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わかれ縁/二三四の諍い/双方離縁/
錦町蔦/思案橋/ふたたびの縁
繋いだ縁を解く仕事を、江戸の請負人が勤めます。
新しい縺れが無いように、するりと解けたらスッキリしますねきっと
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まずブクログで記録している本では祝2000冊完読!
それが西條奈加さんの時代小説というのはらしいなぁ(笑)
やはり時間がかかりますね。
で、肝心の本の感想を今回は公事宿(離縁を扱う公的機関)が舞台。
今も昔も離婚は大変ですよね。三行半くれない男もいるわけだし、呑む・打つ・買うをするろくでもない男と結婚してしまった絵乃。
彼女が離縁するためには大金が必要。そのために縁ができた狸穴屋で働くことに、さて、この始末はいかに。
今回も楽しく読ませてもらいました。こうした作品が増えることを本当に思いますね。
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ちょうど出張中に読み終えた。わかれ縁、皮肉にも縁が有って一緒になった人を別れさせる内容だが、別れたくても事情が有って別れられない同僚の話を聞いたばかりだったのでこの小説に不思議な縁を感じた。主人公の絵乃を素敵な人達が取り囲むように物語は展開される。親子の繋がりも優しく強い表現で描写しており折れそうな心を支えてくれるような暖かい一冊でした。続編が出たらまた読みたい。
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西条奈加は 上手ですねえ!
気持ちのいい収まり方をする話しです。
これは シリーズものになりそうですね。
やっと一緒に暮らせるようになった絵乃と母親
どっちも男で苦労したけど やっと幸せがつかめそうですね。
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ダニみたいなダメ亭主の借金に追われてこの世の終わりに遭ったかの如く絶望していた絵乃が公事宿に拾われて他所のもめ事に関わっていくうちに経験値を上げて逆にダメ亭主を陥れる話。女性の敵はことごとく滅びよ。
江戸時代の離婚したい妻って縁切寺に駆け込むしか方法が無いのかと思っていましたが、公事宿なんてものもあったんですね。お金かかるけど。今と比べても割と合理的な調停の仕組みが揃って機能していた事も知れてなかなか興味深い一冊でした。
なお、「西加奈子って時代ものも書いてるんだ」と完全に著者名を読み違えて手に取ったことはナイショです。
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西條さんの作品は、女性たちが逞しく生きていくものがやはり好きだ。絵乃の素直さと賢さが良い。離婚・再婚歴も仕事に生かす、理想の上司みたいな桐や、退職した志賀の活躍も気持ち良い。
公事に関わる職業や色々なことが詳しく書かれおもしろい。
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あっさり読めそうだ、と思ってたんだけど、最後はなかなかハラハラする展開で、最後は良かった良かったと、涙が出た。
ヒロインの絵乃の最後の意趣返し?はとんだ悪女やで!と思った。もちろん嫌いではないし、元亭主の富次郎は島流しの上で悲惨に死んでほしいけど、最後の言葉、絶対戻って来るやつやん…((((;゚Д゚))))
おっかさんが悲惨すぎる。せめてこれからは絵乃と幸せに暮らしてほしい!
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偶然の出会いから公事宿で働くことになった女性と公事宿の面々、持ち込まれる問題のお話。
もっと続きがよみたいと思ったら、シリーズ化されているようで嬉しかった!さすが西條奈加の世界という感じでオススメ。短編連作。