投稿元:
レビューを見る
普段は読まない恋愛小説。
人気作家さん7人の短編集で大人の恋愛小説。
もちろん初めての作家さんたちでした。
二周目の恋とは何ぞや?と思いながら読み進めて、色々な恋愛がありました。
「最悪より平凡」が1番好きでした。
たまには恋愛小説も良いですね。
投稿元:
レビューを見る
好きな作家さんばかりだったのでとても楽しく読むことができました。お気に入りは『深夜のスパチェラ』『カーマンライン』
最悪よりは平凡…島本理生の文体大好き。ただ前作の『憐憫』に続き大人っぽくて私にはまだ早かったです。
深夜のスパチェラ…苦手意識のあった綿矢りさだけどこれはとても面白かった。主人公の脳内!!って感じだったけど、色々考えすぎて深夜に嫌になっちゃうの共感しかありませんでした。なんだかんだ優しい兄に幸あれ。
フェイクファー…着ぐるみというあまり知らないジャンルの話で興味深かった。
カーマンライン…これはとても良かった。一穂ミチは禁断の恋を描くのが上手すぎる。
道具屋筋の旅立ち…他の作品とちょっと毛色が違って面白かったです。前半は主人公周辺の人たちが胸糞悪かったけど結末は好みでした。
無事に、行きなさい…これもちょっと大人っぽかったです。
海鳴り遠くに…よくも悪くもあんまり印象に残りませんでした。
投稿元:
レビューを見る
恋愛小説が読みたかったことと、作家人の豪華さに惹かれて購入。
毎回思うのだけど、アンソロジーってひとつのお題を決めてそれぞれの作家さんが小説をかく、というスタンスじゃないの?
今回はタイトルが『二周目の恋』で、そのお題を各作家さんがどう調理するか~みたいなのを期待していたわけだけど、自分としてはお題に沿ってかいたように思えなかった。ただ短編を適当に集めてアンソロジーってことにしました!くらいにしか感じなかったんだけど、実際どうなんだろう。
作品に関して。印象に残ったのは桜木紫乃さんで、アイヌの血が流れるデザイナーの彼女とその才能に嫉妬する彼、という恋愛小説の構造としては割りとシンプルでありながらも、桜木さんの筆力でものすごく大人の小説に仕上がっていたと思う。好きとか嫌いとか、気持ちがあるとか離れているとか、直接的な表現は控えめで、登場人物たちの感情の浮き沈みがひっそりとえがかれていたのが「大人やなあ」と思った。
あとはザ純文学作家の綿矢りささんが、バレンタインデー前夜の女子大学生をコメディタッチでえがいていたのも新鮮でよかった。
投稿元:
レビューを見る
二周目の恋ってテーマに一番ぴったりだなって思ったのは島本理生さんの最悪よりは平凡で、
一番好きなのは綿矢りささんの深夜のスパチュラだなー
*最悪よりは平凡
遊ぶ相手に選ばれやすい主人公のお話。
え?名前…と思っていたらきちんと意味があってなるほどなと思った。
親がなかなかの毒親でしんどいだろうなーと思ったけれど、お話の後半でスパッと言い返していてほっとした。
主人公、遊ぶ相手に選ばれすぎでは?と不安に思った。幸せになってくれー!
*深夜のスパチュラ
バレンタインに帆走する主人公のお話。
スピード感があって流れに乗るように読めた。
二周目ってなんだろ、と思ったけど彼氏が人生二周目ってことかな??あとでみなさんの感想見まくります
*フェイクファー
大学時代、手芸サークルもとい着ぐるみ愛好会に所属していた主人公のお話。
登場人物が着ぐるみも含めると多くて思い出すのが大変だった。
これはたぶん着ぐるみへの二周目の恋ってこと。
*カーマンライン
子供の時以来の双子のかたわれと再会するお話。
途中からの急展開にドキドキソワソワさせられた。
これはたぶん、一周目は半端な恋、体の関係で
二周目が心が繋がるような恋かなって思う。
*道具屋筋の旅立ち
えーこのお話なんてまとめたらいいかわからないな…。
興味を惹かれたのは主人公の過去。そこからノンストップで最後まで読んだ。
一周目は本音を言えなかった恋、
二週目は本音を言えた後の恋かな?
このお話もみなさんの感想をのちほど見まくります
*無事に、行きなさい
お店を移転する主人公のお話。
展開が早くてついていけなかったな…。
これはわかりやすく一周目の恋は1人目、
二周目の恋は2人目って感じですね
*海鳴り遠くに
旦那さんを亡くした主人公のお話。
窪美澄さんのお話は初めてだけど、読みやすくて良かったです
一周目は過去の人なのか、旦那さんなのか悩むところ。
二周目は絹香ちゃんですね
投稿元:
レビューを見る
「最悪よりは平凡/島本理生」
「深夜のスパチュラ/綿矢りさ」
「フェイクファー/波木銅」
「カーマンライン/一穂ミチ」
「道具屋筋の旅立ち/遠田潤子」
「無事に、行きなさい/桜木紫乃」
「海鳴り遠くに/窪美澄」
人気作家七名による恋愛アンソロジー。
それぞれにアプローチの仕方が異なり、個性豊かで楽しめた。
特に印象に残ったのは綿矢作品。
バレンタインデー直前に、チョコ作りに奮闘する主人公の姿が、いじらしくもあり滑稽でもある。
脳内ドタバタ状態で忙しい事この上ない。
不遜な態度の男性にイライラする遠田作品は結末が気になり一気読み。
投稿元:
レビューを見る
もしかしたら、アンソロジーを読むのは初めてかもしれない。一つのテーマをもとに様々な作品を色んな味で楽しめ、普段手に取らない作家に出会えるのはとても良いと思った。本作の中では、島本理生の「最悪より平凡」が言い回しや表現が特に良かったので、読み終えてすぐに同著の別の作品を3冊ほど購入した。こういう出会いがあるのがアンソロジーの醍醐味なのかも。
投稿元:
レビューを見る
二周目の恋ってなんでしょ。
人気作家さんお揃いのアンソロジー。
「最悪よりは平凡」島本理生
妖艶な名前を持つ女の子は平凡を目指す
「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
勝負のバレンタイン。彼氏は凄腕。
「フェイクファー」波木銅
着ぐるみ同好会。
「カーマンライン」一穂ミチ
アメリカと日本。離れて育った男女の双子の擬似恋愛。
「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子
かわいいを振り切った女子は、カッコよく生きるのだ。
「無事に、行きなさい。」桜木紫乃
アイヌ語で アパンノ パイエ 「さよなら」がない民族
「海鳴り遠くに」窪美澄
程良い年齢の百合。
二度目ではなくて二周目ってキーワードが難しいですよね。1周目は、自分の恋にも無理をしていた。みたいなニュアンスかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
窪美澄目当てで読了。
同性同志の恋愛、未知の世界だけど興味深く読む。
思いの外、一穂ミチの「カーマンライン」が良かった。
相性の合わない島本理生はまた相変わらずのビッチな感じ。
綿矢りさ、バレンタインのチョコの準備を巡る心の逡巡、
読んでいて疲れたけど面白かった。両想いで良かったね。
投稿元:
レビューを見る
7人の作家さんの短編集。
独特な物語が多くて、共感という感じは無かった。
『道具屋筋の旅立ち/遠田潤子』の話がなんだかちょっと気味悪くて面白かった。
投稿元:
レビューを見る
大人な恋だったり、
同性愛だったり、
どうしようもない恋だったり。
7人の先生の作品だったので
ゆっくりゆっくり読みました。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん
波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった
投稿元:
レビューを見る
職場の後輩に借りて。
ドラマも本も、恋愛ものはもういいなと思っているほうだけど、これは違った。
短編というのもいい。
終わったり、始まったり、予感したり、想像したり。
そういう余白のあるところがいい。
投稿元:
レビューを見る
初めてでもなくて、2度目でも最後でもなくて「2周目」。ひと通りの経験を積むとこういう大人になるのかな。
普段、恋愛小説は読まないけれど、人気作家が色々な角度から描く恋愛小説は面白かった。
特に「カーマンライン」が好きだなと思った。
投稿元:
レビューを見る
二周目とタイトルにつくように、どこか恋に対して諦めや達観などの感情を読みとれてもどかしい気分になることが多かった。二十代後半ぐらいになってからもう一回読んでみたい話。
投稿元:
レビューを見る
短編アンソロジー作品。大人な内容でした。恋にも色々なカタチや想いや愛情がある。作家さん達の個性や魅力が溢れていました。