紙の本
図書館が活性化するヒント
2023/02/23 06:52
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにある「小さなまち」は、
鹿児島県指宿市。温泉地としても有名なところです。
そこの図書館が何故最近注目を集めているのか、
それはさびれつつあった公立図書館を見事に蘇らせた人たちがいたからです。
近年公立図書館にも指定管理者制度が適用され、
指宿市の図書館もそうなります。
その時指名されたのが、地元女性たちが立ち上げたNPO「そらまめの会」でした。
彼女たちが図書館運営をまかされて
初めて取り組んだのが周辺の草取りだったそうです。
そこから随所で女性の優しい目配りが
図書館を見違えるものにしていきます。
猪谷さんのこの本は、
彼女たちの活動をその立ち上げから時間を追って描いています。
この本を読むと
図書館というのは単に本の貸し出しだけでなく、
地域の人たちの集まる場所だということがよくわかります。
ただし、図書館があるから人が集まるという単純なことではありません。
「そらまめの会」の女性たちがしてきたような丁寧できめ細かい活動が
必要です。
本屋さんにしろ図書館にしろ、
地域根ざしたものが生き残るヒントを与えてくれるように思います。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
鹿児島県指宿市は、先月、温泉旅行したばかりです。おいしいものたくさんいただきましたが、図書館がこんなこと……。なんだか感動。指宿の図書館は指定管理者制度によりNPO法人にその運営を任されることになっていたのですね。
紙の本
地方の小さな図書館のサクセスストーリーです。
2023/03/04 22:49
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は、ある地方にある小さな図書館2ヶ所。典型的な地方の寂れた図書館だったのが、司書や地元の人たちの地道な努力の末、全国から注目される施設に生まれ変わった、サクセスストーリーです。他にも、この図書館の歴史も著されています。
行間のスペースが比較的広いため、紙幅は薄いです。なので、一気に読み切れる文章量です。
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#小さなまちの奇跡の図書館
#猪谷千香
23/1/7/出版
生まれ変わりのストーリーはやはり気になる
本を読む人の減少、ネットで購入可能、電子図書出版の世の中で、地方の図書館はどう魅力的に変わったのだろう?
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
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素敵なエピソード満載でポロポロ涙を溢しながら読みました。本好きにはたまらない、こういう図書館があるっていいな、と思わせる内容でした。
人生やり直せたら司書になりたい。
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指宿に比較的最近行ったけど、そのときは、図書館の話題が目に触れることはなかったと記憶する。と思ったら、訪った年の後半で、受賞が決まったんですね。本書を読むと、是非行ってみたかったと悔やまれる。中部在住の自分にとって、鹿児島空港からもかなり距離のある同市訪問は、相当にハードルの高いことなのです…。ちなみに本書の内容は、廃業手前からの見事な立て直し・図書館版、っていう感じの結構よく見るものでした。
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鹿児島県指宿市。指宿の図書館は指定管理者制度によりNPO法人にその運営を任されることになる。NPOの立ち上げ、指宿に住む人の協力、そしてライブラリー・オブ・ザ・イヤーなど名だたる賞を受賞し、市民に愛される図書館に成長するまでが書かれる。空白地域の図書館サービスの拡充、市民の居場所となるための図書館づくりなどを目的として図書館を発展させていった経緯は、直営、委託、指定管理者関係なく勉強になりそう。
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NPOで地元のひとで図書館を運営する。すごい。ただ、人件費が圧縮されちゃうのはいいのかどうか。ネットが発達して図書館は空いてきてるんだろうか。
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図書館が好きで興味を持った本。
ブックカフェを実現するためのクラウドファンディングのくだりなど、感動して涙を浮かべながら読んだ。
何にそんなに感動したかというと、人々の想いとつながりに、だと思う。
もちろん、そらまめの会の、それまでの実績がなければ成し得なかったことである。
その実績というのが、営利目的ではなく、地域のため・地域の人たちのためである、というところが、また、胸が熱くなるポイントである。
普段生活していると、どうしても損得勘定してしまって、自分がここまでしなくてもいいだろう、とか、なんでこんなことまでせなあかんのか、とかを考えてしまうけれど、前向きな気持ちだと、そういう考えにもならないのかな。レファレンスの事例のあたりとか、そこまで問い合わせを深く追究するとか、一般企業では到底無理だし(そこまで追究してると仕事が溢れて自滅する。経験済み。なので泣く泣く、ほどほどの処理とドライに断ることを覚える。)、羨ましくもあるけど、実際自分がそこまでできるかと考えてみると、、尊敬の念しかない。
個人主義化していると感じられる昨今、本が、図書館が、こんなにも人々の暮らしを豊かにできるんだな、と思うと、もうそれだけで、心が温かくなった。
サードプレイスとしての図書館、いいな。
人には絶対、家族や職場以外の居場所が必要だと思う。
そこに行けば人がいて、話し声が聞こえる。子どもの笑い声が聞こえる。それって、それだけで、平和だし、幸せ。
そういう幸せを忘れないようにしたい。
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指宿市の図書館を運営するNPO法人「そらまめの会」の活動を紹介する本。
図書館が必要だという想いを元に、地域と繋がり活性化し評価を得る。
図書館とは何か。その役割や魅力が伝わってくる。それを知ることは、図書館を守ることにも繋がるだろう。
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小さな地方図書館の成長物語。
廃れていた図書館を改善しようと奮起するそらまめの会の行動力と根気力に驚いた。
図書館の大切さについて考えさせられる本。
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2021年のライブラリーオブザイヤーに選ばれた指宿市立図書館。NPO法人そらまめの会が指定管理者として運営している。受賞した現在の図書館だけでなく、市の直営図書館としての歴史も記す。
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公共図書館の指定管理者として活動するNPO法人「そらまめの会」の奮闘記といっていいのかな。彼らのひたむきさと努力には首を垂れるしかない。
一方で、NPO法人に寄りかかるだけの行政はそれでいいのか? 中教審までもが予算のやりくりにクラウドファンディングを紹介するなんて。行政が民間の善意にフリーライドしようとしているとしか思えない。
財政的に地域の図書館はそれほど苦しいわけだ。司書もまともには雇用されない現実がそれを裏付けている。何とかならんもんかね。
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「鹿児島県指宿市のさびれつつあった図書館を日本で最も注目を集める施設にしたのはいちユーザーに過ぎなかった地元女性たちだった。人々をつなぐ奇跡の図書館ができるまでの物語。」
目次
第1章 図書館界の憧れ、ライブラリー・オブ・ザ・イヤー
第2章 新しい図書館が始まった
第3章 図書館をつくった人々
第4章 子どもたちが育つ図書館
第5章 図書館はプロの探偵
第6章 サードプレイスとしての図書館
第7章 走れ!ブックカフェ号
著者等紹介
猪谷千香[イガヤチカ]
東京生まれ。明治大学大学院博士前期課程考古学専修修了。新聞記者、ニコニコ動画のニュース編集者を経て、2013年にはハフポスト日本版の創設に関わり、国内唯一のレポーターとして活動。2017年からは弁護士ドットコムニュース記者
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椋鳩十さんの講演で、話を聞いていたので、懐かしく読みました、頭が柔らかい‼️そして挑戦の活動‼️イッキに読みました❗️