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この小説の主な構成要素は、沖縄、クイズ、宮古馬。
この3つの奇妙な要素が、本書のテーマである、孤独なもののつながり、記録を残すことの意味を示すこととなる。
舞台は沖縄であり民俗学的な部分もある中、国際宇宙ステーション、深海、紛争地のシェルターといった場所にまで物語は及び、スケールの小ささと大きさのダイナミズムに心が揺さぶられた。
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未名子の仕事は『孤独な業務従事者への定期的な通信による精神的ケアと知性の共有』、通称問読者(トイヨミ)。
冒頭から沖縄の歴史や文化についての記述があり、最初、何を読んでいるのか分からなくなりそうだった。
淡々と粛々と進んでいた物語が、宮古馬の登場をきっかけに少しずつ変化する。それまでの未名子では想像できないような大胆な行動を起こす。
未名子は自分は孤独だと感じているようだけれど、人の心が分かる、人と心を通わせられる人だと思う。
そこがトイヨミの仕事に向いているところだと思うし、資料の価値をちゃんと見いだせたのだと思う。
どんなに孤独だと感じていても、人は必ずどこかで誰かと繋がっている。気づいて意識をするかしないか、意識しようとするかしないかの違いなのか。
物理的に孤独でなくても、気づくことができなければ、気づこうとしなければ、その方が孤独なのではと、考えさせられた。
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p.134のポーラの語る言葉の最後に勇気づけられた。私たち人間は、それぞれ違うからわかりあえなくて問題はない。私の今いる場所も名前が与えられてて、未名子や解答者たちがいる同じ地球上にあって繋がってるんだよなあって思った。記録することの大切さも、私がしてる仕事内容とリンクしてるように感じて感慨深くなった。
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沖縄で地元の歴史を紡ぐボランティア活動をする女性は、オンライン上で海外の人々へクイズを出す謎の仕事もしている。
歴史をきれいな箱に収めずとも、地中深くだろうと何だろうと関係ない。忘れないことが大事であって、物質的な保存は2次的なのだ。
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誰にも知られないけれど確かにあったいつかの誰かの記憶の記録を、いつかだれかのためになったらという祈りを込めて、世界の“どこか”に置いた未名子。
マスに共有されることのない経験や記憶の尊さを筆者は伝えたかったのかな〜
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「孤独」と向き合っている人々の感情を知ることができました。
幸せではないが、少なからず「孤独」に向き合っている。そんなふうに感じます。
そして孤独によって繋がっている人間同士がいることも。
漠然と言葉にできない心の部分をうまく表現しているフレーズがいくつかあり、「あ、わかる。」とつぶやいてしまいました。
それから、沖縄をいつもとは違う視点から知るきっかけになりました。
短い小説の中に色々な事がギュッと詰まっていて、どれも深く掘り下げているわけではないけれど、どんな話しかを簡単に説明することも出来ない、不思議な時間を過ごしました。
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あなたは、こんな『クイズ』に答えることができるでしょうか?
『小さな男の子、太った男。ー そしてイワンは何に?』
(*˙ᵕ˙*)え?
『かつてラジオやテレビの放送が多くの人に楽しまれるようになった初めのころから、クイズという遊びのシステムはとても人気があ』りました。これは事実だと思います。視聴者参加型の『クイズ』番組がテレビを席巻していたとされる時代を経て、『クイズ』番組はこの国で隆盛を極めました。
このレビューを読んでくださっている方の年齢はマチマチです。『クイズ』と言って頭に思い浮かぶ光景は人それぞれでしょう。そんな中でも未だに伝説として語られる番組があります。
『ニューヨークの、パンナムビルの屋上にね、こう、ヘリコプター二台に乗ってスーッと来るんだよ、そこがクイズの会場』
そんな説明だけで、番組名をパッと当てられる方もいるでしょう。そうです。これは一時代を築き上げたとされる”アメリカ横断ウルトラクイズ”の決勝のステージです。この国には、『クイズ』番組の舞台とするだけのために、海外へ視聴者を連れていく時代があったのです。『クイズ』というものが如何に人気があったかがよくわかります。
さてここに、『遠くにいるだれかにクイズの問題を読む』ことを仕事とする一人の女性が主人公となる物語があります。『沖縄』を舞台に展開するこの作品。そんな仕事の中に『孤独』という言葉が浮かび上がるこの作品。そしてそれは、そんな女性の『家の狭い庭に突然現れた』ある存在によって、『孤独』な女性に変化が生まれていく様を見る物語です。
『港川と呼ばれている一帯、かつての外人住宅』の一端に、『まだここが米国領だったころに』建てられた『一軒のコンクリート建築』があります。『現在の持ち主は順(より)さんという年老いた女性』というその建物の入り口には『「沖縄及島嶼(とうしょ)資料館」と書かれた』看板がかかっており、『この建物はひとまず、この島の資料館ということになってい』ます。そんな『資料館で午前中からずっと、資料に対応したインデックスカードの整理と確認作業をしている』のは主人公の未名子(みなこ)。『カードの束を項目ごとに取り出して、テーブルの面でトン、とそろえてからさばき、一枚一枚確認していく』未名子。『資料館は未名子の職場で』はないものの、『時間さえあれば一日中』、『この資料館で資料の整理を続けてい』ます。そんな時、『電話と呼ばれる通信端末』が『細かく震えつづけているのに気がついた』未名子は、『液晶画面に「カンベ主任」の文字』を目にします。『未名子の電話にカンベ主任から電話が入るなんて、めったにない』ことであり、『二、三のよそよそしい言葉を交わしたのち』、未名子は、順さんに『今日は、仕事ができてしまったので、帰ります』と伝え『資料館を出』ました。『今の職場における責任者で上司』という『カンベ主任』とは『面接で会った』きりという未名子。そして、『旭橋と名づけられた駅』近くの『雑居ビルの中のひとつ』に入ると三階へと上がります。『面接でカンベ主任』が『「スタジオ」と呼んでいた』その場所は、『なにも���えずに見渡せば、ここは標準的な事務所に見え』ますが、『ふつうにありそうなもの』はここにはありません。『ここはゲーム画面の背景としてCGで再現されたり、あまり人間のことを知らない知性体が、地球の人間が働いている場所というのはこんなものだろうと見よう見まねで作り上げたりしたオフィスみたいだと未名子は感じ』ます。そして、『ヘッドセットをつけ』『パスワードを三回入力』すると、画面に『ポップアップウィンドウ』が表示されました。『人名の表示される場所』というそのウィンドウには、『ヴァンダ』と表示されています。そして『あまりクリアではないものの確実に実写だということがわかる映像に切り替わ』り、『顔の下半分ほどに短めの髯を生やしたコーカソイド系男性の顔』が映ると、『こんにちは』と『よどみない日本語』を発しました。『音声レベルのチェックを』した未名子は『問題』といい、『文章を読み上げ』ます。『小さな男の子、太った男。ー そしてイワンは何に?』すると『読み終わったあとほとんど間を置かずに』、『皇帝(ツァーリ)』と『ヴァンダの明瞭な声が響』きます。それに、『表情だけで笑って、「正解」』『というとキーボードを打』つ未名子は、『ヴァンダのアカウントにひとつ、この問題に正解したという情報を入力し』ます。『定められた時間、遠方にいる登録された解答者にクイズを読み、答えさせること』が仕事だという未名子。そんな未名子のどこか不思議なお仕事とその生活が描かれていきます。
第163回芥川賞を受賞したこの作品。『台風があきれるほどしょっちゅうやって来るせいで、このあたりに建っている家はたいてい低くて平たかった』という冒頭の一文、そして、「首里の馬」という書名が表す通り、『沖縄』が舞台となって展開していきます。そんな物語には、”沖縄・港川外人住宅街の一角に佇む、古びた小さな私設郷土資料館で、数多の記録の整理を手伝う傍ら、世界の果ての遠く隔った場所にいる人たちに、オンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった”と内容紹介にうたわれています。一見、分かるようで、それでいて”オンラインで問題を読み上げる”という意味不明な記述が気にもなります。
そんなこの作品を読み終えて感じるのは、なんとも難解だった…という感想です。私は今までに女性作家さんの小説ばかり700冊以上を読んできましたが、その中にはさまざまな理由から途中で投げ出したくなった作品もあります。しかし、この作品は投げ出したいというのではなく、ただただ難しかったという感想が残りました。そのためレビューを書くのがとても難しいと感じていますが、逃げるわけにもいかないので頑張って書いていきたいと思います。それでもとっかかりがないと辛いので読後この作品から浮かび上がった三つの言葉にこだわってまとめてみたいと思います。『沖縄』、『記録』、そして『孤独』です。
まずは『沖縄』です。上記もした通り、この作品は『沖縄』が舞台となって展開していきます。『沖縄』を舞台にした作品は多々あります。私が読んできた作品でも、沖縄だったらこういうミラクルが起こってもいいんじゃないかという先に奇跡を見る有川ひろさん「アンマーとぼくら」、沖縄の美しい離島の自然を背景に恋愛に焦点を当てる原田マハさん「カフーを待ちわびて」、そして異色な組み合わせ感が強い印象を残す桜木紫乃さん「光まで5分」というようにそれぞれの作家さんの代表作、話題作の一つと言って良い作品が思い浮かびます。そして、この高山さんの作品は芥川賞受賞作ですから間違いなく高山さんの代表作と言えます。『沖縄』という地は小説の舞台にしやすいという側面もあるのかもしれませんが、そこに傑作が生まれやすい、そんな風にも言えるのだと思います。そんなこの作品に描かれる『沖縄』で外せないのは書名にも登場する『馬』だと思います。ある日、主人公・未名子の『家の狭い庭に突然現れた』のが、『サラブレッドに比べてずいぶん小柄なこの沖縄在来の馬』とされる『宮古馬(ナークー)』です。『あまり速く走るようにはできていない』というそんな『馬』が『そもそもこの馬は、どこからなんの理由があって、台風のさなか家の庭に入ってきたんだろう。どこからはぐれてきて、だれの持ち物だったのだろう』と不思議がる未名子は『馬』を『ヒコーキ』と名づけて、その背中に『乗ってあらゆる場所』へと訪れます。この展開がこの作品の一つの軸にあると思います。そして、そんな『馬』に関して『琉球独自の文化だったとされ』る『琉球競馬』についても語られていきます。『速さではなく美しさを競っていた』という『琉球競馬』は、『世の中の祭りを全部集めたような賑わい』で栄えるも『太平洋戦争の末期、沖縄戦を境にして途絶え』たという歴史が語られてもいきます。極めてディープな世界を描く高山さんの『沖縄』を舞台にした物語。『琉球競馬』は、2013年に70年ぶりに競技が復活したようですが、『沖縄』の新たな側面を垣間見るような作品だと思います。
次に、『記録』です。この作品の主人公・未名子は、そんな『未名子が暮らす場所の周辺にある、現在に至るまでのあらゆる記録が詰まっている』という『資料館』に出入りしています。『仕事でもな』いのに、『時間さえあれば一日中』『この資料館で資料の整理を続けている』という未名子の『記録』に対する思いがさまざまな方向から語られていきます。
『事実として記録し続けていれば、やがてどこかで補助線が引かれ、関係ない要素同士であっても思いがけぬふうにつながっていったのかもしれない』。
『だから、守られなくちゃいけない』という未名子の『記録』への思い。
『自分ができるのは、事実を記録したものをアーカイブして保存することだけだ』。
そんな風に、『記録』について自分ができることを考えてもいく未名子。
『記録がなければ記憶に頼るしかない』。
『記憶』というあやふやなものと比較することで『記録』ということの意義をスパッと言い切るこの表現。なかなかに分かりづらい表現の中に、それでも『記録』ということにこだわり続ける未名子という主人公を登場させる高山さんの思い。そして、その舞台として『沖縄』を選んだ高山さんのこだわりを物語の表現の中に強く感じました。また、『沖縄』という土地自体が、『記録』という言葉に親和性がある、そんな風にも感じました。
そして、最後は『孤独』です。『現在、未名子はいっしょに暮らす家族がいなくて、孤独だっ���』という未名子の仕事。それが、『定められた時間、遠方にいる登録された解答者にクイズを読み、答えさせること』というなんとも摩訶不思議な仕事です。『一度の通信で、たいてい二十五問ほどの出題と解答を行う』という場で、最終的に『通信を切って、今までやりとりしていたという情報をすべて廃棄するまで』が『一連の業務』と聞いてもなかなかそんな架空の仕事をイメージするのは難しいところです。しかし、そんな仕事をしていく中で未名子はこんなことを考えます。
『孤独であるということは、この仕事をするためにとても重要な要素なのだ』
そう、現在、自分が『孤独』であるという認識のある未名子がそんな仕事に就くのはとても合っていると思います。そんな仕事の場で相手となる『ヴァンダ』、『ポーラ』、そして『ギバノ』という通信の向こうの人物たちと話をしていく中にこんな思いが湧き上がります。
『彼らの話に漂う孤独なるものは、多くの人の心に同情や脅威を生むものというより、未名子の送る毎日の生活に絶えず漂っているのとほとんど同じものに思え、未名子はこの会話によって、すぐ近所に暮らしている人と悩みを分かち合っているような気持ちになっていた』。
相手の話の中に『孤独なるもの』の存在を感じていく未名子。それは自身が『孤独』であるという自覚があるからこそ感じる未名子の自然な思いなのだと思います。『孤独』ということにこだわる高山さん、そこには『記録』ということにどこまでもこだわり続ける未名子。そんな未名子が『宮古馬』のヒコーキとの出会いによって変化していく様が描かれるこの作品。そこには、一人の人間が独特な世界観の物語の中にゆったりと変わっていく姿が描かれていたのだと思いました。
『あなたはこの仕事にとっても向いていると思っています』と言われ、『孤独だからですか』と返す主人公の未名子。
この作品では、主人公・未名子が『沖縄』の港川の地にある『資料館』で『資料の整理』をし、『記録』としていく一方で、『孤独』という言葉の先に『解答者にクイズを読み、答えさせる』仕事をする日々が描かれていました。これは随筆か何かか?と感じる一見小説らしからぬ記述の頻出に戸惑いを隠せなかったこの作品。そんな中に読ませる魅力を感じさせてもくれたこの作品。
一筋縄ではいかない芥川賞受賞作の中に、戸惑いを感じながらも新しい世界を見つけた、そんな作品でした。
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⚫︎受け取ったメッセージ
すべてはつながっている
本当の孤独はない
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
問読者(トイヨミ)――それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮古馬(ナークー)。ひとりきりの宇宙ステーション、極地の深海、紛争地のシェルター……孤独な人々の記憶と、この島の記録が、クイズを通してつながってゆく。第163回芥川賞受賞作。
⚫︎感想
孤独と聞けば、寂しさをすぐに連想してしまう。しかし、この作品は、ほんとうの孤独はないということ、記録や記憶が孤独感から救ってくれること、たとえ浅くても、自分につながりのあるあらゆる人、物が愛おしく思えること、そしてそれは自分の受け止め方次第であることを教えてくれる。
この物語は、孤独感を抱き締めて生きている人がたくさん出てくる。そんな彼らは、遠く離れ、それぞれ一人でいるけれど、クイズで未名子と繋がっているし、また、未名子を介して未名子の中で、ひとつにつながったりしている。繋がりは果てしなく続いて、時も場所も飛び越え、全てが繋がっているように感じられる。それが沖縄の歴史資料(しかもこれが未名子が素人なのがよい)、クイズ(知の蓄積)、宮古馬という3つのキーワードで物語られる。読み進めるワクワク感もあり、本当によく練られた素敵な作品。高山さんの他の作品もぜひ読みたいとおもった。
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これすげえわ
かなり良かった
芥川賞なのにエンタメとしても一級でビックリ
まったく本筋とずれる気もするが、馬に乗りたいなと思った
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不思議な読み口。
首里のローカルな物語かと思いきや、途中から予想外の展開に静かにすすすと横滑りしていくような感覚。
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沖縄で、パソコンでつながった相手にクイズを出す仕事をする未名子が主人公。家族もおらず私生活も孤独。だが、本人はそれを寂しいと思っておらず、「孤独とは何か?」について考える機会になった。
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主人公である未名子が自分の住む場所のとある資料館を通して、不思議な職業「間読者(といよみ)」を通して、宮古馬を通して、意味が一見ないと思われるような行為(記録)が世界と繋がっていくための一部なのかもしれないという感じで読みました。
心があたたまる場面も所々あるし、ストーリー的にも面白いし、いい小説だなと思った。
途中で出会う宮古馬に対し『この茶色の大きな生き物は、そのときいる場所がどんなふうでも、一匹だけで受け止めているような、ずうっとそういう態度だった』という描写は未名子自身の生き方そのもののような気がした。
加えて冒頭の方で中学生のころから資料集めについて『ずっと先に生きる新しい人たちの足もとのほんのひと欠片になることもあるのだと思えたら、自分は案外人間というものがすきかもしれないと考えることができた』ということからも孤独ではあるが、どこかでこの世界と繋がっていたいという気持ちも垣間見える。かな・・?
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ちょっと不穏な雰囲気で、面白そうな気配の序盤、、、がずっとつづいたような小説だった。
謎の資料館、謎の仕事、謎の回答者、謎の馬、、、と、これからどう面白く料理するの!?ってワクワクしながら読み進めたら、そのまま BBQ にするだけでした、、。みたいな結末。
期待感が高まりすぎちゃったから、読後感はちょっと残念ではあった。
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はっきりいってものすごく難解だった。
クイズ、資料館が示しているものは何となく分かったが、ヒコーキの役割があまりピンと来なかった。
文章は、孤独感と暖かさが同時に漂っていてかなり好きだった。
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面白い(この小説にとって褒め言葉かは不明)ですが、何を伝えたいのか、見つけられませんでした。
解説や他の方の感想を読んで、「あー」と思えばしました。