視点が興味深かった。またそこに書かれてある記述から当時の生活の様子が温度をもって伝わってくる感覚があった。
投稿元:
レビューを見る
新聞で紹介されていたので読んでみた。歴史の深い部分を掘り下げられており、興味深く読めたがどのエピソードも頭に残っておらず、読んでいてあまり衝撃的な内容は無かったんだと、改めて感じた。
投稿元:
レビューを見る
笑ってしまう程の小ネタびっしり。真面目にページをめくった人の怒りの顔が思い浮かぶ。チョコチョコと歴史の隙間のあれこれが書かれてるが怪物とか闇とかをわざわざ掲げる程ではない。これで新書を出した作家も出版社もポリシーを疑う。今までが素晴らしかったから