紙の本
リベンジ
2023/05/19 10:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんどん人間離れしていく、怪物リカ。
リカがどんなに不死身であろうと、アクロバティックな動きをしようと、それがリカなのだから、全て有り。
なかなか姿を現さず、リカの情報だけで話が進んでいくが、それでもリカの存在感はすごい。ねっとりとした闇と、臭いが漂ってくるようだった。
リカの意外な「協力者」も登場し、次回作が楽しみだ。
が、本編よりも「あとがき」の方が生々しく、ショックだった。
紙の本
待ってました
2023/05/22 14:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
待望のリカシリーズ最新作!
発売日にジュンク堂書店に行き購入!新刊が本屋に並ぶのを見るのは本好きとしては堪りません!
最初は、本当にリカを読んでいるのか?という気持ちでしたが、やっぱりジワジワとリカが迫ってくる、、
終盤は、やっぱりリカだった。今回も傑作です。
次回作が待ち遠しい!
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※
『リカ』シリーズ第八弾
どんどんパワーアップするリカに怯え、
人生を翻弄される人たちの物語。
ーーーーー
リカに婚約者の奥山を殺された青木孝子は、
同僚の梅本尚美を助け、復讐と身を守るため
リカに拳銃を向け12発の銃弾を放った。
自身も酷い傷を負った上に、警察を懲戒免職に
なった孝子のその後の人生は激変する。
12発の弾を受けて生きているはずがないと
思う反面で、生き延びて自分を殺しにくる
んじゃないかとリカの影に怯えてすごす。
人の常識では想像のつかない究極の異常さ、
悪意と増悪、自己愛の塊のようなリカと
警察の最終決戦。
と思いきや、表紙絵が指し示す予想だにしない
人物の登場で、また次回への期待が持ち越され
ました。
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リカシリーズ第8弾。リターンの2年後の設定になるのかな?恋人を殺された孝子も、怪我を負わされたリカにとってもリベンジなのね〜。2人とも凄まじい執念やな。
今回はリカの目撃情報からのリカの容姿を想像してゾッとした。1番はリカの黒い瞳を想像してゾッ。考えただけで闇に吸い込まれそう…。
「あとがき」を読んで現実にもリカって存在するのかもって知ることが、一番の恐怖やわ。
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このシリーズ、やめられないとまらない。
読むときの自分ルール。
夜には読まないこと。
続編が待ち遠しい
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次作へ続く序章のような物語の為、リカが出てくる事は少ないが、最後の最後で凄まじいスピードで物語が展開していった。
相変わらず誰も救われなくて、不快な気分になるのに読みたくなる。
次作は希望があるかもしれないと感じる終わりでした。
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終盤に差し掛かって加速する展開に、ハラハラしながらあっという間に読み終わり、今作も面白かった。次回作が楽しみです。
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もしかしてリカは登場せずに終わるのでは?焦らされて焦らされて、最後リカ来たーー!!ってなんだこの興奮は。笑 最強最悪の人殺しなのに(^^;)そして、人気シリーズってこうなるよね。後継者現る。まだまだ描く気だな作者様。とてもありがたい。飽きない。今後の展開を予想するのも楽しい。
リカの種があなたの奥底にもあるでしょ?と思わされる描き方に、何とも言えない感情になる。
あぁ 読めてない本がたくさんあるのに
リカシリーズ時系列順に再読したいなー。
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2023/05/11リクエスト 2
雨宮リカを撃った元刑事の青木孝子。
テレビ局のディレクター佐藤、嫌な奴すぎる。
ADの令奈。
12発の銃弾を受けたものの生きている様子のリカ。
孝子は婚約者の奥山と親友の尚美の敵討ちのため、リカを警察に逮捕させたい訳ではなく、自分で殺したいと、そのためだけに心身を鍛えている。
でも孝子は、リカの考えることがわかり、リカは孝子をわかりすぎている。
その二人の対決。かなり恐ろしい。
リカには思いがけない援軍がいた。
次は小野萌香と、リカの娘、ADの令奈が動くのかな。
期待もあるけど、少し中弛み感が…
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このシリーズ、もはや超人の話。
途中で気持ち悪くなるくらいの文章力は健在。
でも、やめられない。
【リカ】沼にどっぷりはまっている。
まだ続きそうだけど、ラストをどうしようとしているのか。
落とし所が見えない。
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前作から約10ヶ月、クロニクル形式でのシリーズ第八弾です。
発行順に並べると「リカ」→「リターン」→「リバース」→「リハーサル」→「リメンバー」→「リフレイン」→「リセット」→「リベンジ」(本書)。
時系列に並べると「リバース」→「リセット」→「リフレイン」→「リハーサル」→「リカ」→「リターン」→「リベンジ」(本書)→「リメンバー」
。
リカ様復活!!
本書は「リターン」の2年後を描いた作品ですが、「リターン」を読み終えたのは約2年半前、なのでブクログに記した感想を読んでから手にしました。
余談ですが、どれ程自分が本シリーズを楽しみにしていたのかを本書を購入するレジ待ちの列で既に読み始めるという初の体験をし気づかされました。
「リターン」にてリカは12発もの銃弾を浴び...
事件の責任を負わされ懲戒免職となった孝子、興信所で働く彼女のもとにリカらしき目撃情報が届きます。
リカの復讐に怯えながら、その恐怖に打ち勝つ為にリカの足取りを追い始めた孝子...って感じで進んでいきますが、とにかく前半が静かなんだよなぁ...
なので手にしてからの一気読みとはなりませんでした。
リカが東京へ戻っていた事を突き止めた孝子、数々の容疑で指名手配されていた(警察発表では2年前に死亡していたことになっている)リカを追う警視庁の刑事。
時を同じくリカを追うテレビジャパンの佐藤の登場は新たなリカの被害者になることを想像していましたが、結果的にはリカの恐怖を思い出させる為の布石。
リカが愛した本間が妻子と住んでいたマンションへと舞台は移り、孝子と警察は40人もの警官を配置しリカを待ち伏せる。
突如燃え上がるパトカー。
警察はリカを待ち伏せようとしていたが、待ち伏せていたのは警察ではなく、リカ。
そうです、いよいよリカ様復活です。
再び対峙した孝子とリカ。
そこに現れた少女は...
本シリーズ、まだまだ終わらない。
内容
十二発の銃弾を雨宮リカに撃ち込んだ事件から約二年──懲戒免職になった元刑事の青木孝子は浮気調査専門の興信所に勤めていた。リカの復讐に怯える日々を過ごすなか、リカらしき女の目撃情報が届く。事件に決着をつけるため京都へ向かった孝子は、リカの異常な逃亡生活の足取りを摑むが……。憎悪に塗まみれた二人が再び対峙する、シリーズ第八弾。
著者について
一九六一年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。二〇〇一年「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー。同作はシリーズ化され累計76万部を超える代表作となる。警察小説、時代小説、青春小説、家族小説など幅広い作風で精力的に作品を発表し、その多くが映像化されている。著書に『奇跡を蒔くひと』『パパとムスメの7日間』ほか多数。
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リカクロニクルの第8巻。
本巻は2巻である『リターン』の2年後を描いたお話で、
「リカは生きていた!?」
のかどうかわからないですが、リターンでリカに銃弾を12発浴びせた青木が軸になってリカの生存確認を含めてリカを追うお話。
リカかUSJばりに関西に上陸していたかも?という内容です。
ここまでリカが殺害する人間は単純にリカの邪魔になる人物の排除であったり、リカの倫理観に基づいて(良かれと思って)殺害することもあったりするということもわかっているのですが、リカ自体は理性がぶっ飛んでいるだけで、大なり小なりリカは実は私の心の中にもあなたの心の中にも存在している、実は身近な存在だったりします。
今巻は、リカというよりは、もっと小賢しい人間が出て来て、正直、そういう小賢しい人間のほうが実はリカよりも気持ち悪いというか、より受け付けないような思いになりました。
最近話題のある教団や、話題になったイジメ事件も取り上げられていて、特に、集団で行われたイジメのほうが、無惨に何百人と人の命を奪ってきたリカと同等、いやそれ以上に嫌悪感を抱くこともあるよなと思いました。
それだけリカという怪物に私ものめり込んでいるのかもしれませんが、リカというのは怪物でもあり、実は可哀想な人間という反面、好き放題自由に生きるある意味羨ましいものなのかもしれないなと思います。
ただのめりこみすぎにはちゅういがひつようなのかもしれませんねりかこわいけどなんかわかるようなきがするとかいいだしたらちょっとやばいのかもです
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めちゃめちゃ面白かった!
死んだはずのリカが生きているかもという情報を元に追跡が始まるけど、いつまで経ってもリカは現れず...。もう残り数10ページぐらいしかないよ~ってところで登場。
にしてもリカはもう人間じゃなく化け物。
怖すぎ...
リカの味方の登場や、リカによって人生を狂わされた人のために復讐をしようとする新たな人物も登場してきて、続きが楽しみです!
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リカシリーズの第8弾。
おもしろい。
表紙に何で女の子が?って思ったら、そうきたか!
さすが五十嵐先生。
飽きさせません。
五十嵐先生はたびたびご自分のことを
『いい歳したおじいちゃん』と言われることがあるが
五十嵐先生は女性の主人公のお話しが多い。
しかも30代独身のバリバリ働く女性の考え方、心理、ファッション、食べ物、すべてにおいて完璧な人物像
を描く。
本書のあとがきに代えて、を読み五十嵐先生が苦しまれたことを知りショックだった。
フィクションと現実にある壁に亀裂が入り始めている、と。
今後の先生の作品に影響が出なければいいが。
ずっと楽しみにしているリカシリーズ。
ゆるがないで欲しい。
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シリーズ第8弾であり最新刊。最恐ストーカーであるリカの逮捕を諦めない元刑事の孝子。所々グロい描写もありましたが、気にならないくらい面白かったです。「人を呪わば穴二つ」ではないけれど、関わる人々が次第にリカに侵食されてゆく様が怖かったです。