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国鉄時代の貨物列車を知ろう 昭和40年代の貨物輸送 みんなのレビュー
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紙の本
国鉄時代の貨物輸送の仕組みの概要がわかる
2023/08/27 11:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は『東海道新幹線の不思議と謎』、『東北新幹線沿線の不思議と謎』など鉄道関連の著作もあるフォトライター、ジャーナリストである。本書は国鉄の貨物輸送量がピークにあった1960年代後半の国鉄貨物輸送
の仕組みの概要、国鉄末期にかけての貨物輸送の変化・衰退についての解説が大宗を占める。最終章には、1970年時点で活躍していた機関車(SL、DL、EL)、貨車、タンク車の簡潔明瞭な解説があり、国鉄時代の貨物輸送の状況を知ることができる。以下、内容の一部を紹介する。◆1931年にコンテナ輸送に用いる1トン積のイ号コンテナが登場。その後150kg積のロ号コンテナが、南樺太や北海道で生産されたバターの東京への輸送に用いられた。夏季にはコンテナ内部に綿布団を敷き詰め、ドライアイスによる冷蔵輸送が行われた。◆1968年当時の貨物運賃制度は複雑怪奇。貨車がどのルートを経由して目的地に到着するか不明のため、運賃計算キロは最短ルートで算定。運賃計算キロに貨物1トン当たりの賃率を掛けて貨物運賃を計算。貨物の品目別に1級から4級までの等級があり、賃率が異なる。642品目について、等級が定められていた。例えば活魚は1等級、鮮魚(上級)は2等級、鮮魚(下級)は4等級。1966年に制度改正があるまでは、1135品目の等級が定められていた。◆鉄道郵便輸送は、1872年に品川~横浜間で仮開業した時から行われていた。1892年から郵便物の仕分けを鉄道車両(郵便車)内で実施。郵便車の乗務は過酷であった。郵便物の飛散防止のため、窓の開放は厳禁。夏には灼熱地獄、係員の汗で湿度が上昇、郵便物の文字が滲む事態も発生。このため、1960年代後半から旅客列車に先駆けて郵便車への冷房装置の導入が進められた。
ただし、上記の貨物運賃制度での複雑な品目別等級の適用が適正に行われていたのか?、重量のある貨物の計量はどのように行われていたのか?このあたりについての解説があれば、尚価値ある一冊になったように思う。
紙の本
魅力的だよ、鉄道網
2023/11/02 11:02
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「集結輸送方式」「コンテナ輸送」「小口輸送」「物資別適合輸送」の4つを柱を中心に話は展開していく、2024年問題がまじかに迫る中、全国に鉄道網を持つJRの施設は魅力がある
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