紙の本
この時代
2024/02/23 19:08
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この時代背景と、エジプトという舞台設定いいわ。
ジェーンは聡明で美しいけど、ちょっと訳ありみたいで。
謎めいたレドヴァースも気になります。
紙の本
旅情とロマンス
2024/04/22 10:16
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
カイロの暑さやピラミッド、高級ホテル、謎めいた男性とのやりとりなど旅情ありロマンスありで楽しめました。主人公ジェーンと叔母ががぶがぶ飲むお酒が美味しそうで、せっかくなので料理の描写ももっとあると嬉しかったです。アガサ・クリスティーは、料理の描写も美味しそうで面白かったので。次作も読みたくなりました。
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だいぶ以前に訪れたことのあったホテルだったので手に取った(現在はホテル名が変わったようだ)。ミステリーとしてはそれほどでは無いが、クリスティオマージュで、007をも思い出す、異国情緒まんさい。デビュー作なので次もあるかな。
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叔母の付き添いでエジプトの高級ホテルに滞在した女性が、ある目的でエジプトに乗り込んだイケメンとバディを組んで殺人事件の真相を追うミステリー。事件の経糸とエジプト観光の横糸がとてもバランス良く引き込まされる。中盤にさりげなくヒロインの辛い結婚生活も描かれていて、彼女のアイデンティティを今更ながらに実感できた。最後は都合よい出来過ぎ感があるものの、第一作目と言う事で☆4で。
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旅行先エジプトで殺人事件発生… 事件にもロマンスにも可憐に上品に挑んで #メナハウス・ホテルの殺人
■あらすじ
第一次大戦が終わった1926年、エジプトの観光地。主人公ジェーンは叔母に付き添いながら旅行に来ていた。
高級なメナハウスホテルに滞在していたが、客室で知り合いが殺害されてしまう。刑事は彼女が怪しいと目を付けられ、容疑者になってしまうことに。疑いを晴らすべく、ジェーンは真犯人を探し始めるが…
■きっと読みたくなるレビュー
海外ミステリーとは思えないほど文章読みやすく、プロットも分かりやすい。
登場人物も特徴のある人たちばかりで、人物も関係性も追いやすい。
誰にでもおススメできる良作ですね。
またエジプトの情景描写がお上手で、当時の街並みや観光地が目に浮かぶ。
パーティなんかも楽しそうで、私も1ヵ月仕事を休んで、ゆっくり楽しく旅行に行きたいなぁ。できればひとりで、お金も自由に使えて、しかも独身に戻って(無理
さて本作の読みどころは、やっぱり明るく魅力的な登場人物たちですね。
主人公ジェーンの好奇心、探求心がスゴイの。読んでるこっちがハラハラしちゃうくらいアクティブ。危ないよ!
しかしどんな人種や年齢であっても、上品&前向きな女子はとても素敵です。
そして紳士レドヴァースですよ。
男子たるやこうでなきゃイカンすね。女性をしっかりエスコート、困ったときには頼りになり、決して不道徳なことはしない。しかもイケメンでクールで謎めいている。これは間違いねぇ、モテる。私もモテたい。
本作は時代背景の中、性別による格差の現実も描かれています。
いまだにジェンダー問題は残っていますが、この時代はあまりにひどく目を覆いたくなるばかり… こうなってしまうから、力や権力みたいなものが大嫌いなんですよね。
さて犯人さがし、謎解きについてですが、こちらも素晴らしい。
話の筋から妥当といえば妥当ですが、よくできています。これがミステリー小説って奴ですよ、うんうん。面白かった!
続編もあるようですし、いろんな人たちの関係性がどうなるか期待しちゃいますね。
■ぜっさん推しポイント
旅行先で事件に巻き込まれつつ、ハラハラドキドキしながらロマンスもあるなんて、超絶にドエンタメなミステリーじゃないですか?!
いつかどこかの映画で見たのようなベタな世界観の作品って、案外ありそうでないんですよね。押しつけがましくなく、説教臭くなく、気軽に楽しめるのがイイですね。
読みやすいですし、海外ミステリーを普段読まない方にもお勧めしやすい作品でした。
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これが処女作なのだと理解した上で購入。もっと人物深掘りしてほしいなあとか思いはするが、楽しんで読んだ。クリスティの「茶色の服の男」、好きなんだろうな。
エジプトに惹かれて読んだのだけど、次回作も多分読んじゃうだろうな。
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1926年のエジプト、高級ホテルを舞台にしたミステリー。アガサ賞デビュー長編賞受賞ということで読んでみたが、あまりツボにはまらなかった。アガサ・クリスティーが活躍した時代、異国情緒、怪しい登場人物たち、と好みの要素はあるのだけど、ちょっと展開が遅いというか、冗長に感じた。いわゆる「名探偵」タイプがいないからかもしれない。主人公ジェーンが探偵役ではあるけど、名探偵タイプではない。語りがジェーン目線なら、ジェーンをワトスン役にして、謎の英国紳士レドヴァーズか一癖ある叔母ミリーを名探偵役にしていたら良かったのになあ、と思った。
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1926年のエジプトが舞台。
登場人物たちの描写がもっとあると良かったけれど、みんな何かを隠していそうな雰囲気はあり…なかなか楽しめた。
エジプト観光も面白そうだし、恋も…!
レドヴァース、次回作にも登場するといいな。
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1926年エジプト。若くして寡婦となったジェーンは叔母の誘いでカイロにあるメナハウス・ホテル滞在中、殺害された女性客の第一発見者となってしまう。警察に疑われたジェーンは独自に真犯人を捜し始めるが→
エジプトの風景がとてもよく描かれていて良。ミステリだから当然殺人があり犯人探しがあるんだけど、合間にピラミッド見学の場面やラクダに乗るシーンが丁寧に描かれていて読んでいて楽しい。
ジェーンの一人称で描かれるから、人物描写がブレブレなのも、ミスリードと考えたら面白い。→
物語の流れ的にはテンプレ感があるんだけどそれがありならすごい読んでいて楽しいミステリじゃないかと。
私はラストが良かったので、続編が出たら読みます。
いやぁ、レドヴァース、好きだわ(ボソリ)
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1926年。ミリー叔母の付き添いでエジプトのメナハウス・ホテルにやってきたジェーン。
戦争で未亡人となった彼女に有望そうな男性を紹介する叔母に辟易しつつ、ピラミッド群を眺望できるホテルで優雅な時間を過ごしていた。
そんなホテルでのパーティーの翌日、ジェーンは殺害された遺体の第一発見者となって。
チリチリと棘を持ってジェーンを容疑者扱いする警部。
警察が絡んだ途端にジェーンを避け始める叔母。
不自然に叔母と親密になる二人の若い女性たち。
胡散臭い紳士のサマラ。
阿片窟の常連と噂のホテルの専門医。
新婚旅行が身分不相応な愉快な新婚夫妻。
美丈夫な銀行員と自称する怪しげなレドヴァーズ。
旅先のホテルで誰が味方なのか敵なのか、ジェーンは自分への容疑を晴らすため、好奇心を満たすために犯人探しに乗り出す。
観光地、怪しげな美男美女、無謀なヒロイン、そして、ちょっとロマンチック。
2時間ドラマ感満載で、ジェーンが片平なぎさに見えてきた。
独りでそこに乗り込むの!とドキドキして、最後はやっぱりピンチに。
でも、登場人物たちも生き生きしていて、次から次へと起きる事件に明かされる謎、あっという間に読んでしまった。
エジプトの風景やイベントが魅力的で行ってみたくなる。
ギラギラとした太陽にじゃりじゃりの風、いいなあ。
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アガサ賞デビュー長編賞受賞との事で手に取ってみた本書。
戦争で夫を亡くして寡婦になったジェーンは、裕福な叔母・ミリーの付き添いで、エジプトのメナハウス・ホテルに滞在していましたが、ある日偶然若い女性客の死体を発見してしまいます。
それによって、地元警察から疑われる羽目になってしまったジェーンは、容疑をはらすべく真犯人を見つけようと独自に動きだしますが・・・。
第二の殺人、全員“何かありそう”なホテルの宿泊客たちの人間模様、魅力的で謎めいているメンズとのロマンス等々・・・確かに、“クリスティー風味”な感じはありますね。
主人公・ジェーンの読んでいる本も『茶色の服の男』だったりするのも、著者の方のクリスティー愛が伝わってきます。
ただ、デビュー作だから筆致が甘いのか、はたまた訳の問題なのか、人間描写がブレていたり、ぼんやりしているのが少し残念。
そして、真相を追うジェーンの行動が、他人の部屋に勝手に侵入したり、証拠品を持ち出したりと、不法な上に危なっかしすぎて変な意味でハラハラし通しでした。
そんな無謀なジェーンですが、元夫のDVによるトラウマを抱えているという背景もあり、ミリー叔母さんの秘密と併せてキャラ設定にもご注目です。
殺人事件を追ううちに、遺跡の出土品の密輸問題も浮上したり、事件以外にもミステリアスなレドヴァースとのロマンスやピラミッド観光等の異国描写など、盛り沢山な内容となっております(ちょっと詰め込みすぎ?)。
で、真相解明部分は、クリスティーの十八番“印象操作”を駆使していた感はあるのですが、私的には結構バレバレで、犯人が解った時は“あ、やっぱりねー・・”という感じでした。
何だかんだで旅情ミステリとして楽しませて頂いたのですが、筆力が上がれば私好みの作品を描いて頂けそうなポテンシャルがあると思いますので(我ながら上からすぎますね・・スミマセン)、今後の作品に期待したいですね。
既に続編が出ていて今度の舞台は英国との事ですので、こちらも是非読んでみたいです。
因みに、メナハウス・ホテルは現在も〈マリオット メナ ハウス カイロ〉として営業しているのですが、まさに“ピラミッド・ビュー”の素晴らしい景観が満喫できそうなホテルで、是非一度泊まってみたいですね~。
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面白かったー。
1個前に読んだ「ウェッジフィールド館の殺人」は、この本の続編。メナハウス〜のほうが面白いな。