就職氷河期世代の本か。
2023/10/29 21:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャリア論の本は数多くありますが、40歳という中年にさしかかった年齢以降のキャリアや生きづらさについて書かれたという意味で画期的な本だと思いました。
傷の舐め合い的な。
2023/07/02 11:42
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
章立てが良かったです。また内容的にも『あるある感』で共感できました。
私個人に於いてはベクトルの候補を用意しているのでそれなりだと思いますが、将来の方針を用意していない方は本書を通して検討した方が良いかもしれません。
会社組織というのは、良くも悪くも会社組織であり、会社組織以上の存在ではないです。組織内での上司・部署・体質、然りです。
読了して振り返ると、本書のタイトルは少しオーバー気味な気がしました。突っ込んだ解決策を述べている訳ではないので、期待値を込めると肩透かしになります。
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私の読解力が甘いせいだと思うが、いまいち著者の主張が入ってこなかった。しゃべり言葉だったこともあるだろうし、さまざまな話が盛り込まれすぎたのもあるだろう。おそらくは、折り合いをつけながら、やりたいことをやりなさいということなのだろう。
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氷河期の絶望、
スーパー昭和おじさんアンチロールモデル、
会社側は若手起用に躍起になっている、
「言った言わない」(聞いた聞いていない)の議論は常に不毛で、権力なきものに勝ち目は無い、
これらの事実に共感できたが、
著者が「〜ぼくらはどう生きるか」に対して何を言いたいのかがいまいち分からなかった。
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「40歳でなにものにもなれなかった」人に向けた中年以降のキャリア論。表紙に「この本は、まっとうなキャリア本ではない」と書かれている通り、キャリアを築くことに必死な人よりも、いわゆる役職に就くといった意味でのキャリアにとらわれるよりも、やりがいを感じて働きたい人向けにオススメの本。
個人的には共感する部分も多く、新たな気付きというより、あなたの路線でいいんだよ、と後押ししてもらえた気にもなり、苦笑しながら楽しく読めた。
以下、個人的共感ポイント(抜粋)
〇「年をとれば楽になる」は大間違い
・上司を追いつめる"ゆとりモンスター"
・部下が最大のリスク
〇今の上の世代はまったく参考にならない
・アンチロールモデルはいる
⇒やらないことを決める参考にはなる。
〇上にも下にも気を遣わないといけない
その他、米国の戦略情報局(CIAの前身)が敵への妨害工作の手法として作成していた、"サボタージュマニュアル"に記載されている内容が、日本の会社あるあるで笑えたが、一番感銘を受けたのは「最後に」のメッセージ。
"何者であるとか、何者じゃないとかどうでもいいのです。「私」の大切なものを知る、好きで好きでたまらないものをあきらめないことが重要です。たったひとりでも「あなたは私の大切な人」と心から思える人がいれば、あるいは、「あなたは私の大切な人」と言ってくれる人がいれば、「人生思い通りにはらなかったけど・・うん、結構おもしろい・・、そうね、私にとってはいい人生だったよ」と必ず思えます。"
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「40歳を超えて「何者」にもなれなかった」。
日本は肩書で物を語る男性が多い。
就職氷河期と言われる世代が、肩書を(ある意味)時代のせいで得れず、今後どう考えていくのか。
就職氷河期が、冷遇されてきた・希望を与えられて行動してきて、期待していたものが実現しない絶望も描かれる。日本の歴史の側面として間違いなくあった側面なのだろう。
今後は
「今更、『奇跡的な変化は訪れない』と自覚せよ」3章表題の通り。
その中でどう生きていくか。
①組織人をやめ、仕事人になれ
②上司に嫌われる勇気を持て
③自分の心に従う決断をせよ
④自分を諦めるな
⑤負けた人がいちばん強い、と心得よ
⑥ぼんやりと生きろ(自分の時間を確保)
⑦裏切られてもいいと開き直れ
※4章の小見出し
第5章「世界も『私』もまだ完全ではない」は未来がある言葉。
自分の中での「思考停止ワード」を発するのをやめて、自らが考えていく。=しんどいが自由を得ること。
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私たちは「自分世界を支えている大切なもの」に気づいてこそ、困難や苦悩を乗り越えられる。「大切なものがない」「大切なものが見極められない」状態では前に進むことができません。
不安の反対は安心ではなく、前に進むこと。前向きに対処できれば余分な不安は消えます。
境界内に、身近な人間関係(=家庭)、社会的活動(=仕事)、生存に関わる問題(=健康)という人が生きていく上での極めて重要な要因を含めない限り、生きる力は発揮されません。
「家庭」「仕事」「健康」という3つの幸せのボールをジャグリングのように回し続ける中にこそ、自分らしさはあり、回し方を考えるのは「私」の役目です。(P320)
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私は、あと数年で50歳。会社では役職がつき、ではない何者にもなれなかった者。この本を読み、思考のシフトチェンジをどうするか学びたかった。そして学べた。仕事は一所懸命に取り組むは基本。が、それに時間を使うのみでなく、それ以外の大事なことを探すことを一所懸命にする。していこう、と読みました。
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別の本取った際にたまたま発見。以前よくコラム読んでいたこともあり、久々に手に取った。
序盤は何かと辛くなりそうな話が並ぶが、著者も言うように「大変だったけど人生楽しかった」と思うための一冊という感じがした。
後半の7つのメッセージは、自分がこの先どのように生きていくかを考えていく上で、背中を押される感じがしてくる。頭の片隅においてやっていくことが、他者の評価に振り回されず生きていくという上でも大事かなと、思う。
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寝てるだけでも年を取る=動かなきゃ損。チャンスはあとからわかるもの。
何者かになった、と錯覚しても人は終わる。
肩書=何者、の錯覚がある。日本では圧倒的にパワーがある。
アイヒマンはヒットラーの命令に従ったのではなく、ヒットラーに気に入られるように行動しただけ。
学歴は、社会に出てから年数がたてば関係なくなる。
人は本能的に行動計画に従う=未来に対して計画を立てることは意味がある。
いじめ、の構造は、いじめる人、いじめられる人、はやし立てる人、無関心な傍観者、の4つの立場がある。
根拠なき楽観は命取りになる。フランクルの強制収容所体験では、クリスマスのあと大量の死者が出た。根拠なき楽観は、裏切られる。目の前の現実をあるがままに受け入れて、何かに期待するのではなく、きちんと悩むこと。突然、状況が変わるような出来事は起きないが、やまない雨はない。
一番不幸と感じる年齢は47.2歳。
管理職になって喜ばない人はいない。なりたくないと言っていた人でも喜ぶ。
おばさん社員のしぶとさに学ぶ。組織の論理を優先しない。
一貫性の法則=人は、一貫性のある態度を示したいという欲求。好きだから親切にするのではなく、親切にすると好きになる。
世間の基準や評判で会社を選ぶより、自分が主体的に選んだほうが幸せになる=自己決定が幸福感に影響を与えている。自分で決めたこと、には満足感と責任感が芽生える。
裁量権があること、は寿命にも影響する。
幸福とは選択の問題である。
動き回ることを辞めることは、選択の自由を放棄しただけ。
だれでも人格的成長はできる。自暴自棄になっても誰も助けてくれない。
自分の時間を持つ=自己投資をする。
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第4章の7箇条はとても良い。何者ってなんなのかだけど、東証プライム市場上場企業の役員なのか?ノーベル賞受賞者なのか?オリンピック金メダリストなのか?肩書きに拘ってる時点でダメ。要はやりたい事をやれ、家庭、仕事、健康のバランスをとれ。「人生思い通りにならなかったけど、結構面白かったと」思える様に思考停止にならず、動き続けろ!という事かと。最後は愛に溢れるエールでした!
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「主体的」「具体的」に動くスイッチを押す!すべての人に常備されてるけど、押せるのはあなただけ。それがいくつになっても人格的成長を遂げるコツとな。勇気づけられる、人生攻略本!
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世代的にも納得するところが多かったので楽しく聞かせてもらいました。
ただ残るものは無かった。今は自分がやれることをやるだけ。
スーパー昭和おじさんは確かにいるけど、自分があと数年後どうなるのかは不透明。
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自分は何者にもなれない1人だか
本まるまる全て
そんな貴方でいいの!とひたすらそれを理論武装していく事に使われて
自分はあまり救済されていなかった
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沁みすぎる…
就職氷河期世代ど真ん中ですが、氷河期なの?位上手く行った就職活動。但し第一希望は落ちた…
初職から大企業6社目ながら憂いまくり、涙
中流危機ナウ、汗